iPhoneを三脚に取り付けるには……?
カメラ性能が上がりすぎて、コンパクトデジカメ市場を衰退させてしまったiPhone。他社スマートフォンも巻き込んで、単眼から複眼になり、AIが導入され、暗所撮影も得意になり、スマートフォンのカメラ性能はまだまだ進化しそうです。
もはやカメラ=スマートフォンといっても過言ではない現代ですが、そんなスマートなカメラにも、まだ搭載されていない機能が有ります。それは三脚に取り付けられないこと……。iPhoneをはじめ、スマートフォンを三脚に取り付けるには、万力のように挟み込むのが一般的。
最近購入したマルチスタンドも同様の形式でした。
しかし、そんな現状に風穴を開けようしているのがiPhoneです。そう、あの機構を使えば……
iPhoneをMagSafeでマウントする、JOBYのスマートフォン用アダプター
今回購入したのが、JOBYのスマートフォン用アダプター「JB01752-BWW」です。
さっそくレビューしていきましょう。こちらがパッケージ。正式には「GripTight Mount for MagSafe」というそうです。
内容物は、グリップタイトマウントとマニュアルのみです。
グリップタイトマウントの三脚穴は3方向に付いています。ゴリラポッドのアームを付けることが想定されていますが、横向きに三脚を取り付けることもできます。後でやってみますね。
グリップタイトマウントは、よくあるスマートフォン用のマウントと同じで、両方向から挟み込むようになっています。
こうやって、スマートフォンを挟み込みます。強い力で締めるので、落下するようなことはまずあり得ません。
では、MagSafeを使う場合にはどうすればいいのか?このクランプを回転させてしまうのです。
すると、このマウント部分がフラットになります。中央の円盤がMagSafeの受けになるので、ここにiPhoneを吸着させるだけ。
クランプが回転する機構は珍しくなく、以前に購入したマンフロットのマウントでも、同様のことができました。
このままiPhoneを近づけると、MagSafeの磁力でピタッと吸着します。素晴らしい!!!
……が、ちょっと様子がおかしい。よーく見てみると、グリップタイトマウントの一部がケースの縁に干渉しています。
このグリップタイトマウントが開発されていた時期はiPhone 12シリーズだったので、レンズが飛び出たiPhone 13では、ちょっと干渉してしまうようです。
じゃあ、使えないのか?というとそんなこともなく。MagSafeで吸着はできているので、このまま使い続けてもよし、ちゃんと使いたいなら、このマウントを90度回転させます。
この状態なら、ケースに干渉することもなく使えます。
干渉する出っ張りはないので、ピッタリくっついています。
マウントは360度回転するので、iPhoneを吸着させた状態で角度を変えることもできます。
それでは、ここでミニ三脚にグリップタイトマウントを取り付けましょう。
使うのは、おなじみマンフロットのミニ三脚「PIXI Smart」です。このミニ三脚、汎用性高すぎなので、まだ持っていないのであれば、一つどうぞ。私は2つ買いました。
グリップタイトマウントを取り付けた状態で直立させました。どことなく太陽の塔みがありますね。
MagSafeでマウントさせるので、取り付けは一瞬です。取り外しも一瞬です。あの強力なクランプの挟み込みとはおさらばです。
先ほども書いた通り、グリップタイトマウントには3方向に三脚穴があるので、横向きに設置することもできます。
iPhoneはこのように設置されます。低くしたい場合にはこの設置方法がいいですね。
ただ、今回の撮影で使ったのが大型のiPhone 13 Pro Maxということもあり、重量バランスが微妙ではありました。お使いの際には、倒れない位置調整を行なってください。
まとめ
MagSafe便利すぎますね。iPhoneで三脚を使う機会があるなら、ぜひこのJOBYのグリップタイトマウントをオススメします。