超小型USB-Cドック GENKI Dock 2とUVCキャプチャ ShadowCast 2はビジネスでも使える汎用性が魅力!(PR記事)

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GENKI製品といえば、2017年ごろからニンテンドースイッチ関連でクラウドファンディング界隈をざわざわさせていたメーカー。aptX LL対応アダプターは多くの模倣品が登場しましたし、GENKI Covert Dockは、ニンテンドースイッチを映像出力できる小型アダプターとして好評を博しました。

ニンテンドースイッチで使えることを意識した製品でもありつつ、MacやWindowsなどでも使える汎用性がその人気の秘密です。今回紹介するのは、GENKI Covert Dockの後継機種である「GENKI Dock 2」と、USBビデオキャプチャーデバイス・ShadowCastの後継機種「GENKI ShadowCast 2」です。

Makuakeでのプロジェクトはすでに終了していますが、詳細についてはMakuakeのプロジェクトページを参照してください。

本レビューにあたり、製品サンプルのご提供をいただいています。あらかじめご了承ください。

INDEX

コンセントに挿せる超小型USB-Cドック「GENKI Dock 2

まずは「GENKI Dock 2」です。パッケージは白を基調にしたシンプルなデザイン。前機種のGENKI Covert Dockはニンテンドースイッチの初期カラーをイメージしたデザインでしたが、今回は有機EL版のニンテンドースイッチをイメージしているのかもしれません。

日本での呼称はGENKI Dock 2
ビリビリ破って開封します

GENKI Dock 2は一見するとUSB ACアダプターのように見えますが、搭載されているのはUSB-CUSB-AHDMIの3ポートです。HDMIはもちろん映像出力用です。

本体の上半分は半透明になっています。
HDMIがあるアダプター

GENKI Dock 2は、USB PD電源アダプタのように見えますが、中身は映像出力可能なUSB-Cドック、つまり電源アダプタを統合したUSB-Cドックなのです。電源アダプタもよくできていて、プラグは内蔵式で、最大出力は前機種の30Wからアップして、最大45Wの電力を供給してくれます。

プラグは持ち運びに便利な内蔵式
プラグがシャキッと出ます

最大45Wの出力は、USB-CポートとUSB-Aポートを合算した数値です。USB-Cポート単体では40W、USB-Aポート単体では5Wになります。

前機種の30Wという出力は、ニンテンドースイッチだけでなくiPadやMacBook Airへも電源供給できるだけのパワーがありますが、GENKI Dock 2の45W出力はSteam DeckやWindowsノートでも実用的に使えるようになります。最近ではSteam DeckのようなポータブルタイプのゲーミングPCが増えつつあり、より大きな電力を必要としているので、この出力アップは今後も末長く役立ってくれそうです。

付属品の中には、約1.8mのUSB-Cケーブルが含まれます。USB-Cを使った映像出力は、通常のUSB-Cケーブルでは対応できません。映像出力に対応したUSB-Cケーブルはお高めなので、こうしてセットに含まれているだけでお得です。

ケーブルは頑丈です
コネクタの片側はL字タイプ

また、海外で使えるグローバルアダプター3種も付属しています。GENKI Dock 2自体は、100〜240Vに対応しているので海外で使用できます。汎用のUSB-ACアダプターとしても使えるので、一石二鳥です。

それでは実際にGENKI Dock 2を使ってみましょう。

GENKI Dock 2をニンテンドースイッチ・iPhone・iPadで使う

使い方としては非常にシンプルです。GENKI Dock 2をコンセントに繋ぎ、ニンテンドースイッチとはUSB-Cケーブル、テレビとはHDMIで繋ぐだけ。

有機EL版のスイッチとよく合う
HDMIとUSB-Cを使う

ニンテンドースイッチが純正ドックなしで、テレビに出力できる

これで、ニンテンドースイッチの純正ドックと純正ACアダプターを使わずにテレビ画面に出力できるようになりました。

ただ、ニンテンドースイッチと一緒に使う分には、前機種のGENKI Covert Dockと変わりがないように見えます。性能アップを体感して見るべく、他のデバイスとも組み合わせてみましょう。

iPad Proで拡張ディスプレイが便利!

次は、iPad Proと接続してみます。これまでiPadの画面出力といえば、iPadの画面をそのまま映す「ミラーリング」だけでした。しかし、iPad自体の性能アップとiPadOSの進化により、Macのように別画面を映す「拡張ディスプレイ」が可能になっています。

両端に黒帯ができるミラーリング
デスクトップ表示の拡張ディスプレイ

実は、前機種のGENKI Covert Dockの映像出力は1080p止まりでしたが、GENKI Dock 2は最大4K出力(しかも60fps)が可能になりました。iPad ProやiPad AirのUSB-Cポートは、4K出力に対応しているので、GENKI Dock 2の性能を活かすことができます。

iPadにはUSB-Cポートが1ポートしかないため、USB-Cで映像出力してしまうと電源供給ができず、バッテリーがどんどん減っていってしまいます。GENKI Dock 2であれば、電源を供給しつつ映像出力ができるので、わざわざUSB-Cディスプレイを使わなくても同様のことができます。これは便利です。

iPhone 15 Pro MaxのUSB-Cポートでも使える

そして、iPhoneでも使ってみました。iPhone 15シリーズで採用されたUSB-CポートはDisplayPortを通すので、当然GENKI Dock 2でも使えます。

iPhone 15 Pro Maxに直結
ホーム画面がそのまま出力

実家に帰省したり、旅先のホテルで使ったり使い方も広がります!

これまでのGENKI Covert Dockは主にニンテンドースイッチでの利用を想定した使い方でしたが、GENKI Dock 2では電力供給や映像出力性能がアップグレードされたことでノートパソコンやポータブルゲーミングPCでも安心して使えるようになりました!

高画質なUSBキャプチャーデバイス「GENKI ShadowCast 2」

次は、GENKI ShadowCast 2です。こちらは、USBビデオキャプチャーデバイスで、前機種ShadowCastのアップグレード版になります。

こちらがShadowCast 2のパッケージ。前回までは平たいパッケージだったんですけど、今回は少し厚みが出ています。

USBキャプチャーデバイスと聞いても、馴染みがないかもしれませんが、パソコン上にニンテンドースイッチなどの外部デバイスの画面を映せるもの、だと考えてください。(UVC = USB Video Classという、USBでWebカメラを扱う汎用規格が使われます)

USBキャプチャーデバイスは昔々から存在していたんですが、注目度が上がったのは、やはりゲームの実況配信でしょう。OBSなどのツールを使えば、ゲーム画面を取り込みつつ、カメラの映像を組み合わせて配信ができます。

ちなみにUSBキャプチャーデバイスは、Amazonなどで探せば1000円台から買うことができます。私自身いくつか試してみましたが、格安の製品は画質が粗かったり、遅延したり、ひどいものはノイズがのったりしました。とりあえず汚くても映ればいいというなら別ですが、高品質で安定している製品は1万円は超えてきます。

その点でGENKI ShadowCast 2は、1万円を切るリーズナブルな価格です。性能が高ければ、十分にお釣りがくる価格設定と言えるでしょう。

ビリビリ破って開封です
バラっと開きます

内容物はShadowCast 2本体とマニュアル、USB-Cケーブルです。付属するUSB-Cケーブルの長さは約1.2m、当然映像出力に対応したものです。コネクタは片方がL字になっているので取り回しがしやすくなっています。

ケーブルの一方はL字型
もう一方はI字型

GENKI ShadowCast 2本体のデザインは、前機種のブラックと違いホワイトになりました。反対面は半透明です。このデザインルールは先述したGENKI Dock 2と同じですね。

片面は真っ白
反対側は半透明です

コネクタの両端がHDMIとUSB-Cになっています。

広いほうがHDMI
狭いほうがUSB-C

それではMacBook Airの画面に映していきましょう。

高画質で超低遅延のキャプチャデバイス「GENKI ShadowCast 2」

GENKI ShadowCast 2と、MacBook Airとを組み合わせて試してみました。

iPhoneの画面をMac上に表示する

手軽に、iPhoneから接続してみます。iPhoneの画面をMacBook Air上に映してみましょう。iPhoneから映像出力するために、AnkerのHDMI変換アダプターを間に挟んでいます(写真左)。

HDMIアダプター経由で接続
使用中はインジケーターが光る

GENKI ShadowCast 2経由の映像をMacやWindows上で表示するには、GENKI Arcadeアプリを使用します。GENKI ArcadeアプリはMacやWindowsのネイティブアプリだけでなく、ブラウザから利用できるWebアプリも存在します。これが便利なんです。

下記のリンクから利用・ダウンロードできます。

実際に、iPhoneの画面を表示してみました。

余白がムダに多いiPhoneのキャプチャ

前機種のGENKI ShadowCastと明らかに違うと感じるのは、その反応速度です。USBキャプチャデバイスは、どうしても実際の操作と画面上への反映にタイムラグが出てしまいます。要は「もたつき」を感じてしまうのです。ところが、GENKI ShadowCast 2は速い。ほぼリアルタイムで動いているように感じます。

試しに、iPhone上でNetflixの映像を再生してみたところ、MacBook Airの画面上で再生しているのと変わらないくらい自然でした。音声の遅延もなく、シンプルに再生デバイスとしても使えるようになっています。

実際に操作してみて気づくのは、画面が高画質のまま使えていることです。キャプチャデバイスはその仕組み上、低品質な製品ではノイズや画質低下が起きやすいのですが、GENKI ShadowCast 2はそれがありませんでした。高画質・低遅延に進化したのは間違いありません。

Mac上にニンテンドースイッチの画面を表示する

次は、ニンテンドースイッチの画面をMacBook Air上に表示してみます。

iPhoneの場合はアダプター経由でGENKI ShadowCast 2を直結すれば使えましたが、ニンテンドースイッチの場合は電源供給も行う必要があります。そこで使うのが、記事前半で紹介したGENKI Dock 2です。GENKI Dock 2のHDMIポートにGENKI ShadowCast 2を挿すことで、ニンテンドースイッチの純正ドックを使うことなく、キャプチャが可能です。

付属のUSB-Cケーブルで接続
GENKI Dock 2が便利

これで、MacBook Airでニンテンドースイッチの画面を表示することができました。しかも、高画質・低遅延ということもあり、テレビに出力したときと同じように、ニンテンドースイッチのゲームを遊ぶことができます(そして実際にレビュー中にかなりゲームしてました)。

Mac上でプレイできるニンテンドースイッチ

さて、USBビデオキャプチャデバイスとしてのGENKI ShadowCast 2ですが、使い方としては配信用途が挙げられますが、ここまで見てきたように、パソコンの画面で映像を視聴したりゲームができたりします。

前機種のShadowCastや他社のツールでも同じようなことはできますが、高画質・低遅延という点が異なります。いかに「実用的に使えるか」が重要です。その点で、GENKI ShadowCast 2は文句なしに最高のUSBキャプチャデバイスと言えるでしょう。

なお、配信は何もゲーム実況配信だけではありません。ZoomやTeamsなどのウェブ会議でも使えます。方法はとっても簡単で、映像の入力元として、Webカメラではなく「GENKI Arcade」を選ぶだけ。例えば、iPhoneの画面を操作しながら相手に説明したいとき、はすぐに実現できます。

GENKI ShadowCast 2のデバイスとしての汎用性もそうですが、ゲームだけでなくビジネスの現場でも使えるという、シチュエーションでの汎用性も抜群なのではないでしょうか。

裏技……?iPadでニンテンドースイッチを遊ぶ

ところで、GENKI Arcadeアプリには、ブラウザ上で動くWebアプリが存在します。このWebアプリを使うと何ができるのか?……そう、iPad上でニンテンドースイッチが遊べるのです(実際に遊べました)。ニンテンドースイッチの画面と比べると、iPadの画面は十分大きいので、簡易ディスプレイとして楽しめます。

GENKI Alpine Collectionのまとめ

GENKI Dock 2、ShadowCast 2ともに、前機種から着実なアップグレードを果たしています。GENKI Dock 2はより多くのデバイスで実用的に使える電源出力を備え、ShadowCast 2は実用的に使える高画質・低遅延を実現しました。

ついついゲームでの用途が目立っていますが、そもそもGENKI Dock 2は汎用的なUSB PDの電源アダプタであり、映像出力付きUSB-Cドックです。そしてGENKI ShadowCast 2は汎用的なUSBキャプチャデバイスです。プライベートでもビジネスでも使える製品で、今後も長く役立つであろう性能を備えています。新たに導入を考える際の選択肢として、ぜひ検討してみてはどうでしょうか。

省スペースで実現できるモバイルゲーミング環境

GENKI Dock 2、ShadowCast 2は単体でも魅力的な製品ですが、Makuakeではこの2つをセットにしてお得に購入できるプランが用意されていました。Makuakeでのプロジェクトは2024年3月30日(土)18時で終了しています。

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