モバイルバッテリーも用途特化の時代へ……?今やコンビニでも買えるようになったモバイルバッテリー。容量の大小や、バッテリーの薄さ厚さだけでなく、ケーブル内蔵型やワイヤレス充電対応型など、様々な機能が付加されています。しかし、今回紹介する製品はさらに尖った特徴を持つ製品のようです。
Hameeから登場したのが、DIVAID防水バッテリーです。容量は5,000mAhながら、なんとIP65に準拠した防塵防水のモバイルバッテリーです。使うシチュエーションを選ぶモバイルバッテリーですが、ハマる人には救世主になる製品です。
DIVAID LEDライト付き防水バッテリー レビュー
購入してみました。製品自体は写真で見るとスリムな形状をしていますが、パッケージは大きめです。
カラーはブラック・シルバー・レッドと3色あり、今回はレッドを選びました。
パッケージに、特徴がアイコンで描かれていますが、容量5,000mAh・防水・LEDライト付き・カラビナ付属、となっています。
防水防塵のスペックはJIS保護等級の「IP65」となっており、粉塵は完全に保護されており、濡れてもいいが、水に沈めてはいけない、というスペックです。また、モバイルバッテリーの販売に必要な「PSE適合」も明記されています。
パッケージはオモテ面が開くようになっています。店頭で見かけた際には、開いて確認することができます。
開封してみます。内容物としては、取扱説明書(日本語)、キャップ、防水バッテリー、カラビナ、MicroUSBケーブル、となっています。
防水バッテリーは、円筒型をしています。左側のLEDインジケーターが25%刻みで充電量を示し、右側の電源ボタンを押すことでLEDインジケーターの点灯・消灯を行うことができます。こういった操作系は従来のモバイルバッテリーと同じです。
防水バッテリー自体は、iPhone XS Maxと同じくらいの高さがあります。
アルミ製ながら、重量は194.8gと大型のスマートフォンに近い印象です。
5,000mAh級のモバイルバッテリーとしては重いですが、「堅牢な道具」という感想を持ちました。
LEDライトは頼もしい大光量
防水バッテリーの片側にはLEDライトが仕込まれています。モバイルバッテリーの中には、非常用として小さなLEDが仕込まれているものもありますが、本製品のLEDライトは大口径で、主要な機能として装備されています。
電源ボタンの長押しで点灯・消灯が可能です。
点灯すると、まばゆい光を放ってくれます。スペック上の仕様としては約200ルーメン。
このLEDライトは連続点灯時間10時間ということで、アウトドアで利用することを考えても十分な点灯時間と言えます。
モバイルバッテリーの防水防塵を実現する「キャップ」
LEDライトの反対側には、USBポートが備えられています。MicroUSBポートはモバイルバッテリーへの給電用、USB-Aポートは外部出力用です。
ただ、このむき出しのポートだと、防水も防塵も実現できません。そこで使われるのが、付属の「キャップ」です。キャップにはパッキンが付いていて、しっかり締めれば防塵・防水が実現できる、というわけです。
このキャップには、カラビナが掛けられるようになっています。USBポート側に取り付ければ、防水防塵のモバイルバッテリーの完成です。
USBポートを利用して給電を行う場合には、キャップを取り外し、LEDライト側を取り付けます。
それでは、カラビナを付けた際の運用方法を見てみましょう。
カラビナ付きで持ち運びの自由度アップ
モバイルバッテリーにカラビナを付けるというアイデアはすごくいいです。アウトドア用という名目ですが、日常的にもモバイルバッテリーを持ち運ぶシチュエーションを考えたら、ベルト穴に掛けるという選択もアリです。
もちろん、バックパックのベルトに取り付けるのも本来の使い方でしょう。
カラビナを使うと、自然とUSBケーブルが下に落ちる形になるため、モバイルバッテリー使用時にケーブル負荷がかかって断線するようなこともありません。
QUAD LOCKのiPhoneケースとBELT CLIP V3を組み合わせると、アウトドアでもハンズフリーが実現できますね。
Ankerのケーブルを組み合わせるのがオススメ
モバイルバッテリーを充電する際には、付属のMicroUSBケーブルを使うのもいいんですが、Anker PowerLine+ Micro USBケーブルが色合い的にもぴったりでした。
一応、オススメということで。
まとめ
競合の少ない「アウトドア向けモバイルバッテリー」というカテゴリーの製品です。LEDライトにカラビナと使うシチュエーションがよく考えており、日常的にも持ち歩きたくなるモバイルバッテリーです。