年々重くなり続けるiPhoneシリーズ……
新たなiPhoneシリーズが登場するたびに、Pro/Pro Maxラインはちょっとずつ重量が増えています。特にPro Maxは、iPhone XS Max(2018年)から14 Pro Max(2022年)の4年間で、総重量の10%以上も増量しています。自分の体重が10%増えたらヤバくないですか?
(無印) | Pro | Pro Max | |
---|---|---|---|
iPhone XR/XSシリーズ (2018) | 194 g ※1 | 177 g ※2 | 208 g ※3 |
iPhone 11シリーズ (2019) | 194 g | 188 g | 226 g |
iPhone 12シリーズ (2020) | 162 g | 187 g | 226 g |
iPhone 13シリーズ (2021) | 173 g | 203 g | 238 g |
iPhone 14シリーズ (2022) | 172 g | 206 g | 240 g |
私は毎年、最大画面のPro Maxラインを購入しているので、その重さに慣れきってしまいましたが、たまにiPhone SEとか触ると「激軽っっっ!」ってイナズマ走りますからね。
MagSafe対応の軽量iPhoneケースを探す
そうは言っても大画面の誘惑には勝てないので、宗旨替えはしないんですが、iPhoneケースはできるだけ軽いものを選ぶようにしています。毎年新モデルを買うたびに選んでいるのがmemumiの超薄型・超軽量ケースです。13 Pro Maxのときに買ったケースは、7.9gしかないですからね(下記レビュー記事参照)。
しかし、この超薄型・超軽量ケースには2つの弱点があります。1つは保護性能が最低限しかないこと。落っことしてコンクリートの地面に叩きつけられると、iPhoneに凹み・傷が生じます(実際に生じた……)。もう1つはMagSafeに対応しないことです。
前者は落とさないよう気をつければいいんですが、後者のMagSafe対応は使い勝手に左右するので、使えないのがしんどくなってきました。一応、磁力は保持するんですが弱くなってしまうので、ちょっと手が当たっただけでも落ちてしまいます。
こうなるとMagSafe対応ケースで最軽量を探し始めなければなりません。私が探した限りでMagSafe対応の最軽量ケースはPITAKAのMagEZ Case 2シリーズでした。他社のMagSafe対応の軽量ケースを圧倒的に引き離す24.6gでした。iPhone 14シリーズ向けに発売されたMagEZ Case 3は、更なる軽量化に挑戦しています。
ただ……MagEZ Caseは徹底的に肉抜きしてあるので、保護性能という点では最低限のものです(レビュー記事参照)。最終的にiPhone 13 Pro MaxのケースはCASEFINITEのTHE IMPACT PROに落ち着きました。MagSafe対応、高い質感、保護性能、バランス良く作られたケースでした。……重量は41.5gあったけどね!
というわけで、改めてiPhone 14 シリーズ向けの新たなMagSafeケースを探すことにします。基準は下記のようなものです。
- MagSafeに対応している(絶対条件)
- iPhone全体を覆う保護性能
- 重量は30g前後を目指す
まず購入してみたのは……
memumi Magnetic Caseをレビュー
今年も複数のケースを購入することが予想されますが、まず購入してみたのは軽量ケースの定番memumiの保護ケースです。
今回レビューしているのはPro Max用ですが、iPhone 14/iPhone 14 Plus/iPhone 14 Pro/iPhone 14 Pro Maxと各機種用に用意されています。
カラーはブラック一色のみ。写真だと照明の関係で明るめに見えますが、実際にはもっと暗い色みです。
パッケージを開けると、ケースだけが入っている簡易仕様でした(例年通り)。Magnetic Caseの背面は半透明で指紋がつきにくく、フレームはTPU製でiPhone全体をぐるりと囲むように設計されています。MagSafeアダプターが見えていて、MagSafeに対応していることは一目瞭然です。
Lightninポートやスピーカー、マイク部分はくり抜かれています。四隅に切れ目はなく、保護性能が担保されています。
マナースイッチは段差が設けられていて、爪先で操作しやすくなっています。音量ボタンは溝で潜られて、触ってわかりやすいよう「+」「−」がエンボス加工されています。
スリープボタンも同様に触って分かりやすいようにケース側で加工されています。
画面側、そしてカメラレンズフレーム側は、周辺の縁が高くなって保護性能を高めています。
ケース左下には、ストラップホールもありました。重いiPhoneが不安な方はストラップを用意しましょう。
iPhone 14シリーズと同じタイミングで発表されたAirPods Pro 第2世代の充電ケースにもストラップホールが常備されたことで、ストラップ市場が再び盛り上がることが予測されます。iPhoneとAirPods Proでストラップを揃えるのも良さそうですね。
iPhone 13 Pro Maxで使用していたCASEFINITEのTHE IMPACT PRO(写真左)と比較してみます。memumi Magnetic Case(写真右)はiPhone 14 Pro Max用なので、カメラ周りが大きく開いています。
CASEFINITE THE IMPACT PROの重量は41.6gです。保護性能は抜群でしたが、まあまあ重いですね。
一方、memumi Magnetic Caseは34.6gと、ギリギリ30g台前半に収まりました。
↑その後、iPhone 14 Pro Maxを無事に入手できた(9/21)ので、ケースを装着していきます。
iPhone 14 Pro Maxを入手したので、装着!
iPhone 14 Pro Maxはディープパープルを入手したので、memumi Magnetic Caseを装着してみました。
いい感じの収まり具合です。
画面側は、ケースのフレームカラーが見えていますが、ブラックなので目立ちません。
カメラ周りのフレームは、しっかり高さが確保されています。
iPhone 14 Pro Maxとケースを合わせた重さは284.7gでした。
memumi Magnetic Caseのまとめ
memumi製のケースは超軽量・超薄型で実績があり、MagSafe対応ケースでもその期待を裏切らず、他社製品よりも軽量に仕上がっていました。MagSafe対応ケースとして価格的にもリーズナブルなので、最初のケースとしてとりあえず買っておくのにもいいのではないでしょうか!
- MagSafe対応ケースとしては軽量
- iPhone全体を覆うケースで保護性能は抜群
- ストラップホールあり
- カラーはブラックのみ