世界初!骨伝導で聴こえる完全ワイヤレスイヤホンが登場!「完全ワイヤレスイヤホンは耳で聴くもの」と言う概念を打ち破った、革新的な製品がクラウドファンディングサイト GREEN FUNDINGに登場しました。
そして、earsopen PEACE TW-1は無事に目標金額を達成し、製品化を達成。2020年7月30日より一般販売となりました。一般販売分は、充電用のUSBポートがUSB Type-Cに変更されています。
この他の骨伝導イヤホンのレビューはこちらから。
BoCo earsopen PEACE TW-1をレビュー
earsopen PEACE TW-1のパッケージは独特な形状をしています。サイロのような見た目と言えばいいのでしょうか。
一見すると、どこから開ければいいのか分からないような形状ですが……。
フタを取ることで、中から骨伝導の完全ワイヤレスイヤホン earsopen PEACE TW-1がお目見えします。
内容物としては、earsopen PEACE TW-1本体と、充電用USBケーブル、取扱説明書となっています。
こちらが、earsopen PEACE TW-1の充電ケースです。
側面にはEO(earsopen)のロゴマークが印刷されています。
earsopen PEACE TW-1の充電ケースは、MicroUSBで充電するようになっています。完全ワイヤレスイヤホンにUSB-Cが採用されることが増えましたが、この時期の製品としては、ちょっと残念です。※一般販売分からはUSB Type-Cに変更されます。
それでは、充電ケースを開けてみましょう。完全ワイヤレスイヤホンとしては、特異な形状をしていることが分かります。どうやって耳に付ければいいか、初見で分かります?
充電時はこんな感じで光ります。LEDが3つ並ぶと、人の顔みたいに見えます。シミュラクラ現象ですね。
点や線などが逆三角形に配置されたものを見ると、脳は顔と判断してしまう。
シミュラクラ現象 – Wikipedia
イヤホンが入った状態での充電ケースの重さは59.5g。持ってみると、けっこう軽く感じました。
充電ケースから取り出してみましょう。こちらがearsopen PEACE TW-1 完全ワイヤレスイヤホンです。
earsopen PEACE TW-1のユニットを見ていきましょう。およそイヤホンらしからぬ見た目をしています。この丸いユニットが骨伝導ユニットです。
後ろに見えるドラム缶のようなユニットは、バッテリーのようです。LR表示は大きめで、分かりやすいです。
LR表示の反対側には、操作系のボタンがあります。半円で一つのボタンになっているため、earsopen PEACE TW-1には左右で4つのボタンが存在します。
ドラム缶ユニットが重そうな印象を与えますが、左右のユニットを合わせた重さは19.6g。片側のユニットは(ギリギリ)10gを切っていることになります。軽いですね。
さて、それではearsopen PEACE TW-1を装着してみましょう。
earsopen PEACE TW-1を実際に装着してみる
earsopen PEACE TW-1は耳を挟みこむように装着します。アクセサリーのイヤーカフのように見えます。使い始めは、付け外しの際にコツがいりますが、すぐに慣れるでしょう。
イヤーカフのようなイヤホンといえば、ambieがありました。過去のレビュー記事はこちらから。
耳の形状や装着感により、位置の調整が可能です。私は、写真のように下に落とすように装着した方が、疲れることなく使うことができました。
こうして写真で見返すと重そうな印象を与えてしまいますが、意外とバランスがよく、耳が引っ張られるような感覚はありません。
earsopen PEACE TW-1、実際の音質はどう?
iPhone 11 Pro Maxとペアリングして、Apple Musicの音源を聴いてみました。
earsopen PEACE TW-1は骨伝導。耳の外で聞こえるので、オープン型のイヤホンよりもさらにオープンです。このため、低音の迫力がなく、高音もちょっと逃げがち。音質はそこそこ良い、といった印象です。また、骨伝導とはいえ、原理として振動で音を出すので、ボリュームを上げると音漏れしています(空気中を振動が伝わるので当然です)。
控えめに言っても高音質ではありませんが、そもそもearsopen PEACE TW-1を使うメリットは「(耳をふさがないので)周りの音が聞こえる」「(骨伝導なので)聴覚を守る」という点にあります。このため、集中して音楽を聴くというよりも、“ながら聴き”をするのに適していると言えます。
オフィスの中や、家の中、作業をしながらとか、本を読みながら聴くのに向いていました。なんといっても完全ワイヤレスイヤホンなので、ケーブルレスで楽なのが最高です。耳をふさがずに聴けるので、聴き疲れしないのもよかったです。
まとめ
2020年4月時点で、唯一無二の「骨伝導」完全ワイヤレスイヤホンであるearsopen PEACE TW-1。骨伝導という点以外は、他の完全ワイヤレスイヤホンと変わらない使い勝手です。ながら聴きに適した完全ワイヤレスイヤホンとして、重宝しそうです。
惜しいのは、充電用のポートがMicroUSBである点でしたが、一般販売分からはUSB Type-Cになるとの事だったので、いいなあ……と思う次第です。