EarFun Free TW-100 レビュー/ワイヤレス充電、防水IPX7、コスパ抜群の完全ワイヤレスイヤホン登場!

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激戦?ローエンド・完全ワイヤレスイヤホン市場

完全ワイヤレスイヤホンの普及に伴って、ローエンドからハイエンドまでさまざまな製品が展開されるようになってきました。
その中でも、5,000円以下のローエンド価格帯のイヤホンは玉石混交。Amazonを調べると、4,980円のラインでAnkerやJPRiDE、SoundPEATSといったAmazonではおなじみのメーカーが並び、その他にも製品名すらない怪しい製品がラインナップされています。
入門編としてちょうど買いやすい価格帯でもあるこのローエンド市場。ここに新たな刺客が送り込まれてきたようです。

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5,000円以下で買える完全ワイヤレスイヤホン、どう?

今回紹介するのは、EarFun株式会社の「EarFun Free」。初めて聞くメーカーの製品なんですが、CESでの受賞歴(CES 2020イノベーション・アワード)があるなど、同価格帯の製品とは違う雰囲気を漂わせます。

※本レビューにあたって、EarFun様より製品サンプルを提供いただきました。

EarFun Freeをレビュー

EarFun Freeのパッケージは5,000円以下の製品とは思えないほど、しっかりした作りです。

パッケージ背面に特徴が書かれていますが、防水性能IPX7や、ボイスアシスタントなどが並ぶ中、気になる記述がいくつかあります。詳しくはこのあとのレビューで。

EarFunのキーカラーであるイエローの内箱に収められたEarFun Free。ブラックのクッションにマットホワイトの本体が映えます。

内容物としては、充電ケース、EarFun Free本体、イヤーピース、USBケーブル、マニュアル等、となっています。オーソドックスな構成です。

EarFun Freeのレビューに行く前に、ちょっと見てほしいものがあります。

日本語マニュアルは、親切丁寧な作り!

添付のマニュアルは5ヶ国語に対応していて、その中には日本語のマニュアルもあるんですが、多国語マニュアルにありがちな、Google翻訳的な間違いはほとんどなく細かく図示されていてかなり丁寧に作ってある印象があります。

ちなみに、保証期間はちょっと長めの「18ヶ月保証」とのことで、1年半は安心して使い続けられます。

EarFun Freeの充電ケースはシンプルで綺麗な作り

充電ケースはマットホワイトで、表面はサラサラした加工がされています。中央の「EarFun」ロゴはエンボス加工されていて、低価格製品といえど手を抜かない作りに好感触です。

底面には各種認証ロゴが並ぶ中、日本の技適も取得しています。総務省の電波利用ホームページで機器の検索をしてみると、「令和元年5月14日」に「Shenzhen Earfun Technology Co., Ltd.」が「(株)認証技術支援センター」による証明を受けていました。

背面には充電用のUSBポートとしてUSB Type-Cが備えられています。最近はどのデバイスもこれがデフォルトになってきました。

フタの開き方はかなり軽め。少し力を加えるだけで、スッと開いてくれます。

ローエンドの製品とはいえ、加工の精度も高く、よくできていると感じました。

イヤーピースは3サイズ付属している

イヤーピースはS/M/Lの3サイズが付属しています。Mサイズは最初からイヤホンに取り付けられています。

最近のイヤーピースは、このようにトレーに取り付けられていることが多くなりました。ビニール袋の中に入っていると、中で曲がったりするので、この傾向は歓迎ですね。

左右のユニットは大ぶりながら耳にフィットする

EarFun Free本体は、完全ワイヤレスイヤホンとしては大ぶりな形状です。表面が丸く滑らかに加工されているので、付け外しの際には落とさないように注意してください。

ロゴの入ったパーツが操作用のボタンになっています。ロゴ下に穴が2つ見えますが、上は動作ランプ、下はマイク穴です。

ノズル周りの溝は浅めに加工されていて、イヤーピースの取り付けの際にちょっと苦戦するかもしれません。

EarFun Free本体の大ぶりな形状はどうだろうと思ったのですが、これが思った以上に耳へのフィット感が高く、耳の中に自然に収まってくれます。

滑らかな表面加工が施されているためか、長時間聴いていても、不快な感じはなく、ストレスフリーで聴き続けることができました。

イヤホン込みの充電ケースは、完全ワイヤレス軽量級!

EarFun Freeを充電ケースに収めてみます。スルッと入って、カチャッと音がして、充電が始まります。この一連の動作に、完全ワイヤレスイヤホンの快適さが凝縮されていると言っても過言ではありません。EarFun Freeは文句なく合格です。

充電状況を示すLEDは4灯あります。25%刻みかと思いきや、そういうわけでもなく、4灯で100%、3灯で80%以下、2灯で50%以下、1灯で10%以下、なのだそうです。1灯になったら即充電が必要です。

ただ、充電ケース併用で30時間以上使える(公称値)そうなので、毎日4時間使っても、1週間に1回充電するくらいで済みそうです。
EarFun Free本体を含む充電ケースの重量は58.6gになりました。

マニュアルによれば、充電ケースとEarFun Free本体の重量は60gとあったので、公称値よりも軽いという結果になりました。
完全ワイヤレスイヤホンの重さの基準といえば、やはりAirPodsがベンチマークになるでしょう。AirPods Proが実測56.9gだったので、ほぼ変わらない数値になります。

iPhone 11 Pro Maxとペアリングして聴いてみた

EarFun Freeの対応コーデックはSBCかAAC。となれば、iPhoneと接続しないわけにはいきません。iPhone 11 Pro Maxとペアリングして、Apple Musicの楽曲を聴いてみました。

音は軽めな印象ですが、解像感は細かく、音がしっかり分離していることが分かります。高音域から低音域まで満遍なく綺麗に鳴っていて、バランス感覚に優れたイヤホンです。
音のエッジは丸く、耳にキンキン突き刺さるような感覚はありません。待受時のホワイトノイズもなく、全般的に聴きやすいチューニングがされています。
この価格帯のイヤホンでこれだけ鳴ってくれれば、何の不満もありません。1万円くらいのイヤホンだって、モノによってはこんなに鳴らせないでしょう。
ただ、人が多い場所で電波の途切れは発生するようで、人でごった返す新宿駅のホームや、山手線の乗降時には、時折音楽が途切れたりすることがありました。この強度が強いと見るか弱いと見るかですが、これまで数々の完全ワイヤレスイヤホンをレビューしてきた自分からすると、ローエンドにしては強い、と判断しています。

EarFun FreeはQiワイヤレス充電にも対応している!

さて、ここまで読んでいただいて、EarFun Freeがかなり魅力的であることがわかってもらえたかと思います。
しかし、EarFun Freeにはさらに魅力的な機能があるのです。それがこの「ワイヤレス充電」です。一般的なQiワイヤレス充電器にのせれば、充電が始まるのです。

上の写真で使っている充電器はこちらの製品です。通常充電ならグリーン、急速充電ならブルーが点灯する、分かりやすい仕様になっています。
https://www.makkyon.com/2019/11/03/tunewear-10w-plus-wireless-charger/
ワイヤレス充電は、完全ワイヤレスイヤホンに必須の機能となりつつあり、すでに2019年段階でもAppleやB&O、Anker製品はワイヤレス充電可能な充電ケースに変わっていっていますが、これらのイヤホンはお値段もそれなり。
そんな中、EarFun Freeはこの価格帯では珍しい仕様になっていました。

まとめ

友人や知り合いから「安くておすすめの完全ワイヤレスイヤホン無い?」って聞かれたら、真っ先にこれを薦めてしまいそうです。音の作り・イヤホンの装着しやすさ・マニュアルの丁寧さ・ワイヤレス充電、と弱点のない作りをしていて、減点するポイントがありません。

この価格帯でこんな完成度の製品が出てくるなんて、たった数年で、すごい時代になってきたなと感じずにいられません。

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この記事を書いた人

Webマーケティングを生業にする、どこかの企業のマネージャー。あなたが使っているWebサイトの裏側で出会っているかもしれません。
このサイトは趣味で作っているものなので、仕事内容とは関係がありません。春と秋に山手線一周歩くイベント(ほぼ観光)を主催しているので、気になる方はイベントページを見てみてください。

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