免許更新まで残り10日……!!
2019年4月1日は、エイプリルフールの話題を微塵も感じないほどに、新元号「令和」の話題で持ち切りでした。とはいえ、日常的に使うのは西暦表記も増えており、身の回りで「令和」を使うものを考えたときに「運転免許証」が思い浮かびました。
そういえば、次の免許証更新っていつなんだっけ?と免許証を取り出してみたら……あと10日弱までせまっていたのです……!(これはヤバかった)
免許証更新ハガキが届いていない
運転免許証の更新時期は、ハガキでお知らせが来ます。(誕生日の35日前が目安だそうです)
ところが、この更新ハガキ、稀に来ないことがあるようです。送る方のミスは考えづらいので、恐らく郵便局による不着や、自宅での郵便物に紛れ込む、などが考えられます。仕事で大量の郵便物を送る機会があるので分かるんですが、郵便料金の安さゆえ、遅れたり、届かなかったりすることがあります。
そして、それが今年だったワタクシ、元号発表のおかげで失効前に気づくことができました。ありがとう菅官房長官。
運転免許証更新時に必要なもの
運転免許証の更新時に必要なものを見ていきましょう。
- 運転免許証
以上、これだけ持っていけばOKです。(下記内容は、東京都の例です)
免許更新ハガキは?
ハガキが届かなかったり、忘れたりしても、受付時に「講習区分」を調べてくれるので、無くても問題はありません。ただ、持って行けば、受けるべき講習手続きが分かっているぶん、手続きが1つ減ります。できれば持っていきましょう。
印鑑(認印)は?
不要です。そもそも、手続きの中で印鑑を押すところがありません。慌てて家に帰ったり、三文判を買ったりする必要はないです。
証明写真は?
更新手続きの中で写真を撮る行程があるので、持って行く必要はまっっったくないです。
ただし、更新に限り、規定に沿ったものであれば、免許試験場への持ち込みは可能なのだそうです。(規定に沿わない証明写真を持っていった女性が、窓口で揉めてる現場を見ました……)
いくら持って行けばいい?
更新費用を支払う必要があります。受ける講習によって、金額が異なります。(2019年4月/東京都の場合)
講習区分 | 講習時間 | 手数料 |
---|---|---|
優良運転者講習 | 30分 | 3,000円 |
一般運転者講習 | 1時間 | 3,300円 |
違反運転者講習・初回更新講習 | 2時間 | 3,850円 |
高齢講習者終了者 | 適性検査のみ | 2,500円 |
手数料は変わる可能性があるので、更新ハガキや、各都道府県警のサイトをチェックしてみてください。
どこで更新すればいい?
近くの警察署や運転免許試験場で行いましょう。私の周りでは都庁で手続きする人が多かったです。講習区分によって、下記のように分かれます。
講習区分 | 更新場所 |
---|---|
優良運転者講習 | 指定警察署 運転免許更新センター 運転免許試験場 |
一般運転者講習 | 運転免許更新センター 運転免許試験場 |
違反運転者講習・初回更新講習 | 運転免許試験場 |
高齢講習者終了者 | 指定警察署 運転免許更新センター 運転免許試験場 |
ちなみに、23区に在住の方が運転免許試験場に行かれる場合は、鮫洲か江東で悩むところですが、混雑するのは江東の方です……。
新宿にある東京都庁には免許センターがあります。
都内在住の方は、警視庁のサイトに各試験場の混雑予想が載っていますので、参照してください。時間に余裕のある方は、平日の火・水・木を狙いましょう。
鮫洲運転免許試験場へ行ってみた
たまたま、仕事で近くまで行く機会があったので、鮫洲で免許証の更新をしてみることにしました。
「免許更新に鮫洲へ行く」というと、十中八九返ってくるのが、「遠いよね、鮫洲」という言葉。そういえば行ったことなかったです。
最寄駅は京急本線「鮫洲駅」
JRを使う方は品川駅、蒲田駅、川崎駅などから京急本線に乗り換えていきましょう。鮫洲駅で下車します。各駅停車しか止まらないので、急行に乗ると切ないことになります。
その他の路線は、東京モノレールなら「大井競馬場駅」や、りんかい線なら「品川シーサイド駅」から、徒歩で……15分。うーん、確かに遠いかも。品川駅や目黒駅からはバスも出ています。
鮫洲駅を出ると、鮫洲運転免許試験場へのルート案内が随所に出ています。
運転免許試験場以外は、住宅街といった雰囲気でした。
大通り(316号線)を渡ったところに、鮫洲運転免許試験場があります。
江東運転免許試験場と比べると、建物の中は新しかったです。受付をしたら、手数料を支払ったり、暗証番号を設定したり、視力検査や写真撮影などが行われます。もろもろの手続きが終わると、最後に講習を受けて、新しい運転免許証を受け取ります。
平日は空いていたおかげで、視力検査や写真撮影など、もろもろ20〜30分程度でした。そこから講習なのですが……私が受けた一般運転者講習は1時間に1回しか開催されないため、時間の巡り合わせが悪く、50分ほど待つことになってしまいました。
各講習の開始時間はウェブサイトに記載されているので、手続きにかかる時間から逆算して向かうことをオススメします。
時間があれば、食堂でご飯でも
鮫洲運転免許試験場の2階には、食堂やカフェスペースがあります。ショーケースがあったんですが、中身は全部写真……。予算のせめぎあいが伺えます。
この日食べたのはプレーンなカレーライス。570円でした。味はまあ、そこそこでしたが、提供スピードが速いのは嬉しいところ。
ご飯食べてまだ時間があったので、食堂のすぐ近くにあるカフェスペースに行ったんですが、運転免許試験を受ける人たちが熱心に最後の追い込みをしていました(たぶん)。
講習で交通雑学を学ぶ
この日受けた講習は、一般運転者講習で約1時間。座学で30分ちょっと、ビデオで20分ちょっと、といった内容です。前回、江東で受けた際に、いろいろ交通雑学が学べたので、意外と楽しみにしていた講習です。一部、ご紹介します。
運転免許証の誤植率は0.2%
通常、鮫洲では1日500人くらいの免許を交付するのだけど、その中で1人くらい誤植があるのだそう。確率にして0.2%。前回、江東運転免許試験場で聞いたときは、誤植率0.1%だったので傾向は変わらなそう。
横断歩道で止まらない日本のドライバー
なんと、都道府県別のワーストランキングを見ると、横断歩道で止まらないドライバーの率は軒並み90%台で「横断歩道で止まらない日本のドライバー」が浮き彫りになっているそう。歩行者優先でいきましょう。なお、日本の交通死亡事故の33.3%が歩行者を巻き込む事故だそうで、他国の10-20%を大きく引き離す結果に。
日本の信号機台数はイギリスの約8倍、今後は環状交差点へ?
日本の信号機はめちゃくちゃ多いそうで、国土面積が日本の2/3のイギリスと比較してなんと約8倍(日本約20万台、イギリス約2.5万台)。
信号機が存在することで、逆に事故が起きやすい、という考え方もあるそうで、今後は環状交差点が増えそうだとのこと。信号機はコストがかかることもあり、新規設置で300から400万円、さらにメンテナンスコストもかかるけれど、環状交差点ならこれらが不要で、さらに災害時でも使えることから(電気いらないので)メリットも多いのだそう。(デメリットとしては、広い土地が必要)
暗証番号は警察で教えてくれる
運転免許試験場で、免許証の本籍などの情報を見るための暗証番号1・2。これらの紙を無くしてしまっても、警察に持っていけば暗証番号は教えてもらえるそうです。
まとめ
というわけで、無事に運転免許証の更新が完了しました。
次の更新時期にはもう令和5年になるのかー、と新しい免許証を見たところ……
平成……!平成36年……だとっ……!!!
あと5年は平成表記にお世話にならなければならないようです。
運転免許試験場で配布されている「目隠しシール」
余談ですが、運転免許証の裏面には臓器提供の意思表示を記入する欄があります。しかし、身分証明として、意外と他人に見られる機会が多い運転免許証。この欄は見られたくない、という人のために目隠しシールが配布されていました。
一度剥がすと無効になるシールだそうです。必要な方は貰ってかえってくださいね。
運転免許証の有効期限はあらかじめ確認しておきましょうねー!
後日……
その後、引っ越しに合わせて車を売却しました。しばらく車は所有しないのでペーパードライバー確定です。ちなみに、ガリバーやビッグモーターよりも高く買ってもらえてラッキーでした。