もう一度戻りたい、21:9の体験へ
以前にレビューした21:9の画角を持つAndroidスマホ、Xperia 10 Plus。日本未発売のモデルですが、日本市場向けにカスタマイズされ「Xperia 8」として登場しました。(Plusサイズのものは出ませんでしたが)
一度はXperia 10 Plusを手放したものの、やはりあの21:9の体験は特別なものだったな、と買い直してみることにしました。
auのXperia 8(SOV42)を機種変更で購入しました
au Online Shopでは、2019年10月発売のXperia 8(SOV42)がなぜか大幅な割引をされていて、さらにau PAY支払いなどを組み合わせた結果、機種変更なのにお得に買えてしまいました。
パッケージはauのロゴが入った簡易なもの。
Xperia 8本体以外には説明書だけ。USBケーブルすらありませんでした。オマケでオープンイヤー型ステレオヘッドセット(試供品)が付属していました。
auだけの購入特典ということで、オープンイヤー型ステレオヘッドセットが付属していました。周囲の音を聴きながら、音楽を聴ける有線イヤホンです。
試供品扱いなんですが、オープンイヤーステレオヘッドセット STH40Dとして販売されている製品ですね。普通に買うと6,000円くらいする製品なのでお得感あります。Xperiaに付属していた本製品が、メルカリでは3,000円弱で売られているようです……。
Xperia 8 SOV42をレビュー
今回購入したXperia 8は、オレンジ。鮮やかな発色をしています。
初めて買ったauのケータイがA1301S(当時はソニーエリクソン)のオレンジだったので、au × SONYでオレンジカラーの端末を見ると「復活」という2文字が浮かびます。
auケータイ図鑑:A1301S(2003年)あなたの「おもいで」と共に「ケータイ」の歴史を振り返りませんか?
auケータイ図鑑|おもいでタイムライン
それでは、細かく見ていきましょう。まず、カメラはLEDフラッシュ付きのデュアルカメラ。エントリーモデルとはいえ、トレンドは押さえています。ただ、カメラは出っ張りなので、ケースで保護したいところ。
カメラの下にはFelicaマークがあります。Suicaをはじめとした非接触決済に対応します。これはXperia10とは違う、日本向けの仕様ですね。
上面には、イヤホンジャックがあります。最近のスマホでは、イヤホンジャックは廃止される流れですが、エントリーモデルであるXperia 8には残されたようです。
右側面には、電源ボタンを兼用した指紋認証センサーがあります。
セットアップでは、指紋によるロック解除の案内があるので、しっかり登録しておきましょう。
マスクをすることが多い冬場は顔認証が使えないことが多く、指紋認証はまだまだ便利です。ただ、最近ではOPPO Reno Aのように顔認証と指紋認証を両方搭載しているケースもあります。両方あると便利なんですよねー。
下面には、スピーカー・マイク・USB-Cポートがあります。USB-CポートはUSB PDによる高速充電に対応しているので、Anker等が積極的に展開しているUSB PDのACアダプターを使ってみるのがオススメです。
左側面にはMicroSDカードとSIMカードのスロットがあります。
Xperia 8はシングルSIM対応、デュアルSIMは非対応です
カードスロットは、MicroSDカードとSIMカードのトレーが分かれています。引き出した状態ではMicroSDの抜き差しができるようになっていて、SIMカードは抜けないようになっています。海外版のXperia 10 Plusでは、この関係性が逆でした。
SIMカードは、爪先で引き出すことで交換できるようになります。
デュアルSIMを期待する方もいらっしゃるかと思いますが、海外スマホでよくあるMicroSDカードの排他利用ではなく、Xperia 8のMicroSDカードは専用トレー。デュアルSIMはそもそも考慮されておらず、シングルSIMでの運用になります。
Xperia 8の液晶保護シートは手に入りづらいかも?
iPhoneを使っていると、液晶保護シートなんて高品質で格安な製品が星の数ほど売っていると勘違いしてしまうのだけど、特にXperia 8のようなメインストリームではない端末は驚くほど選択肢が少なくなります。
ラスタバナナ Xperia 8 SOV42 フィルムをレビュー
今回選んだのは、量販店の店頭でも売られているラスタバナナ製の高光沢のガラスフィルムです。
キラッキラのパッケージです。
表面硬度9Hや、指紋が残りにくい(防指紋)、ラウンドエッジ加工など、ガラスフィルムのトレンドが並びます。
クリーニングシートやホコリ取りシールが付属しています。
写真だとわかりづらいですが、ケースに干渉しないよう、少しマージンが取られています。
さて、次はケースですが……
Xperia 8の保護ケースはもっと手に入りにくいかも?
Xperia 8のケースを調べてみると、ハイエンドのXperia 1やXperia 5のケースはあるのに、同メーカーのXperia 8のバリエーションが存在しなかったりします。ユーザーにとってはちょっと厳しい状況かも。
ラスタバナナ Xperia 8(SOV42)用 トライタンメタルフレーム ハードケースをレビュー
せっかくオレンジカラーのXperia 8を購入したので、オレンジを活かせるケースを選んでみました。
トライタンて何?と思って調べてみたら、最先端のコポリエステル樹脂である「トライタン樹脂」のことでした。ガラスのような透明度、高い耐衝撃性などの特徴を備えるようです。
中身が見えるパッケージです。Tritan(トライタン)を「割れない新素材」としてアピールしています。
実物を見ると、トライタンの特徴である“ガラスのような高い透明度”がよく分かります。
カメラ周りも保護されるようになっています。上の出っ張りはLEDフラッシュのためのスペースです。
実際にケースを付けてみました。オモテ面から見ると、ケース自体の主張は控えめです。
背面を見ると、Xperia 8のオレンジカラーをトライタン樹脂でキレイに透過しつつ、オレンジのメタルフレームで周囲を保護しています。
Xperia 8をテーブルに置いてもカメラが接地しないよう、ケースの方が少し高くなっています。
指紋認証を兼ねた電源ボタン周りは余裕を持ってスペースが開けてあります。
イヤホン周りも余裕があるので、太いイヤホンコネクタでも問題なさそうです。
USB-Cポートやスピーカー周りはざっくり広めに開いています。
Xperia 8のカラーを活かしつつ、保護すべきところを保護できる、選択肢の少ないXperia 8ケースの中では、いいケースですね。
使い勝手はどう?
使ってみたところは、画面の大きさ以外はXperia 10 Plusと変わらない印象です。Xperia 10 Plusのレビュー記事を載せていますので、こちらをご参考までに。
まとめ
そつのない機能で21:9の縦長画面、Felicaに防水防塵も付いているのに、リーズナブルな価格にまとまっています。
Qiワイヤレス充電がなかったり、顔認証がなかったりと、欲しいものをあげれば色々出てきますが、この価格で使えるAndroidスマートフォンとしてはかなりコストパフォーマンスが高いと言えるのではないでしょうか。