USBポートを内蔵した電源タップの存在
本サイトには「コンセントにUSBを加える」というカテゴリーがあります。これは文字通り、USBポートを内蔵した電源タップのレビュー記事です。
最初の記事は2015年のもので、当時からいくつかUSBポート搭載の電源タップがありました。(無印良品からも出ていました)。ただ、初期のUSBポート内蔵電源タップは、出力も弱く、「とりあえず充電できればいい」というものでした。
最近は……?
USB PDに対応した電源タップが欲しい……
現在、デスク下にはMerossのスマート電源タップを設置しています。USBポートが4基あるのですが、iPad Proを充電したり、MagSafe充電アダプタを接続するのにUSB PDが必要で、結局延長ケーブルを導入し、デスク上にコンセントを引き出しています。
Merossのスマート電源タップはアプリから制御できるので、とても便利なのですが、USB PDが無いことに不満がありました。
そこで導入したのが、AnkerのPowerPort Strip PD 3です。
PowerPort Strip PDシリーズにはコンセント差し込み口が3口のものと6口のものがあります。今回は3口で十分だったので、PowerPort Strip PD 3を購入しました。
Anker PowerPort Strip PD 3 レビュー
Anker製品はACアダプタやケーブルなどの小型商品を購入することが多いので、PowerPort Strip PD 3のパッケージは大きいと感じました。新鮮です。
内容物は、PowerPort Strip PD 3本体と説明書類です。ケーブルは直付けで、長さは1.8m。長すぎず、短すぎず、といったところでしょうか。
プラグがスイングプラグだとなおよかったのですが……。棚の後ろのコンセントを使うのにあたって、プラグが出っ張って不便だったので、マイクロタップを使って、下からコードを出すようにしました。(こんなにコンセントはいらないんですけどね……)
PowerPort Strip PD 3には、集中スイッチと、3口のコンセント、3基のUSBポートが備わっています。コンセントには、ほこり防止シャッターが付いているので、トラッキング火災が起こりにくくなっています。
底面には、両端に滑り止めとビス用のフックが2箇所ありました。
USBポート3基のうち、2基はUSB-Aポート(PowerIQ対応)、1基はUSB-Cポート(USB PD 30W対応)となっています。
Merossのスマート電源タップと並べてみると、短めに仕上がっています。(USBポートもコンセントも1基ずつ少ないですが)
集中スイッチをONにすると、白色のLEDが点灯します。目立ちすぎない光なので、夜中に室内で目立つようなことがありません。
使い始める前に、USBポートの挙動を確認しておきましょう。
使い方によって最大出力が異なるUSBポート
中央のUSB-Cポートは、USB PDに対応しているため、最大で30Wもの出力を出せます。iPhoneやiPad Proの急速充電どころか、MacBook Airも問題なく充電できるほどの出力です。
ただし、この最大出力30Wは、USBポート全体で共有します。USB-Aポートも併用した場合、USB-Cポートの最大出力は18Wまで下がります。
最大18WだとiPhoneやiPad Proまでは大丈夫ですが、MacBook Airを充電するにはパワーが足りません。(充電そのものはできても、充電速度が遅かったり、緩やかに減る可能性があります)
PowerPort Strip PD 3の底面に書かれた仕様です。
USBポートの電源周りの仕様は、分かりづらいことが多いので、注意して使い分けましょう。
まとめ
私は、USB-Cポートだけ使っているので、USB PD 30Wの恩恵を受けられていますが、何でもかんでもUSBで充電したい方には物足りない仕様かもしれません。
この出力が物足りない方は、無理せずにUSB-ACアダプターを併用するのがいいでしょう。PowerPort Strip PD 6はコンセントが6口あるので、こちらも検討してみてください。
【追記】けっきょく、コンセントが足りなくなって、PowerPort Strip PD 6を買い足してしまいました。続けて、こちらのレビューもどうぞ。