日本でも1月9日(火)にLiberty+が発売開始されました。
ANKERのサブブランド“ZOLO”
ANKERといえば、モバイルバッテリーで有名な企業ですが、今年に入って、eufyという家電ブランドや、スマホケースのKARAPAXのようなサブブランド戦略を展開しています。
今回紹介するZOLOもその一つ。AnkerのZoloといえば、過去にマグネットを使った周辺機器のサブブランドとして展開していましたが、ブランドをリブートした形になります。
Kickstarter発の完全ワイヤレスイヤホン
あのANKERが完全ワイヤレスイヤホンを出すということでニュースになりましたが、その手法としてKickstarterによる資金集めを行ったことも話題の一つでした。
あっという間に目標金額を突破し、この11月に全世界に向けて発送が始まりました。
ZOLO Liberty+のレビュー
というわけで、ZOLO Liberty+は11月末に到着しました。
パッケージ上のブランド表記は「ZOLO by ANKER」でした。これまでの「ANKER = ブルー」という印象を大きく変える「イエロー」のブランドカラーです。
Kickstarterで出資したモデルは、「Limited Edition」のエンブレムがあります。
パッケージ横には、「Smart Assistant Control」の表記。iPhoneだとSiriが起動しますが、今後これが拡充することがあるのでしょうか……
パッケージを開くと、スポーツをする女性のビジュアルが大きく表現されています。BOSEのSoundSport Free wirelessも同様の演出がありました。今後、こうした表現は増えていくのかもしれません。
内容物は、マニュアル、充電用USBケーブル、イヤーフック各種、Liberty+本体、充電ケースが揃っています。
充電ケースを取り出した後に、各国語で注意書きがありました。日本語も並んでいたので、これはやはり日本での展開も視野に入っているということで間違いなさそうです。
ANKER製品を購入すると付属する「Happy?」もイエローが基調。新鮮な印象があります
イヤーチップとジャケットは、各種揃っていますので、耳の形にフィットするものを選びましょう。
付属品の中で最も目を引くのは、充電用のMicroUSBケーブル。すべてがイエローです。
端子の中もイエローで統一するこだわりっぷり。こういうの、好きです。
Liberty+と充電ケース
一方、Liberty+と充電ケースは黒で統一されています。
充電ケースには、斜めにすっぽり入る形。入れる際にはピッタリ収まるのですが、取り出す際には、慣れるまでやや手間取ります。
Liberty+の重さは左右合わせて12.5g。完全ワイヤレスイヤホンとしては申し分のない軽さです。
しかし、充電ケースは115.5gと結構重量級。持った感じもかなりずっしりしています。
この理由は、搭載しているバッテリー容量にあるようです。Liberty+の連続再生時間は公称で約3.5時間。しかし、充電ケースを併用することで48時間もの再生時間を確保することでができます。モバイルバッテリーで大きく名を上げたANKERとしても、こだわりのポイントであることが伺えます。
音質その他のレビュー
下記の記事にて、各メーカーの完全ワイヤレスイヤホンと比較レビューを行っています。合わせてご覧ください。
まとめ
詳しくは上記の比較レビューをご覧いただきたいですが、音質的には中音域が豊かで、AirPodsよりもバランスのよい音を出すイヤホンでした。イヤホンそのものもコンパクトで、耳の中での収まりがよかったです。
Kickstarterでの出資時には99ドルでしたが、実際の販売価格は149ドルになるとアナウンスされています。現在の為替レート(1ドル=112.5円)だと日本での販売価格は1万6,800円というところでしょうか。価格的にもAirPodsやJBL FREEなどの対抗馬になりそうです。
個人的には充電ケースの重さが気になるところですが、再生時間を気にする方には逆に安心材料になるでしょう。2017年12月時点で日本での販売は未定ですが、日本語対応も終わっていることから、近いうちに販売がアナウンスされるのではないかと思います。