「ケーブル内蔵」っていう響きに弱いんですよね。荷物は極力減らしたい。そしてスマートに収納したい。過去にもLightningケーブル・コネクタ内蔵のモバイルバッテリーをレビューしてきました。
今回は、それらを容量で上回る製品です。しかも、内蔵しているのがLightningケーブルだけではないという……
「7500mAh」の文字が目立つパッケージ。
説明の日本語がたどたどしいのですが、それゆえに読みたくなってしまうのです。「責任を負わないんです」って言っちゃうんだ。
裏面に製品の特徴が明記してあります。この翻訳に味がある。
さて、製品を見ていきましょう。内容物は、マニュアルとMicroUSBケーブル、モバイルバッテリー本体というシンプルな構成です。
iPhone 7 Plusと比較して見ます。表面積はだいぶ小ぶりです。
しかし、重さは約210g。iPhone 7 Plusより重いのです。
厚さもそれなりにあって、17.8mm。
側面には電源供給ボタンがあって、一回押すと、LEDが4段階でバッテリー残量を知らせてくれます。
さて、どこにケーブルが内蔵されているのかと言えば……
ここです。指でフタをスライドさせるとケーブルが出てきます。
しかも2本。iOSデバイスに給電するためのLightningケーブルと、バッテリー自身を充電するためのUSB-Aケーブルです。
Lightningケーブルから給電することもできますが、空いているUSBポートにLightningケーブルを挿すことで、iPadへの5V/2.4A供給も可能です。その横のMicroUSBポートはバッテリーへの充電用です。
内蔵されたUSB-Aケーブルからも充電できます。バッテリーへの供給口が2つもある!
iPhoneとAndroidへの同時供給も可能です。どちらも充電状態になっています。
Android側への供給値はこんな感じ。QuickCharge対応ではありません。
同じUSBポートにLightningケーブルを挿して、iPhone 7 Plusを繋いだところ。供給量は約5V/1Aと標準的。
それにしても、7500mAhという容量ながら、このケースにケーブルを2本とも収めてしまうのは嬉しいところ。カバンに常時放り込んでおいてもよさそうなバッテリーでした。