完全ワイヤレスイヤホンから始まった?バッテリー内蔵ケースという考え方
AirPodsのような完全ワイヤレスイヤホンは、その小ささゆえにケースにバッテリーを内蔵することが標準になっている。日常的に使ってみると実感するけど、仕舞っている間に充電してくれるため、あたかもイヤホンそのものの電池持ちがいいように感じる。
ワイヤレスイヤホンにもバッテリー内蔵ケースを!
ケースにしまっている間に充電するという考え方なら、何も完全ワイヤレスに限った話ではなく、普通のワイヤレスイヤホンにもバッテリー内蔵ケースがあってもいいはず。
そんな思いに応えるかのように、ADVANCEDからバッテリー内蔵ケースが登場しました。
ちなみに、バッテリー内蔵ケースが標準で付属するワイヤレスイヤホンでAMPSoundという製品をレビューしました。
開封と、外観レビュー
コンパクトなボックスで届いた。外側に表示がある通り、800mAhの容量しかない。でも、そもそもBluetoothイヤホン自体の電源容量が少ないので、これでも8回充電が可能(ADVANCED MODEL 3の場合)。8回も充電できるのなら2週間くらいは余裕でいけそう。
内容物はユーザーガイドと、ケースを充電するためのMicroUSBケーブル、POWER POUCH本体です。
ケースの表面は布製なのだけど、ケースの底にはバッテリーが内蔵してあるため、全体的にはやや硬めの外装になっています。
MODEL 3のケースと比較
それでは、同社製のBluetoothワイヤレスイヤホンADVANCED MODEL 3の付属ケースと比較してみましょう。高さはMODEL 3付属ケースの方が明らかに高く、これが意外とカバンの中で存在感を出すのです……。
MODEL 3のレビューはこちらから。
MODEL 3付属ケースの重量は、イヤホン無しで36.9g。
一方、800mAhのバッテリーを内蔵したPOWER POUCHは57.7g。だいたい1.5倍です。
内蔵バッテリーをチェック
ケース底部のバッテリー部分を見ていきましょう。バッテリーのアイコンが印刷されています。
MicroUSBポートが見えます。カバーなどはないので、水分には気をつけましょう。
ジッパーをあけて、ケースの内側を開いてみました。給電用のMicroUSBケーブルが入っています。
MicroUSBケーブルはケースからちょこんと飛び出る程度の長さです。
MODEL 3を収納する
鮮やかなグリーンが印象的なMODEL 3を収納してみます。
MicroUSBで接続・給電したまま、ケースにすっぽり収まります。
iPhoneは充電できる?
バッテリー内蔵というからには、iPhoneも充電できるのでは?とApple純正のMicroUSB-Lightning変換アダプタを介して接続してみました……が、結果はNG。iPhone 7 PlusはPOWER POUCHを認識しませんでした。
それもそのはずで、実は電力が足りないのです。iPhoneは5V / 1Aを必要とするのですが、このケースの出力は5V / 500mA(0.5A)。
ワイヤレスイヤホン程度であれば問題ないのですが、スマホを充電するにはちょっと欲張りでした。
まとめ
iPhoneの充電は余計でしたが、ADVANCED MODEL 3だけでなく、汎用的にワイヤレスイヤホンの充電に使えるバッテリー内蔵ケースでした。これからもこういったコンセプトの製品は増えてきそうです。MODEL 3をお使いの方はぜひ購入してみてください!