オーディオテクニカ ATH-CC500BT2 レビュー/軟骨伝導イヤホンがLE Audio対応で第2世代にアップデート、アプリも使いやすい機能を搭載!

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オーディオテクニカの新たな軟骨伝導イヤホン、第2世代へ

Amazonのセールで安くなっていたので、つい買ってしまいました。軟骨伝導イヤホンの2世代目です。

第1世代も購入して高音質が気にいって使っていたんですが、各ユニットが大きいので、なんだかんだ軽くてしなやかなShokz OpenRun Proに戻っていたんですよね。音はよかったし、充電はUSB-Cだし、骨伝導と違ってブルブルしないし、軟骨伝導には一目置いていたんですが、使いやすさの面で、OpenRun Proに今一歩及ばずでした。

持った瞬間、まず気づくのが箱の軽さです。中身が抜き取られていないか心配になるほど軽量です。付属品はシンプルで、保証書、マニュアル、キャリングポーチ、USBケーブルが入っています。イヤホン本体はキャリングポーチに収められていました。

軽すぎるパッケージ、空では?
ATH-CC500BT2の付属品

今回レビューしたのはホワイトモデルです。ホワイトモデルの色合いは、ややクリーム色がかったライトグレーです。イヤホンは前作と比べて各ユニットが小さくなり、スリムになっています。特に軟骨伝導ユニットの形状が改善され、出っ張りが減り、すっきりとしたデザインになっています。

出っ張りのないスッキリデザイン
スリムな見た目になりました

ワイヤー部分はしなやか。ボタンなど操作系は左耳側に振り分けられています。充電端子は前製品同様にUSB-Cを採用しています。ただ、Shokz製品と違って、防水性能はIPX55止まりです。

左耳側に各ボタンがある
USB-Cポートはキャップ付き

装着感は良好、圧迫感が低減された

ユニットが小さくなったことで、耳周りの圧迫感が低減されました。メガネをかけていても負担が少ないので、長時間かけていられます。Shokzなどの骨伝導イヤホンは、こめかみの近くにユニットが位置しますが、軟骨伝導イヤホンは耳の軟骨に触れるので、耳の穴に近い位置にユニットが配置されます。

メガネをかけても痛くない
耳に近い位置で固定される

骨伝導イヤホンを使い慣れていると、ユニットの位置に違和感を覚えますが、まあ、すぐ慣れます。

音質は前製品から改善、だが……?

まずはiPhoneとペアリングして、Apple Musicを聞いてみました。iPhoneとはAACコーデックで接続されます。音質は、高音の響きが改善され、低音も適度に効いて聴こえます。オーディオテクニカらしい、バランス感覚のいい音質です。なお、音量を上げても、骨伝導イヤホンのような「ビリビリ感」は全くありません。これが軟骨伝導イヤホンならではの利点だと思います。

ちなみに、音はやや小さめで、音量をけっこう上げないと聞こえません。これはちょっとマイナスポイントです。

ATH-CC500BT2のBGMモードはいいぞ

オーディオテクニカの専用アプリを使用することで、ファームウェアのアップグレードやイコライザー調整が可能です。また「BGMモード」という興味深い機能も搭載されています。このモードをオンにすると、音が耳元ではなく外側で鳴っているように聴こえます。

専用アプリで各種設定が可能
BGMモードをONにする

環境音として自然に溶け込み、作業中の集中を妨げません。これ、けっこうオススメです。

ホワイトノイズも使える「サウンドスケープモード」

さらに「サウンドスケープモード」という環境音再生機能もあります。自然音やヒーリング音など内蔵された13種類の音を再生可能です。先ほどのBGMモードとの組み合わせで、まるでその場にいるかのような臨場感が得られます。これもけっこういい。

環境音が用意されている
ダウンロードしておく

次世代ワイヤレスオーディオ「LE Audio」に対応

ATH-CC500BT2の特徴として、次世代ワイヤレスオーディオ「LE Audio」に対応しています。前機種はこのタイプのイヤホンとしては珍しくaptX HDに対応していましたが、ATH-CC500BT2は非対応。その代わりのLE Audioです。

クリエイティブのBT-W6と併用
iPhoneでもLE Audioを利用可能に!

LE Audio対応の環境として、別売りのクリエイティブ「BT-W6」などを使用すれば、より高品質な音楽体験が可能です。なお、LE Audioには制限があるため、初期状態ではOFFになっています。

ONにする際に注意事項が表示されます
イヤホンの再起動も必要

LE Audioで聴いてみると、AACの殻を破って、透明感のあるスッキリとした音に変わります。変に味付けのない、スマートな音になるので、とても聴きやすいです。音楽というよりも、ポッドキャストやYouTubeのような音声を聞くのが向いている感じでした。

ネックバンド型のイヤホン選び、何を基準にするか?

現在、ネックバンド型イヤホンの主力はこの3製品。OladanceのOWS Sports、オーディオテクニカ ATH-CC500BT2、Shokz OpenComm 2です。それぞれ伝導方式が違っていて、OWS Sportsは空気伝導、ATH-CC500BT2は軟骨伝導、OpenComm 2は骨伝導です。骨伝導のOpenComm 2は音質面で他の2機種には劣りますが、そもそも用途が違います。

各社のネックバンド型イヤホン

直接的に競合するのはOWS SportsとATH-CC500BT2です。私自身、この2機種の使い分けが曖昧です。今のところはUSB-C充電できるATH-CC500BT2が優勢ですが、この先はわかりませんね。もう少し併用して使ってみます。

ATH-CC500BT2は夜の散歩にもちょうどいい

わが家ではコーギーを飼っているので、朝と夜の散歩が欠かせません。ATH-CC500BT2でポッドキャストをながら聴きしながら散歩しています。朝は街がざわざわしているので、ときどき聞こえないシチュエーションもあるんですが、夜は街も静かなので、BGMモードをONにして聴いています。

BGMモードにすると、それまで耳元で聞こえていた音が、少し距離を置いて聞こえるので、ながら聴きがはかどります。特にポッドキャストのようなトーク番組だから、というのもあるでしょう。散歩にオススメなATH-CC500BT2です。

まとめ:音質と快適さ重視ならATH-CC500BT2

今回の「ATH-CC500BT2」は、前製品以上に完成度が高い製品でした。特に軟骨伝導ユニットは大きな進化です。

骨伝導イヤホンに興味がある方、特に音質を重視する方には「ATH-CC500BT2」をおすすめします。最新のLE Audioにも対応しているため、iPhoneなどでLE Audio実装が進めば、この先も長く使えそうです。汎用的なUSB-Cケーブルで充電可能な点も、スマホと共用できて利便性高めです。

また、アプリを連携させることで、BGMモードやサウンドスケープなど、ながら聴きならではの使い方を提案してくれるのもよかったです。ながら聴きに興味がある方は、ぜひ試してみてください!

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