スマートデバイス時代の電源問題はこれで解決?HameeのAC&USB充電ステーション“humor”をレビュー!

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スマートデバイス時代の「電源問題」とは?

Google HomeやAmazon Echoを始めとしたスマートスピーカーや、従来からのスマホ・タブレットなど、ひっくるめてスマートデバイスがわたしたちの生活の中に溶け込み始めています。しかし、それらの機器が増えるにつれ、同じ数だけACアダプタも増えてしまう「電源問題」が発生します。

家の中のコンセントは有限なので、できるだけ効率的に使いたいので口数の多い電源タップを使うのが一般的ですよね。最近ではUSBポートの付いた電源タップも増えており、用途に応じた使い分けができるようになってきています。

過去に下記のような製品もレビューしていますが、わが家ではテレビ周りの電源をこれでまとめています。

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PCデスクは電源周りがカオス……

USBポート付きの電源タップは増えてきましたが、ACコンセントもUSBポートもそれなりにあって、一台で解決できるような製品はなかなか見かけません。具体的には、PCデスク上で使えるだけのポート数が必要です。
例えば自分の環境だと、下記のポートが1台にまとまっていると理想的なのですが……

  1. ACコンセント:ディスプレイの電源
  2. ACコンセント:Intel Compute Card Dockの電源
  3. ACコンセント:(予備)
  4. USBポート:iPhone充電用(Lightning)
  5. USBポート:Androidタブレット充電用(MicroUSB)
  6. USBポート:Androidスマホ充電用(USB-C)
  7. USBポート:Goose Home Mini給電用(常時)
  8. USBポート:(予備)

合計で、ACコンセントが3つ、USBポートが5つ。これだけの数をまかなってくれるタップはなかなか見当たりません。
少なくともUSBポートに関しては、NuAnsのマルチ充電トレイCOLONYに、AnkerのAnker PowerPort+ 5 USB PDを組み合わせることで解決はしているのですが、これにコンセントが付いていれば最強だったのにな……と。

Hameeオリジナルの“見せる”電源タップ

Hamee(ハミィ)といえば、スマホアクセサリーの製造・販売で有名な会社。そこが電源タップを発売しました。一見するとUSBハブのようなのですが、ACコンセントも備えているとか……これは望んだ製品なのかもしれないと購入してみました。

製品名は「humor(ユーモア)」

製品の名は「humor」。キリンのロゴとか、薄いグレーの優しい色合いとか、さりげなく可愛らしい感じのパッケージです。

中身は取扱説明書とhumor本体のみ。

前面で「humor by hamee」を主張しています。この手の主張はメーカーによって好き嫌いのわかれるところ。あえて隠すメーカーもあれば、工夫もなく型番やメーカー名を入れるところもあります。Hameeは「humor(ユーモア=人を和ませるおかしみ)」をデザインの一部として組み込みました。今後、このブランドを展開していく気概の表れなのかもしれません。

USB-Cも備えた充実のUSBポート5つ

前面に見えているUSBポートは5つ。上の4つはUSB Type-A、右下はUSB-Cです。左下は紛らわしいですが通電していることを示すLEDです。各ポートごとの性能は下記の通り。(取扱説明書より抜粋)

  • USB Type-A×4 出力:5V/2.4A(MAX)
  • USB Type-C 出力:5V/3.0A(MAX)

5ポート使用時の最大出力は合計6A、USB PDには非対応です。

ACコンセントを3つ装備

そして、背面にはACコンセントが3つ。シンプルにコンセントだけが並ぶので、真ん中あたりは刺し間違えそうに見えますが、コンセント同士はちゃんと間が空いているのでその心配はなさそうです。このコンセントは合計で1200Wまで対応しています。

万全の滑り止め

デスク上で使うことを明確に示している本製品なので、デスク上で滑らないための滑り止めは万全です。実際にデスク上で使ってみてもケーブルの抜き差し程度ではずれません。

MacBookの充電も可能

USB PDに非対応とありましたが、前面のUSB-Cポートを使ってMacBookへの給電も可能でした。MacBook上では「15W」のAC充電器として認識されていました。(ちなみに、ケーブルはUSB PDに対応したAnkerのPowerLine IIケーブルを使っています。給電を行う際はUSB PD対応のものを使いましょう)

もちろん、背面にあるACコンセントにアダプターを挿して使えば、通常の充電ができます。背面の適度な傾きのおかげで、ACアダプタを直挿ししてもhumor自体が倒れることはありません。

簡易スタンドにもなる底面プレート

もう一つ注目してほしいのは、底面に使われているアルミニウム製のプレート。スキー板のように前面が反っています。

これが簡易的なスマホスタンドとして機能するようになっています。充電しながら横画面でムービーを見られるようになっていて、なんとも心憎い仕掛けです。

というわけで、自分の望むものが全て詰まった完璧な充電ステーションなのですが、一つだけ苦言を呈すと電源ケーブルがかなり太いのです。壁面のコンセントに挿すと、取り回しがしづらいので、せめて次期製品ではここが折り曲げプラグになっているといいなと思いました。逆にいうとそれくらいしか弱点はないんですけどね。

電源周りをスッキリさせたい人にはオススメの製品です!

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