【2022年版】話題のスマートロックとは?個人&法人向けスマートロック 12製品サービスまとめ!鍵は持たない時代へ……

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スマートロックとは?

スマートロックは「鍵と錠をデータ通信で開閉および管理するシステム」を指します。スマートフォンやインターネットを介して、ハンズフリーでの施錠・解錠や遠隔操作が可能になります。

スマートロックで何ができる?

スマートロックで実現できるのは、主に下記のようなことです。

  1. スマートフォンアプリで鍵の施錠・解錠ができる
  2. スマートフォンを持って近づくとハンズフリーで解錠できる
  3. 日時を限定した鍵(一時的)を、第三者に遠隔で渡せる
  4. インターネット経由で遠隔から施錠・解錠できる
  5. 鍵の施錠・解錠履歴を管理できる
  6. オートロックを行う

製品やサービスにより、できることは異なりますので、各製品・ソリューションの機能は要確認です。

スマートロックが必要なシチュエーションとは?

それでは、スマートロックが必要とされるシチュエーションとして、どのようなことが考えられるでしょうか?

個人向けのスマートロック利用シチュエーション

自宅で利用するスマートロックでは、下記のような用途が考えられます。

  • 子どもの帰宅把握のための履歴管理
  • 友人・親類のための一時的な合鍵発行
  • 施錠状態を確認するための遠隔管理
  • 鍵のかけ忘れ防止のためのオートロック

法人向けのスマートロック利用シチュエーション

同じようなスマートロックでも、業界ごとに必要とされる機能が異なります。

  • オフィスのセキュリティ強化(オートロック・鍵の個別管理)
  • 従業員の入退室管理、勤怠システムとの連携(履歴管理)
  • 不動産内見のための一時入室(遠隔操作・一時的な合鍵発行)
  • 貸会議室やコワーキングスペースの利用管理(合鍵発行)
  • 民泊やホテルのチェックイン(一時的な合鍵発行)

法人向けの製品・ソリューションは用途別に特化されているようです。

スマートロックの通信方式

スマートロックを実現するための通信方式として一般的なのはWi-FiやBluetoothですが、ホームオートメーション用の通信規格であるZ-Waveが使われることもあります。また、一つの方式だけを使うのではなく、Qrio LockやAkerun Proのように、Wi-FiとBluetoothを組み合わせて、設定・管理を行う製品・ソリューションもあります。

今後、IoT向けに作られた低消費電力LTEのLPWA(Low Power Wide Area)が普及すれば、商用サービスとしてLTE-MやNB-IoTが使われるようになるでしょう。

スマートロックの購入方法

スマートロック製品は、買い切りか月額料金制(サブスクリプション)、またはその両方になります。個人向けは買い切りであることが多く、法人向けはソリューション利用料金を含めた月額料金制が多いようです。

ただ、個人向けであっても、初期費用を抑える目的で、低料金のサブスクリプションが始まるケースが見受けられます。今後は個人向けもサブスクリプションモデルが増えていくのではないでしょうか。

個人&法人向けスマートロック製品・12選

日本国内で販売・サービス展開が行われている製品を紹介していきます。この情報は2020年12月時点のものです。最新の情報は、各サイトにてご確認ください。

Qrio Lock Q-SL2(Qrio株式会社)


SONYの子会社でIoTベンチャーのQrio株式会社が展開するスマートロック製品の2代目になります。単体ではスマホアプリとBluetoothによる施錠・解錠ですが、Wi-FiのハブになるQrio Hubを導入すれば遠隔操作に対応します。

運営会社Qrio株式会社
料金形態買い切り
スマホアプリQrio Lock( iPhone / Android
ハンズフリー解錠可能
合鍵共有可能 ※専用リモコンキーQrio Key(別売)あり
リモート操作Qrio Hub(別売)併用で可能
施錠管理履歴可能(スマホアプリ)
本体電源CR123A × 2本(予備で+2本セット可)
通信方式Bluetooth ※Qrio Hub併用でWi-Fiに対応
公式製品サイトQrio Lock(キュリオロック)- カギが自由になる生活。 | Qrio(キュリオ)
法人向けサービスビジネス向けスマートロック管理システム | カギカン

SADIOT LOCK(株式会社ユーシン・ショウワ)

ドアロック・セキュリティ機器総合メーカーの株式会社ユーシン・ショウワから登場したスマートロックが「SADIOT LOCK」です。他メーカーの製品と異なり、8つのカラーバリエーションがあります。SADIOTは「Smart Activated Devices with Internet of Things」の略称とのこと。

運営会社株式会社ユーシン・ショウワ
料金形態買い切り
スマホアプリQrio Lock( iPhone / Android
ハンズフリー解錠可能
合鍵共有可能 ※専用リモコンキーSADIOT LOCK Key(別売)あり
リモート操作SADIOT LOCK Hub(別売)併用で可能
施錠管理履歴可能(スマホアプリ)
本体電源CR123A × 2本
通信方式Bluetooth ※SADIOT LOCK Hub併用でWi-Fiに対応
公式製品サイトSADIOT LOCK(サディオロック)|スマートロックで安心・安全は新しいカタチへ
法人向けサービス

SwitchBot スマートロック(SWITCHBOT株式会社)

スマートホーム製品を多くリリースしているSwitchBotからも、満を持してスマートロックが登場しました。既存のHub Miniと組み合わせることで他のSwitchBotシリーズと連動できるようになります。

運営会社SWITCHBOT株式会社
料金形態買い切り
スマホアプリSwitchBot( iPhone / Android
ハンズフリー解錠
合鍵共有
リモート操作Hub Mini(別売)併用で可能
施錠管理履歴可能(スマホアプリ)
本体電源CR123A × 2本
通信方式Bluetooth ※Hub Mini併用でWi-Fiに対応
公式製品サイトSwitchBot(スイッチボット)| Japan公式サイト
法人向けサービス

「SwicthBot ロック」は工事不要の後付け型スマートロックです。これまでのSwicthBotシリーズ製品と同様に、取り付けはワンタッチで完了、取り外しも簡単です。また、さまざまなドアに対応可能で、6つの解施錠方法でご使用いただけます。賃貸物件でも手軽にスマートホームを実現できる製品です。

【SwitchBot】よりスマートなキーフリー生活へ!「SwicthBot ロック」予約販売中

bitlock(株式会社ビットキー)


買い切りの「bitlock LITE2」と、サブスクリプション(月額or年額)で導入できる「bitlock MINI」があります。(オフィス向けは「bitlock PRO」)

革新的デジタルキーテクノロジー「ビットキー」を用いて世界で一つのIDを。旧来の物理鍵と電子鍵の各々の課題・弱みを解決する。
株式会社ビットキー/Bitkey Inc.

SESAME4 セサミ4(CANDY HOUSE JAPAN株式会社)


クラウドファンディングサイトKickstarter発の製品。Makuakeで目標金額の11,847%もの資金を集めて発売されました。現在はSESAME 4が販売中です。

運営会社CANDY HOUSE JAPAN株式会社
料金形態買い切り
スマホアプリSESAME セサミ( iPhone / Android
ハンズフリー解錠可能(ノック解錠、iOSのみ)
合鍵共有可能
リモート操作WiFiアクセスポイント(別売)併用で可能
施錠管理履歴可能(スマホアプリ)
本体電源CR123A × 2本
通信方式Bluetooth ※WiFiアクセスポイント併用でWi-Fiに対応
公式製品サイトセサミ スマートロック | CANDY HOUSE JAPAN
法人向けサービスなし

NinjaLock2 NL2(株式会社ライナフ)


不動産管理システムなどを手がける株式会社ライナフの製品。別売のキーパッドを導入することで、NFCや暗証番号による解錠が可能になります。「Ninja Entrance」や「NinjaLock M」といった法人向けの製品・サービスもあります。

運営会社株式会社ライナフ
料金形態買い切り
スマホアプリNinjaLock( iPhone / Android
ハンズフリー解錠なし
合鍵共有可能
リモート操作なし
施錠管理履歴可能(スマホアプリ)
本体電源単三乾電池×2本
通信方式Bluetooth
公式製品サイトNinjaLock|生活を豊かにするスマートロック
法人向けサービスNinjaLock M|住宅向けスマートロック
NINJA ENTRANCE|スマートエントランス

Akerun Pro(株式会社 Photosynth)

もともとは個人向けの製品も存在したAkerunですが、現在は法人向けのみを展開しています。クラウド型入退室管理システムと銘打ち、オフィスのセキュリティ・管理機能を向上させる仕組みを構築しています。

Akerun 入退室管理システム。オフィスシーンを徹底研究。信頼と安心、より良い体験を。初期費ゼロ、設置は貼り付けるだけなので工事不要です。まずは1ヶ月から始められます。
入退室管理システムならAkerun【オフィス向けスマートロック】

RemoteLOCK(株式会社構造計画研究所)

クラウド管理によるWi-Fiスマートロック。本体は買い切りで、クラウドシステムのみの月額利用料となっています。ビジネス向けプランだけでなく、ホームプランも用意されています。開発は米LockState社、日本国内での販売・サービス提供は株式会社構造計画研究所が行っています。

スマートロックでカンタン・ITで入室管理。
RemoteLOCK(リモートロック)は物理カギもスマホアプリもいらないスマートロックです。
Wi-Fi&暗証番号で、あらゆるドアと入室をクラウドから遠隔管理するため、遠隔対応、自動化、無人化などビジネスでのご利用・運用に最適なスマートロック/電子錠です。
RemoteLOCK |ビジネスのためのスマートロック

L!NKEY リンキー(株式会社ユーエムイー)

サムスン製のスマートロックを使用した、民泊向けのスマートロックシステム。複数の民泊を一括管理できます。タッチパネルを使った暗証番号による解錠なので、スマホもアプリも不要です。

暗証番号でカギを発行ネットワークに接続して民泊施設のカギを管理するタッチパネルのスマートロック「リンキー」の特別ページです
民泊スマートロックの決定版「リンキー」

KEYVOX(ブロックチェーンロック株式会社)

月額プランは、レンタルスペースビジネスに最適な支払機能を持っています。入退室記録にはブロックチェーンを使用しているそうです。

KEYVOXスマートロックシリーズの高信頼ロック、XP1の機能一覧です。穴あけ工事が不要な多機能ロックとして他社の追随を許さない仕上がりです。ロックとしての信頼性及び、ソフトウェアサービスの多彩さがKEYVOXシリーズの特徴です。XP1を空間運営の心強いパートナーに。
KEYVOX スマートロック | 穴開け工事不要

URANUS MOBILE(Rセキュリティ株式会社)

買い切り型のスマートロック、初期費用は高いですが、月額費用はかかりません。暗証番号、Felica、アプリと解錠方法が複数用意されています。電話対応や、24時間365日のサポートなど、アフターケアの厚さがポイントです。

URANUS MOBILEは、自宅やオフィスの安全性・利便性を格段に向上させる次世代キーです。最新のIOT技術と、日本一の鍵のトラブル対応インフラを駆使し、一軒家、マンション、オフィス、民泊施設など、さまざまなシーンでの安心・安全・便利を提供いたします。
URANUS MOBILE | 安全・便利な最新IOT技術キー

ALLIGATE アリゲイト(株式会社アート)

初期費用0円、月額費用のみの入退室管理システムです。入退室ログを取り込むことで、TeamSpiritの勤怠管理に反映することができます。

アリゲイト – Alligate

まとめ

スマートロック自体は2010年代前半に登場していましたが、それを支えるクラウド環境・通信環境やスマホの進化が、ようやくスマートロックのコンセプトに追いついてきたようです。

こうしてまとめてみると、法人向けサービスが充実してきているのを感じますが、一方で個人向けのサービスはまだまだ広がりが見えません。個人向けは住宅設備に組み込みが進むことで、ようやく普及していくのでしょう。

ちなみに、私は引越しを機にQrio Lock Q-SL2を導入しました。オートロック機能と履歴管理が便利だと感じています。

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