モバイルバッテリーの新たな進化……?
ある日、cheeroからなんだか変わったガジェットが発売されたと聞き(値段も手頃だったので)即買いしてみました。
Lightningケーブル+小容量バッテリー?
オレンジのバックカラーが印象的なブリスターパックに収められた、真ん中が太いLightningケーブル。その名もツチノコード。幻の生物ツチノコとコードを組み合わせた造語です(果たしてツチノコは若者に通じるのでしょうか……)。
一風変わったガジェットですが、しっかりMFi(Made for iPhone)は通っています。
ツチノコードのほかは取扱説明書が付属しています。このケーブル、真ん中にある太いカタマリが450mAhの小容量バッテリーとなっています。
ただのケーブルとしてはかなり大きい
通常のLightningケーブル(写真左)と比べると、バッテリー部分だけが異様に大きく見えます。
ツチノコードの重さは38.3g。ケーブルとしては重いのですが、バッテリーとしてはかなり軽いです。
バッテリー部分には給電を開始するためのボタンが付いています。その近くにあるLEDで残量を知ることが可能となっています。
ケーブルだけで充電できる
iPhone 7 Plusに接続してみました。接続先を探しているように見えるが、この状態でiPhoneに充電が始まっています。
450mAhという、超小容量のバッテリーですが、よく考えると自分が日常的にモバイルバッテリーに求めるものは「帰宅まで心もとないから少しだけ増やしたい」という使い方。むやみに大容量で重いバッテリーを持ち歩くのは適していません。
そういう意味では、Lightningケーブルとして使うこともでき、バッテリーにもなるツチノコードは最適解とも言えます。
Macともデータ連携できる
もちろん、Lightning – USBケーブルとしても機能するため、MacBookに繋ぐとデータのシンクと充電も同時に行われます。これは普通のLightningケーブルと同じ。
何気なく繋げているけど、ツチノコードのUSBコネクタはType-Aなので、USB Type-C変換コネクタを使っています。
cheeroさん、ぜひUSB-Cのツチノコードもお願いします!
時代は小容量のバッテリーを求めている……かも?
カバンの中に入れるモバイルバッテリーは、小さいほうがいいに決まっています。わが家には、そんなニーズを満たしてくれる、ケーブル内蔵のコンパクトバッテリーがいくつかあります。
auで購入したモバイルバッテリー(写真上)。スティックタイプのモバイルバッテリーですが、この中にLightningケーブルを内蔵しており、三洋製(当時)らしく日が経ってもバッテリーが目減りしにくくなっています。
最近カバンに入れっぱなしになっているのが、超コンパクトなモバイルバッテリー・MOCREO。内蔵されているケーブルはMicroUSBですが、Apple純正のLightning変換コネクタを本体に内蔵することができます。ただ、バッテリーの持ちが悪く、使いたいときには放電しきっているという欠点も……。
最近購入したばかりのADVANCED POWER POUCH(写真左)。iPhoneでは使えないのですが、Bluetoothワイヤレスイヤホンを充電するのに使っています。(MicroUSBケーブルが内蔵されています)
まとめ
2万mAhを超えるようなモバイルバッテリーも持っていますが、どちらかといえば非常時とか災害用とか長期旅行用とかを想定していますし、常時使うようなものでもありません。
一方で今回紹介したような、小容量のモバイルバッテリーは、使用できるデバイスが限られる分、小さくコンパクトでケーブルを持ち歩く必要がありません。カバンの中に入れて、バッテリー残量が心もとない時に気軽に使うことができます。
モバイルバッテリーが一般的になってきた2017年以降は、使われるデバイスに特化した小容量のバッテリーが増えてくるのかもしれません。
Kickstarterに似たコンセプトの製品が登場!?
【2019年5月追記】クラウドファンディングサイトKickstarterに、ツチノコードと似たコンセプトの製品が登場しました。容量は1,800mAhということで、ツチノコードの4倍ありますが、バッテリーユニットも4つあるので、似たようなものかもしれません。
Portal Cord: World’s First Powerbank WITHIN a Cord by Aidan Daoussis — Kickstarter