ロジクール MX Master 4 レビュー/未来の使い勝手を先取り、生成AI時代の最新マウス!触感フィードバックに新Logi Bolt、3年ぶりリニューアル

  • URLをコピーしました!
※MAKKYON WEBはAmazonのアソシエイトとして適格販売により収入を得て、運営費に充てています。
INDEX

世界最高のマウス・ロジクール MX Masterシリーズの第4世代登場!

世の中にマウスは数あれど、誰もが認める最高峰といえばロジクールのMX Masterシリーズです。たかがマウス、されどマウス、MX Masterシリーズが発表されればPC関連サイトではトップニュースにくるし、ECサイトでは目立つところに掲示されます。それほど注目されるマウスは、そうそうありません。

前世代にあたるMX Master 3が発売されたのは2019年、静音化が施されたMX Master 3Sが2022年ですから、世代交代としては6年ぶり、モデルチェンジとしては3年ぶりとなります。

さて、今回発表されたMX Master 4では世代も変わり、新機能が搭載されています。中でも触覚フィードバックは、特徴的です。また、ソフトウェア面での進化も見逃せません。Action RingやAI Prompt Builderなど、入力デバイスとしての機能を拡張する新機軸も色を添えます。

ロジクール MX Master 4をレビュー

今回、ロジクールさんから発売前の製品をご提供いただいたので、2週間ほど使ってみたレビューをお送りします。

MX Master 4のパッケージ

私は最近までMX Master 3Sを常用していたので、3Sと4を比較してのレビューも行なっていきます。

Amazon.co.jpではMX Master 4の特設ページができていますので、こちらもチェックしてみてください。

MX Masterシリーズ、どうやって進化させるのか?

さて、MX Master 4を触る前に、3Sを使っていたんですが、正直なところ「マウスってもう完成してるんじゃない?」と思ってた節はあります。入力デバイスとしては、すでに相当成熟してる。MX Master 4が登場するとして、デザイン以外に何が変わるんだろう、と。

しかし今回、MX Master 4を触ってみて──「マウスにはまだまだ進化する余地があるんだ」 と感じました。

MX Master 4と3S、少し違う、かなり違う

まずは、MX Master 4とMX Master 3Sを比較しながら進めましょう。まずはパッケージ。MX Master 4のパッケージ(写真右)はちょっとだけ小さくなっているのが分かります。

MX Master 3SとMX Master 4のパッケージ比較

また、MX Master 4とMX Master 3Sの推しの機能も変わっています。パッケージ右上の目立つ位置にある機能紹介は、MX Master 3Sは「MAG SPEED 超高速スクロール」ですが、MX Master 4は「触覚フィードバック」です。

3SはMAG SPEED
4は触覚フィードバック

ほかにも、内箱はMX Master 3Sではブラックでしたが、MX Master 4は簡素なクラフト地になっています。また、MX Master 4のパッケージにはAdobe Creative Cloudの1ヶ月無料メンバーシップが含まれていることが明示されています。

MX Master 4は簡素な内箱(右)
Adobe CCが1ヶ月無料

内箱を開けてみると、MX Master 4が鎮座しています。MX Master 4を囲む模様は枯山水のよう。内箱の右下には、USB-CになったLogi Bolt USBレシーバーがあるので、忘れずに取り出しておきましょう。

MX Master 4の本体

MX Master 4のバッテリーはUSB充電ですが、今回からケーブルは付属しません。よって、内容物はMX Master 4本体と、USBレシーバーのLogi Boltのみです。

MX Master 4とLogi Bolt USBレシーバー

MX Master 4とMX Master 3Sのデザイン上の違い

MX Master 4が発売されても、併売されることが決まっているのがMX Master 3S。少しお安くなって販売されます。マウスの基本性能の高さはいうまでもなく、MX Master 3Sもいい選択肢になります。4のライバルは3Sです。

MX Master 3S(左)とMX Master 4(右)

MX Master 4とMX Master 3Sは一目見た感じは明らかに同じ系統の製品ではあるものの、デザイン上の違いが随所に現れています。そして、MX Master 4ではサイドボタンが1つ増えました。後述しますが、Action Ringなどの機能があるので割り当てボタンが増えるのは歓迎です。

左右ボタンのデザインは大きく変更
側面もデザインが変更される

基本的なデザインは同じものを踏襲しながら、より洗練されたのがMX Master 4になります。

斜め後ろから
正面斜め前から

USB-Cになった「Logi Bolt USBレシーバー」

こちらはすでに単品で発売されている製品になりますが、ロジクールのUSBレシーバー「Logi Bolt」がUSB-Cになり、それがMX Master 4に付属しています。とにかく小さい。

無くしそうな小ささのLogi Bolt (USB-C)

最近ではあらゆるUSBポートがUSB-Cに刷新されてきていますし、特にApple製品ユーザーには朗報と言えます。妙に出っ張ったUSB変換アダプターとはおさらばです……。ただしMX Master 4では、一部のロジクール製マウスのようにレシーバーを格納するスペースがありません。無くさないように注意してください。

USB-Cが使える機器なら、挿せば使える手軽さがあります。Logi Boltだけで使うなら、MX Master 4のBluetoothでのペアリングは不要です。USB-Cを搭載したiPadなら、挿すだけですぐにMX Master 4を使い始められます。

iPadに挿しても出っ張りが少ない

USB-CになったLogi Bolt USBレシーバーは、単体でも購入が可能です。省スペースにしたい、余っているUSB-Cポートを使いたい、変換アダプターはもう使いたくない、さまざまな悩みが解消する新製品です。

Logi Options+なら、設定はそのまま引き継いでくれる

MX Master 4を使い始めたらインストールしておきたいのが、カスタマイズアプリのLogi Options+です。

すでにLogi Options+を使用していて、MX Master 3Sをカスタマイズを使っているなら、設定内容をそのまま引き継いでくれます。最初から設定し直すのも新鮮でいいんですが、いちいち設定し直す必要がないのは、それはそれで嬉しいものです。

設定を引き継いでコピーしてくれる

MX Master 4グリップ感が良くなったのはなぜか?

MX Master 4を使い始めて「おやっ?」と思うのは、デスクに吸い付いてスイスイ動く、滑りの良さです。これはMX Master 4を裏返してみると分かるんですが、3Sと比べて接地面積が大きく、より滑りやすくなっています。

MX Master 3Sの底面
MX Master 4の底面

それから、MX Master 4はMX Master 3Sよりも重量がやや重くなっています。仕様上、MX Master 3Sは141gですが、MX Master 4は150gと6%上昇しています。比べて持った感じも、少し重く感じます。

さらに、感覚的なものですが、重量バランスが下に寄っているような印象を受けました。これによってMX Master 4に安定感をもたらし、接地面積の大きさで滑りやすさを実現しているようです。

あいかわらず手の収まりがいい

MX Master 4の柔らかな曲線で構成された本体デザインは、手のひらをゆったりと受け止め、無理のないホールド感を実現してくれています。これはMX Master 3Sからも受け継がれている特徴です。

手のひらで包み込む

MX Master 4はマウスとしてはやや大きい仕上がりです。私はこのフィット感がたまらないのですが、大きいマウスが苦手な人には扱いにくいかもしれません。長く使い続けるものなので、買う前に一度は触ってみて欲しいところです。

もし、すでにMX Masterシリーズを使っているのなら、何も心配することはありません。

MagSpeed 電磁気スクロールホイールで快適なスクロールを実現

そしてMX Masterシリーズの象徴ともいえるのが、スクロールホイール

MX Master 4では、MX Master 3から搭載されたMagSpeed 電磁気スクロールホイールを引き続き搭載しています。このホイールは磁力で制御されており、カリカリ動かす低速モードと、抵抗なくスルーっと動かせるフリースピンモードが使えます。

以前に、使い込んだマウスのスクロールホイールが摩耗してツルッツルになってしまってガッカリしていたので、MagSpeed 電磁気スクロールホイールになって良かったと感じます。

MX Master 4は持ち運びよりも「据え置き」派におすすめ、だが……

MX Master 4は、しっかりした安定感とグリップ感が魅力。ノートPCと一緒に持ち運ぶよりは、自宅やオフィスで腰を据えて使う人にぴったりです。持ち運ぶなら、よりコンパクトな「MX Anywhere」シリーズの方が向いています。

……というのは建前。使いやすくて能率の上がるマウスなんだから、iPadと一緒に持ち出して使っています。Logi BoltがUSB-Cになったことで、iPadに挿しっぱなしでも邪魔にならなくなったんですよね。

MX Master 4を持ち運ぶのにちょうどいい入れ物がないので、純正のMXキャリングケースが気になっているところです。

なお、ロジクール公式サイトでMX Master 4/3SまたはMX Anywhere 3Sを購入すると、MXキャリングケースをプレゼントしてくれるそうなので、買う予定のある方は検討してみてください。

ソフトウェア「Options+」でAI連携が進化

MX Master 4の進化で外せないのがソフトウェア面の強化です。MX Masterシリーズのみならず、ロジクール製のマウス・キーボードを使うなら、カスタマイズアプリの「Logi Options+」を入れておくのが定石です。

MX Master 4のカスタマイズ画面

ロジクール MX Masterシリーズが注目を浴びるのは、そのハードウェアだけではありません。ソフトウェアとの連携があってこそその真価を発揮するデバイスです。MX Master 4との連携で注目したいのが「AIアクション」と「Action Ring」です。

① 生成AIを駆使する「AIアクション」

まず1つ目は「AIアクション」。その中でも「ChatGPTを開く」を使えば、ワンクリックでChatGPTを呼び出せます。しかも、ブラウザを開かずに小窓でChatGPTが起動します。アカウントを持っていれば、ログインした状態のChatGPTも使えます。

MX Master 4から呼び出すChatGPT

それから、「AI Prompt Builder」と「Smart Actions」の組み合わせです。生成AIがブームですが、プロンプトを駆使することが使いこなしの第一歩。そして、使えるプロンプトは定型にしておくことで効率を何倍にも引き上げることができます。AI Prompt Builderはその名の通り、AIのプロンプトを作る機能です。

ワンクリックで呼び出すAI Prompt Builder

あらかじめプロンプトを指定しておくことで、テキストを選択して翻訳したり、要約したり──。AIとの連携が驚くほどスムーズなんです。「マウスからAIを操作する」という発想が、まさにこの時代ならではです。

② 右手を拡張する「Action Ring」

もうひとつが「Action Ring」。特定のボタンを押すと、画面上にリング状のUIが現れ、そこから再生・停止、アプリ起動などの操作がワンクリックで可能になります。MX Master 3Sでも使える機能だったので、先に使っていたんですが、少し反応が鈍かったのです。それがMX Master 4だと俊敏に動くので、印象が変わりました。

しかも階層構造を持たせられるので、「アプリランチャー」として使うこともできます。アプリケーションごとにプロファイルを切り替えることもできます。

まるでショートカットの塊を指先で操っているような感覚。これは慣れると手放せません。

余談ですが、ActionRingを使って懐かしい気持ちになって、14年前に書いたレビュー記事を引っ張り出しました。Chromeの機能拡張で「Cortex」という入力拡張機能があったのです。これもサークル状にインターフェースが開き、操作を決められるというものでした。あくまでシェアを目的としたものなので、見た目だけですが、ちょっと似てます。

新感覚!マウスが震える、触覚フィードバック(Haptic Feedback)

そして今回、最も驚いたのがこの新機能。触覚フィードバック(Haptic Feedback) です。MX Master 4の大きな変化は、親指側に配置された「触覚フィードバックセンスパネル」の搭載です。

たとえば、映像編集でレンダリングが終わった瞬間、Photoshopでグリッドが合った瞬間、マウスが「ブルッ」と震えて知らせてくれるんです。(Photoshopだと、たまに震えすぎ、って思うこともあります)

しかも、この振動はマウス全体ではなく特定エリアだけに伝わる設計。誤操作を防ぎながら、しっかりと情報を“指で感じられる”仕組みになっています。

仕組みとしては、iPhoneのTouch IDやMacBookのトラックパッドに近いですね。電源が入っているときだけ感触が返ってくる“電気的ボタン”です。これは本当に革新的。「なぜ今までなかったんだろう?」と思うほど自然な体験でした。

今後のアップデートにも期待

この触覚フィードバックはまだ発展途上です。現時点では限られたアプリにしか対応していませんが、Logi Options+のアップデートを考えると、今後どんどん対応アプリが増えていくはずです。

AIアクション・Action Ring・触覚フィードバック──これらが組み合わさることで、MX Master 4の可能性はさらに広がるでしょう。

まとめ:MX Master 4は“未来の使い心地”を先取りできるマウス

というわけで今回はMX Master 4のレビューをお届けしました。

結論を言うと、MX Master 4は、「マウスの完成形を、さらに一歩進めたモデル」です。すでに完成度が高かったMX Master 3Sを超え、AIとの連携、触覚フィードバックといった“未来の使い心地”を先取りしています。

MX Master 4、ぜひ店頭で触ってみてください。家電量販店の展示機を動かすだけでも、その違いがはっきりわかります。本当に、マウスの世界をまたひとつ進化させた──そんな一台です。

今回紹介した製品

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

役に立ったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
INDEX