iPhoneで有線のヘッドホン・イヤホンを使うなら……?
iPhoneにはイヤホンジャックがないので、有線のイヤホンをヘッドホンを使うなら、変換アダプターが必要です。Apple MusicやAmazon Musicがロスレス音源に対応したことで、スマホでもハイレゾを楽しめるコンパクトなUSB DACが多数登場していて、もちろんLightningコネクタを持つiPhoneでも利用できる製品があります。
ただ、できればこうしたアダプターは小さいに越したことはありません。いい音で聴けるアダプターほど大きくなりがちですが、ほどほどにいい音で、小さいアダプターはないものでしょうか……あります。
ddHiFi TC35C Lightning版をレビュー
今回購入したのは、ddHiFiのTC35Cという
日本でのddHiFi製品は、株式会社ミミソラオーディオで取り扱いがありますが、TC35Cは販売されていないようだったので、HiFiGOで購入しました。海外からの発送ですが、送料はかかりませんでした(その代わり時間はかかります)。
TC35Cと一緒に、Lightningから4.4mmバランス接続可能なTC44Aを一緒に購入しました。
TC35CにはLightning版とUSB Type-C版があります。今回はiPhoneで使うため、チェックの付いているLightning版を購入しています。
見てください、この小ささ。これがTC35Cです。CNC加工されたアルミニウム合金の美しさが、TC35Cの高級感に拍車をかけます。
背面パネルはブラックで、アルミのブルーとの組み合わせが美しい。
左側面に3.5mmジャックがあります。標準的なイヤホンやヘッドホンであれば、そのまま使えます。
iPhone 13 Pro Maxに挿してもこの小ささです。究極の小型アダプターと言ってもいいでしょう。このサイズの中にDACチップとしてRealtek ALC5686が収められています。ALC5686は、32bit 384kHzまで対応しています。
L字型のコネクタなら、アダプターの存在をほとんど感じさせません。
ストレートタイプのコネクタだと、横に飛び出してしまい、やや扱いづらいです。
ALC5686が奏でる音は、高音から低音までメリハリがあり、聴きやすいです。この小ささでこれだけの音質があれば、大抵の人は満足できるのではないでしょうか。
ddHiFiのLightningアダプターは、どれも超小型でオススメ
今回紹介したTC35C以外にも、ddHiFiのアダプターは極小サイズのものばかり。iPhoneで使えるLightningコネクターのものも多いです。
上の写真では同じように見えるアダプターですが、それぞれできることが異なります。
TC35i(写真左)はLAMを搭載した3.5mm変換アダプター、TC35C(左から2番目)はDACにALC5686を搭載した音質重視モデル、TC44A(右から2番目)はCS43131を搭載した4.4mmバランス接続モデル、TC28i(写真右)はUSB-Cが使えるOTGアダプターです。
見た目も機能もシンプルで使いやすいddHiFiのアダプターは、どれもオススメです!
日本では取り扱っている製品が少ないですが、HiFiGO等の海外のストアでは多数の取り扱いがあります。HiFiGOではApple PayやPayPalでの支払いも可能なので、オススメです。