MagSafe 2電源アダプタ忘れるとヤバい問題
会社から支給されているMacBook Airが、USB-C以前のMagSafe 2電源アダプタを使用するモデルなのです。
新型コロナウイルス対策でリモートワーク期間に入っているんですが、会社にMagSafe 2電源アダプタを忘れたので、急遽代替品を探したのです……。
USB-Cケーブルだけど、MagSafe 2なケーブル?
ノートPCの電源アダプタといえば、主流はUSB PD対応のUSB-C充電器です。MagSafe 2でUSB PDが使えればいいのに……とはいえ一応探してみると、USB-CからMagSafe 2へ変換するケーブルがありました。マジか……こんなものあるのか。
規格的には微妙なやつだよな、これ……と思いつつ、利便性の誘惑には勝てず、買ってみました。
MagSafe 2 to USB-C充電ケーブルをレビュー
パッケージ自体は簡素なもの。
中には長めのケーブルが1本。電源ケーブルらしく、ちょい硬め・太めの仕上がりです。
ケーブルの両端はUSB-CとMagSafe 2になっています。ケーブルの手触りがApple製品ぽい仕上げなので、まあ、大丈夫かな……なんて思ってしまいました(錯覚)。
問題はこのあとです。USB PDに対応したUSB充電器を使わないと、MacBook Airの消費電力をまかなえません。
MacBook Airに付属しているMagSafe 2電源アダプタは45W出力のもの。これ以上の出力を持つ充電器を使いましょう。
USB PD対応のUSB充電器は出力の大きいものを選ぶ
今回このケーブルと組み合わせて使用したのは、AnkerのUSB PD充電器PowerPort Atom III 2。最大60W充電可能なこのUSB充電器ならば、MacBook Airを充電できるだろうと。
Anker PowerPort Atom III 2のレビューはこちらから。
給電は問題なく進み、MacBook Airは充電状態になっています。システムの情報を確認すると「ワット数(W):60」と表示されていました。
念のため測定してみると、20V 1.5Aで30W出力していました。
測定時、満充電に近い状態で使っていたので、出力は抑えられていたのかもしれません。
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その後、バッテリーが50%以下に減ったところで再度測定してみました。
すると、不安定な挙動が確認できました。20V 1.5A(30W)から、20V 2.25A(45W)に電流が増えていく途中で、電力がストップ(0A)。すぐに電力供給を開始する、というループです。MacBook Air側も一瞬充電がストップして、また充電が始まるという、規則的に不安定な状態。
USB充電器をAukey PA-Y10に変えたところ、こちらも同じような挙動。ただ、Mac側では充電状態が維持できているので、バッテリーは充電され続けています。
まとめ
いろんなものに目をつぶって使ってみると、とても便利なケーブルです。その出自を考えると、常用というよりも非常用に使うのが良さそうですけど。
MacSafe 2電源アダプタはけっこう高いので、使うかわからない予備を買うくらいなら、このケーブルがあると安心ではないでしょうか。(あくまで非常用として)
とても魅力のある製品ではありますが、ご利用は自己責任にて。