シンプルで小型の音楽プレイヤーが欲しい
スマホでポータブルオーディオを楽しんでいると、もっとシンプルに聴きたいと感じることがあります。昔でいうところのiPod nanoやiPod Shuffleのような小型・単機能プレイヤーで、ボタンを押せば再生する、そんなシンプルさです。
今だとShanling M0やFiiO M5のような超小型プレイヤーがありますが、これはこれでタッチUIだし、機能が多く、見た目ほどのシンプルさではないと感じています。
SpotifyとAmazon Music専用の超小型音楽プレイヤー!?
そこで今回購入したのは「Mighty Vibe」。もともとSpotifyをオフラインで聴けるプレイヤーとして発売されていましたが、このたびAmazon Musicにも対応したということで購入してみました。
Mighty Vibeはブルー、ブラック、レッドの3つのカラーが販売されていて、今回はブルーを購入しました。
Mighty Vibeをレビュー
Amazonから送られてきたMighty Vibeはこんな袋に入っていまして、3COINSに売ってそうなポップなパッケージだなと感心したのです。
それで、袋から取り出すと、こんな内箱ですよ。Mighty Vibeがアクティブなシーンで使えることをパッケージに示しているわけですが、どことなくスーパーマリオブラザーズを思わせるのは気のせいでしょうか。
内容物としては、Mighty Vibe本体とUSB充電ケーブル、スタートガイドとなっています。
こちらがMighty Vibe本体。中央に再生/停止ボタン、上下に音量増減ボタン、左右に曲送り・曲戻しボタン、右上にプレイリスト切り替えボタンとなっています。見た目はどことなくiPod Shuffleを思わせます。
背面には、Mightyロゴ。
横から見たところ。クリップ式になっています。
このクリップで、服に挟んだり、ポケットに挟んだり、バッグに挟んだりできます。クリップの力は強すぎず弱すぎずといったところ。Mighty Vibeの実重量は22.3gしかありません。シャツやジャケット程度では落ちないでしょう。
Mighty Vibeのコネクタは、上部にあるイヤホンジャックのみ。
イヤホンを挿すのは当然として、充電もこのイヤホンジャックを通して行います。iPod Shuffleと同じだ……。充電器は付属しませんが、iPhoneの充電器のような一般的なもので大丈夫です。
付属のUSBケーブルを無くすと充電できなくなってしまうので、気をつけましょう……。
Mighty Vibeの設定はすべてアプリから行う
さて、今どきの音楽プレイヤーであるMighty Vibeに楽曲を転送する方法は、PC経由ではありません。Wi-Fiです。ただ、そのための設定は必要なので、スマホのアプリ「Mighty Audio」を使用します。
アプリをインストールできたら、セットアップを進めます。Mighty Vibeは充電したままにしておきましょう(写真では単体ですが……)。
まずはユーザーアカウントの作成です。Facebookログインを使おうとしたらなぜかエラーになってしまったので、メールアドレスでアカウントを作成します。
スマホとMighty VibeはBluetoothで接続されます。画面に表示されたらチェックして進めましょう。
Mighty VibeにWi-Fiの設定を行います。アクセスポイントを選んでパスワードを記憶させましょう。
Mighty Vibeがインターネットに接続されると、ソフトウェアのアップデートを促されるかもしれません。私がセットアップした際には、ちょうどAmazon Music対応のアップデートが適用されました。
画面にもある通り、アップデート中は充電器に接続しておきましょう。
アップデートが完了すると、いよいよストリーミングサービスの設定です。
選べるストリーミングサービスは「Spotify」と「Amazon Music」
Mighty Vibeで利用するストリーミングサービスを選びます。現時点では「Spotify」と「Amazon Music」ですが、今後増えたりするんでしょうか?Apple Musicに対応してくれたら神なんですが……。
なお、サービスを両立させることはできません。サービスを切り替えることは可能ですが、ファイルはすべて削除されてしまうそうです。
セットアップが完了すると、チュートリアル画面に進みます。
再生ボタンやプレイリストボタンの使い方は一度目を通しておきましょう。
それでは、いよいよMighty Vibeに音楽をダウンロードしていきましょう。
Wi-Fi経由でMighty Vibeに音楽をダウンロード
Mighty Vibeに何のプレイリストをダウンロードするかは、アプリ上で決めます。楽曲単位ではなく、プレイリスト単位になるので、聴きたい曲をまとめたい場合はあらかじめプレイリストを作成しておきましょう。
Mighty Vibeにダウンロードしたいプレイリストを決めたら、同期ボタンを押してスタートします。スマホアプリはMighty Vibeに指示を出しているだけなので、アプリは閉じても大丈夫です。あとはMighty Vibe自体がWi-Fi経由でダウンロードを行います。
楽曲の数にもよりますが、ダウンロードはそれほど早くありません。初回は気長に待ちましょう(あるいはプレイリストを少なめにすること)。
ダウンロードが完了したら、いよいよ外に持ち出しましょう!イヤホンを接続します。
写真では、イヤホンはSHURE AONIC 4、FiiOの40cmのMMCXケーブルを組み合わせています。ケーブルが長すぎず、胸ポケットにクリップして使うのに便利です。
スマホから独立したAmazon MusicあるいはSpotify
シャツの胸ポケットにMighty Vibeをクリップして、持ち出しました。外出先で、スマホを使わずにAmazon Musicの曲が聴けるというのは新鮮な気分です。Mighty Vibeの物理ボタンで操作できるので、画面を見なくていいですし、とても気軽です。
なお、プレイリストボタンを押すと、次のプレイリストを再生してくれます。キビキビ動くので、次々切り替えてもストレスになりません。
切り替えの際には、日本語でプレイリスト名をアナウンスしてくれますが、ちょっとおかしな読み方をすることがあります。「J-POP」は「ジェイ・マイナス・ポップ」と読みますし、「米津玄師」は正しく読みません。それでも何を言っているか認識はできるので、些細な問題でしょう。
毎朝、プレイリストを最新に更新してくれる「Stay Fresh」
気が利いた機能だと感じたのは、毎日プレイリストの更新内容を反映してくれる「Stay Fresh機能」です。「Ultra HD 新着楽曲」や「今週のディスカバリー」と言った更新前提のプレイリストを常に最新の状態に保ってくれる機能です。便利!
設定した時間には、Mighty Vibeを電源に接続して、Wi-Fiの圏内に置いておく必要があります。寝ている時間(深夜早朝)を設定しておくと良いでしょう。
Bluetoothイヤホンとペアリングもできる
今回は有線イヤホンで接続しましたが、Mighty VibegはBluetoothを内蔵しているため、単体でBluetoothイヤホンをペアリングすることができます。Bluetoothイヤホンをペアリング状態にして、スマホアプリで指定するだけです。
有線イヤホンに飽きたら、完全ワイヤレスイヤホンに切り替えるかもしれません。Happy Plugs Air 1 Goとか良さそう。
まとめ
iPod Shuffle以来の超小型音楽プレイヤーでしたが、PC/Macの音楽ライブラリと同期していた時代とは違います。サブスクのストリーミングサービスを経由して、勝手にプレイリストが更新・楽曲が追加されるため、新しい音楽と出会う楽しさが味わえます。
ストリーミング時代の新たなポータブル音楽プレイヤー「Mighty Vibe」は、SpotifyとAmazon Musicを契約しているすべての方にオススメです!