【この記事の概要】ロジクールの新機軸デバイス「Mobi Fold」は、中央で二つ折りにできるモバイルマウスです。折りたたむと自動的に電源がオフになり、展開するとすぐに使用できます。さらに、携帯時はズボンのポケットに収まるほどコンパクトで、展開するとMX Anywhere 3Sを超える全長になり、操作性も抜群です。
Bluetooth接続とLogi Bolt対応で最大3台までペアリング可能。タッチスクロールやスマートズーム機能を備え、コンパニオンアプリ「Options+」での設定にも対応しています。価格は一般的なマウスより高めですが、同等の機能と携帯性を両立する競合製品は現状ほぼ存在しません。
外出先で使えるモバイルマウス、何が最適解なのか?
今回紹介するのはロジクールから発売されるMobi Foldというモバイルマウスです。ロジクールのモバイルマウスというと、Pebble M350あたりが有名ですね。私も一時期使っていましたが、平べったい形状で収まりがよく、持ち運びには便利なんですよね。
持ち運びやすい反面、平べったすぎてちょっと持ちづらいデメリットもあるんですよね。AppleのMagic Mouseのように両側面を掴んで使うので、ふだん大きめの山なりのマウスを使う私としては、長時間使うのは、手が疲れやすかった。
なので、私はガジェットポーチの中にはMX Anywhere 3Sを入れて持ち運んでいます。やや場所をとりますが、それでも外出先での作業効率は上がります。ガジェットポーチの中身公開もやっていますので、よかったらこちらの記事も読んでみてください。

さて、持ち運びと操作性の両方を兼ね備えるモバイルマウスの最適解はなかなか見つからないわけですが、そんな中、ロジクールさんから新たな提案として、新形状のモバイルマウス「Mobi Fold」が登場しました。2026年7月2日(木)発売です。

ロジクールマウスの新形態・折りたたみ型「Mobi Fold」をレビュー
今回紹介するのはロジクールの新製品「Mobi Fold」です。こちらはロジクールさんから先行で製品提供いただいています。2週間ほど使わせてもらったので、その感想も含めてレビューしていきます。

カラーバリエーションは3種類、グラファイト、オフホワイト、ラベンダーです。今回はグラファイトをレビューしますが、オフホワイトもラベンダーもいい色です。
余談ですが、本製品が発表された際に、ある製品を思い出した方が多いかと思います。そうです、MicrosoftのArc Mouseです。今はSurface用のマウスとして販売されていますね。これをレビューしたのは約10年前、今はもう手放してしまいましたが、持ち運びやすくて扱いやすいマウスでした。

これからMobi Foldの実機をいろいろ見ていきますが、Microsoft Arc Mouseのことを頭の片隅に置きながらレビューしているんだなとお考えください。
Mobi Foldの開封レビュー
パッケージを開封すると、山なりになったMobi Foldが入っています。結構しっかりした三角形になって盛り盛り上がっています。簡易説明書のほか、付属品はありません。


そして、こちらがMobi Fold本体です。中央が蛇腹になっています。


本体はマットな仕上げで、落ち着いたデザインになっています。


Mobi Foldの裏面を見ると、ロジクール製品ではお馴染みのEasy-Switchがあります。マルチペアリングで、3台まで接続が可能です。Bluetoothだけでなく、Logi Bolt USBレシーバーにも対応しています。マウスのお尻にはUSB-Cポートがあり、こちらから充電できます。電池持ちは32日間ということです。


さて、本製品の最大の特徴は、折りたためること。今年は折りたたみのiPhoneが出るという噂もありますが、一足早く折りたたみマウスブームが来たのかもしれません。折りたたむと、自動的に電源がオフになります。


というわけで、以前から存在していた折り曲げ型のマウスとの大きな違いはこの機構です。先に紹介したMicrosoftのArc Mouseは、マウスを外に伸ばして1枚の板にして持ち運べましたが、Mobi Foldは内にたたんで2つ折りにして持ち運べるのです。


ロジクールの製品ページによると、15年間の毎日の使用に耐えるとのこと。5万回の折りたたみ/展開試験に耐えたそうで、計算してみると、1日約9回の折りたたみ・展開で、15年かかることになります。あまり、心配しなくてよさそうですね。
Mobi Foldをさまざまなデバイスと比較、使用してみる
折りたたんだMobi Foldがいかに小さいか、身近なもので確認していきましょう。まずは、身近なスマホ、私が使っているiPhone 17 Pro Maxと比較してみます。圧倒的に小さいですね。手のひらですっぽり収まるサイズ感です。

それから、次に私が外出時に持ち歩いているMX Anywhere 3Sとの比較です。折りたたんだときには2/3ほどの全長しかありませんが、広げるとMX Anywhere 3Sを超える全長になります。


Mobi Foldは小さく手軽に持ち歩きつつ、使うときには大きくなってくれる、まさにモバイルマウスの最適解と言える製品です。というわけで、デスクトップで使うマウスの代表として、MX Master 4も並べてみます。

ふだん、家ではMX Master 4を愛用しているんですが、これくらいの大きさがあると安定して操作しやすいんですよね。それでは、実際にMobi Foldがどのくらい使いやすいか、利用してみましょう。

Mobi Foldを2週間ほど使ってみた。
家のデスクで使うとき、外出先のカフェとかコワーキングスペースで使うとき、Mobi Foldを持ち歩いて使ってみました。

まず、Mobi Fold自体は、緩やかに二等辺三角形の山を作っていて、成人男性の手のひらをそのまま載せられるほどの長さがあります。


最大3台まで使えるので、1台目は自宅のMac miniとLogi Bolt経由で接続、2台目はiPad Air、3台目はMacBook NeoとそれぞれBluetoothで繋いで、いつでも使えるようにセッティングした。
安定の使いやすさ、MacBook Neoと組み合わせる
Mobi Foldはその携帯性の高さから、やはりノートPCと組み合わせるのが使いやすいでしょう。私はMacBook Neoと組み合わせて持ち歩きました。


Mobi Foldをちょっと持ち歩く際に、折りたたんでポケットに入れることができる。この使いやすさはすごくいい。しかも、折りたたむと電源が切れるので、誤動作がない。展開すれば、電源がONになってすぐ使い続けられる。このレスポンスの良さは、とても気持ちがいい。さすがのロジクール製品。
最高のモバイルワークステーション、iPad Airと組み合わせる
Mobi FoldとノートPCを組み合わせるのは常套手段だとして、これからのモバイルワークはやはりiPadとの組み合わせでしょう。(iPad OSがまだまだ進化中なので、Macと同じような使い勝手とまではいきませんが、年々便利になっていると感じます)
特に、キーボード付きのiPadケースと一緒にMobi Foldを持ち歩けば、最高のモバイルワークステーションになると感じます。以前にレビューしたロジクールのFlip Folioはキーボードが分離するので、設置場所に合わせて利用スタイルを変えられるのが最高です。


Flip Folioの話になりますが、キーボードが単体で取り外せる上に3台までペアリングできるので、iPhone用のキーボードとしても、Mac用のキーボードとしても使えます。最高の汎用性です。

Logi Options+でも使える
それから、Mobi Foldはコンパニオンアプリの「Options+」での設定も可能です。というか、絶対にOptions+を使ってください。Mobi Foldの本気が発揮できないので。iPadにはまだOptions+がないのが、惜しい点です。


Mobi Foldは左右のボタン以外に、真ん中にタッチスクロールが設けられています。ふだんホイールに慣れている方には戸惑うかもしれませんが、Magic Mouseに慣れている方なら特に問題ないでしょう。タッチスクロールの上下はボタンにもなっています。最初は「進む」「戻る」が割り当てられていますが、Options+で変更できます。


そして、このタッチスクロールエリアに搭載されている便利機能が「スマートズーム」です。文字通り、画面を拡大してくれます。しかも一瞬で。軽くトントンとタップするだけ。画面が狭いノートPCで、一部拡大したいときにすごく便利です。

スマートズーム機能は地味に便利なので、Mobi Foldを手に入れたらぜひ試してみてください。
折りたたみ機構がよくできている
Mobi Foldの折りたたみ機構は、片手でたたむにはちょっと慣れが必要ですが、両手なら簡単にたためます。このサイズ感の折りたたみ機構は、ガラケーを想像する方が多いかもしれませんが、あんなにバタンバタンと開閉するものではありません。



気をつけたいのは、MacやiPadの操作中には折りたたまないことです。Mobi Foldが完全に閉じた状態で電源がオフになります。折りたたんでいる最中は操作可能な状態です。折りたたむ際にボタンやタッチスクロールに触れるので、不意にスクロールしたりクリックしたりします。ノートPCであれば画面を閉じてから、Mobi Foldをたたみましょう。
Mobi Foldはガジェットポーチでかさばらないサイズ感
Mobi Foldは折りたためばズボンのポケットに余裕で入るサイズ感なので、ガジェットポーチの中に入れても全くかさばりません。これまでMX Anywhere 3Sを入れていたスペースにすっぽり収まるので、ポーチ内に余裕が生まれました。


Mobi Foldのちょうどいい持ち方
個人差があると思いますが、Mobi Foldはその形状から、持ち方に少しクセがあります。最初のうちはどうやって持とうか慣れませんでしたが、しばらく使っていくうちに安定したのが、下の写真のような持ち方です。親指は側面、人差し指と中指は左右ボタン、そして薬指と小指はMobi Foldの下に潜り込ませます。

Mobi Foldはなめらかに滑ってくれるので、細かい操作をしようとするときにコツが必要です。この持ち方なら、動き過ぎないので、安定しています。とはいえ、人によるとは思うので、自分なりの持ち方を探ってみてください。
Mobi Foldの価格は妥当なのか?
ここまでレビュー記事を読んでもらえたら、Mobi Foldの魅力が十分にわかってもらえると思いますが……おそらく多くの方が気にしていることが「価格」だと思います。なかなかの価格ですよね?一般的なマウスとしては高額です、わかります。
ただ、本製品には競合製品が存在しません。この機能性と携帯性を両立している製品はないのです。唯一無二です。しいて挙げれば現行品のSurface Arc Mouseなんでしょうが、こちらもそれなりの価格ですよね?ニッチではありますが、他に変えられない価値を持ったマウスですし、使って慣れると手放せない魅力があります。
安くはないですが高いというわけでもない……というのが私の結論です。
ロジクール Mobi Foldのまとめ
モバイルマウスよりもコンパクトに、デスクトップマウスのように便利に使いたい、という贅沢な使い方ができる上、ロジクールならではの機能性を持ち合わせた、唯一無二なマウスです。これが欲しい!と思ったなら、迷ってる時間がもったいないです。


