自作キーボードに興味が出てきた
自作キーボードとはなにか?それは、自分でキーキャップやキースイッチを選んで、ハンダづけをして組み立てる、文字通り「自作」。
なぜ自作キーボードに目をつけたかといえば、Mac用として発売されているキーボードが少ないから。(記事を読んでもらうと分かる通り、Mac用と名がつくものはだいたい持っています)
自分が本当に納得できるMac用キーボードを手に入れるには、もう「自作」しかない。
キースイッチの感触を確かめる”テスター”
理想のキーボードを作るには「どんなキータッチに仕上げるのか」が重要です。ガチャガチャ、カチャカチャ、スコスコ、ココココ、ヘコヘコ、擬音で表す以上に自作キーボードにはさまざまなキーの音があります。
この音を出すのが「キースイッチ」と呼ばれる部品で、メカニカルキーボードの各キーには1つずつ存在します。(下の写真はキースイッチを採用した珍しい電卓です。→レビュー記事)
過去に青軸のキースイッチを採用したキーボードをレビューしています。
最も有名なのがCherryMXというキースイッチで「CherryMX互換」という指標があるくらい普及しています。他にも、自作キーボード界隈では、Gateron、kalihといったキースイッチが人気らしいです。初めて聞いた……試してみたい……しかし、どこで試せるのだろうか……
Amazonで探していると、キースイッチテスターという製品が売られていました。
これだ!とAmazonのカートに入れたのですが、ここにあるのはCherryMXだけ。他のメーカーのものは無いようです。
次は、Google画像検索で、英語も含めて探してみました。海外の製品でもっと沢山のキースイッチが試せるテスターを発見。さっそく、AliexpressのKPrepublic Storeで購入しました!KPrepublicの担当者とはメッセンジャーでやり取りできるので安心です(英語だけど)。
Aliexpressで初めて購入する方はクーポンがもらえるので、お忘れなく。
81 SWITCHES TESTERが到着
中国から発送され、約8日後に日本に到着しました。China Postから日本郵便へ。表示上は最短でも10日後だったのに……早まったりするんだ……。
テープでぐるんぐるん巻きだった中から出てきた、ややひしゃげた箱……。
プチプチでぐるぐる。
届いたー!これはなんという魅惑的な光景なのか……
なんか、思ってた以上にすごいぞ……ただキースイッチが並んでいるだけだというのに……
6社81種類のキースイッチが一堂に会する
ここにあるキースイッチは9×9の81種類。すべてが異なる種類のキースイッチです。世の中にこんなにキースイッチがあったなんて。
下の写真のように、Cherry MX、Kalih、Gateron、Outemu、TTC、GREETECHの計6社のキースイッチが並んでいます。各社の黒軸、赤軸、青軸など、見た目に分かりやすいものからTTCの見分けがつかないものまでいろいろと。
これは選び放題ですね……。
正体は、キースイッチがハマるアクリル板
キースイッチテスターではありますが、各キースイッチはすぐに取り外せるようになっており、その下は厚いアクリル板になっていました。
ひっくり返してもバラバラになることはありません。
やだ、最高……撮影タイム開始
写真撮ってるうちに、楽しくなってきたので、しばらくキースイッチ写真集をお楽しみください。
一列に整列している様子も美しい。
キーキャップ用の「+」が並んでいるのも様になります。
「+」だけでなく「田」になっているものが、ランダムに混じる様子もいいですね。
ミニチュアの都市に迷い込んだように錯覚しそうになります。
透明でカラフルな、前衛的な墓地のようにも見えてきます。
アングルを落とすと、実験用の小瓶か、香水瓶が並んでいるようにも見えます。
あー楽しい。(お付き合いいただきありがとうございます)
81個のキーキャップ が付属
さて、このままではキースイッチの押し心地を試せません。キースイッチにはキーキャップ が必要だからです。ちゃんと付属していました。
81個の無地のグレーキーキャップ です。
ちまちまとキーキャップをはめていきました。急にテトリス感出てきた。上下左右間違えると、意図しないキースイッチを押してしまいそう。
先ほどまでのカラフルさが嘘のように、急に『1984』のような全体主義国家が生まれてしまった。
TTCのキースイッチがオレンジ色なので助かる。
まとめ
目的を見失いがちな勢いで楽しいです。デスクの横に置いて、ストレス解消にカチャカチャ言わせてます。さて、どのキーで自作キーボードを作ろうかな……
なお、キースイッチによって、音がうるさいものと静かなものがあるので、1キーずつ音の大きさを測定してみようと思います。くじけなかったら本記事に追記しますので、追記されてなかったら「くじけたんだ……」と思って、そっとページを閉じてください。
※上の写真で使用しているのは、サンコーの小型デジタル騒音計です。