Kickstarter発のワイヤレステンキー
クラウドファンディングサイト Kickstarterに、またしても面白いプロダクトが登場しました。それは、メカニカルキーを搭載した「ワイヤレス・テンキー」です。
Digit Number Pad, Wireless, Retro, Mechanical, All In One by lofree — Kickstarter
Lofreeからレトロデザインのワイヤレステンキー登場
Lofreeからは以前に同様のコンセプトで電卓(Digit Calculator)がリリースされていましたが、今回はそれがワイヤレステンキーとしてリデザインされた製品になります。
(……というか、もともとワイヤレステンキーとして発表されていたような気が……)
Lofree Digit Number Padをレビュー
Digit Calculatorは中身がわかるブリスターパッケージでしたが、今回はボックスタイプになっています。
内箱には線画のDigit Number Padが描かれています。
内容物は、Digit Number Pad本体に、おまけの「+」キー、USBケーブル、マニュアルとなっています。
円形キーを採用した見た目はDigit Calculatorと変わらないものの、表面加工はマット感のあるものに変わっており、ポップ感のあったDigit Calculatorよりも落ち着いた風合いになっています。
それでは、Digit Number Padを細かく見ていきましょう。
Digit Number Padも青軸のキースイッチを搭載
Lofreeのキーボードといえば、青軸のメカニカルキースイッチです。Digit Number Padでもこれまで同様のスイッチが採用されています。
キーの高さもあり、青軸ということもあって、小気味いい打鍵感を実現しています。
さっそく、おまけで付いてきた「+」キーに差し替えていきます。
Digit Number Padのデザインをチェック
Digit Calculatorはポップ&キュートなカラー展開をしていましたが、Digit Number Padは落ち着いたカラーリングを採用しています。
いわゆるタイプライター風のデザイン。思わず押したくなる衝動にかられません?
Digit Calculator同様に、液晶表示面がカーブして上向いています。
底面の四隅に滑り止めのゴムパッドがあるので、接地しても滑りにくくなっています。
重量は182.8g。Digit Calculatorは乾電池でしたが、Digit Number Padからはバッテリー内蔵式に変更になっています。
液晶は、Digit Calculatorと比べてちょっとだけ縦に狭くなっています。
次はBluetoothでMacに接続してみましょう。
Bluetoothは3台までのデバイスとペアリング可
Digit Number Padの上面には、BluetoothとON/OFFの切り替えスイッチ、充電用のMicroUSBポートがあります。
ペアリングの際には「0」キーを使います。側面から見ると「fn」キーの印字があります。
Digit Number Padは3台までのデバイスとペアリングできるようになっています。それぞれ「1」「2」「3」キーに割り当てられています。(分かりやすく見えるようキートップを外しています)
Bluetoothペアリング時には、液晶面にBluetoothロゴが光るようになっています。
Bluetoothペアリング時には、MacやPCのワイヤレステンキーとして動作しますが、「Calc」キーを押すことで、Bluetooth接続を維持したまま電卓として使うこともできます。
計算機のアプリケーションを立ち上げるまでもない時には、この機能が重宝します!
欲を言えば、キヤノンのX Markのように、電卓での計算結果をMacに送る機能があればよかったんですけど。
テンキーなのにバックライトも搭載!
さらに、Digit Number Padはバックライトも搭載しており、暗所でも見やすくなっています。
横から見ると、LEDの光が漏れているのがよく分かりますね。
シンプルな電卓だったDigit Calculatorには無い機能です。
MacBook Airとの相性抜群!(テンキーなので)
もちろん、MacBookとのペアリングも問題なく行えます。ノートだとテンキーがないので、外付けのテンキーがあると快適です。Excelやスプレッドシートだけでなく、PhotoshopやLightroomでもパラメータを調整することがあり、重宝しています。
なお、Digit Number Padに限らずワイヤレステンキーを接続した際には、Macのキーボード設定アシスタントが自動で立ち上がり、キーボードが識別できないと表示されます。これが起動しても、特に問題なく打てますので、閉じてしまいましょう。
前述したように、Macとペアリングしたままでも電卓に切り替えることができ、ちょっとした計算も楽にこなせます。
iPhoneやスマホの電卓もありますが、手元でキー1つで切り替えできるテンキーには利便性で叶いません。
iPad ProやTaptekキーボードとの相性もいい
Macとペアリングしてみましたが、Bluetooth接続なので、iPadともペアリングできます。こちらもクラウドファンディングで入手した「Taptekキーボード」と併用することもできます。
この秋からはiPadでもマウスが使えるということなので、iPadでのデスクトップ環境が着々と整いつつあります。
まとめ
最初はMacBook Airで使っていたんですが、iPad Proで使う方が快適になってきたので、もっぱらiPad Pro + Taptek + Digit Number Padという組み合わせで使うようになっています。
マルチペアリングなので、MacBook Airとも楽々切り替えできますけども。
クラウドファンディングで一足先に手に入れましたが、Lofree製品はそのうちAmazonでも買えるようになるはずですので、ちょくちょくチェックしてみてください。Digit Calculator(=電卓)と形がよく似ていますので、お間違えなきよう……