ACタップにUSB-Cポートがあればいいのに……
わが家で使っている電源タップは、プリンストンのUniTAPの6ポートタイプ。2015年に購入したんですけど、当時からUSBポートを2基搭載、最大3.4Aの給電機能があり大活躍しています。
とはいえ、USB PDが普及した現在においては、もう少し出力が欲しいところ。電源タップにUSB Type-C(以下、USB-C)ポートがあって、USB PDで電源供給できればいいのに……と考えていたのですが……
ミヨシのモバイルUSB-ACタップならUSB PDが使える
USB PDが使える電源タップは、ミヨシ(MCO)さんが製品化されていました。モバイルタップということで、持ち出し用途が前提になりますが、スペックを見てみると屋内で使う分にも良さそうです。
今回はこのモバイルUSB-ACタップのホワイトを購入してみました。
USB PD対応のモバイルUSB-ACタップ IPA-24AC4をレビュー
ミヨシさんの定番製品ラインである「気付けばココにUSB(!)」シリーズ。「USB PD」がゴールドのシールで強調されています。USBポートが2つ縦に揃って、ACコンセントと並んでいるので、自然な配置になっています。
このシリーズで今も使っているのが、このLEDライト搭載USB-ACアダプター。ちょっと灯りが欲しい寝室で大活躍です。
パッケージをひっくり返すと、このモバイルUSB-ACタップの裏にはもう一つのACコンセント口があるのが分かります。
ついでに、USB出力の仕様も見ていきましょう。USB PDの最大出力は18Wなので、iPhoneやiPad Proを高速充電するのに十分な出力があります。また、USB-Aポートは10Wまで出ます。
気をつけたいのが、2つのポートを同時使用した際の最大出力値です。2ポート合計で「5V 3A」なので、USB-Aポートを使うと、USB PDは使えないと考えた方が良さそうです。
それでは、IPA-24AC4本体を見ていきましょう。オモテ側には2つのACコンセント、1つのUSB-C、1つのUSB-Aポートが並びます。
側面に巻きついているのは、コンセントから電源を取るためのケーブルです。
ウラ面には、ACコンセントが1口だけあります。
IPA-24AC4自体は、角が取れた優しい形状をしているので、コンパクトで持ちやすくなっています。
iPhone 11 Pro Max(写真左)と並べてみると、二回りくらい小さなサイズ感です。
重さは実測で113.9gと、大きさも重さも小型スマホくらいのサイズ感といったところ。
コンセントに繋ぐためのプラグは、ACタップに固定できるようになっています。
最長まで伸ばすとこのくらいまで。公称24cmです。外出時に使う想定なので、挿しにくい場所や、引き回しが必要な場所を考えると、この程度の長さがあれば、十分でしょう。
全てのポートにケーブルを挿してみました。実際に挿してみて感じたのは「これ一つあれば、ほとんどの用が足りそうだな」ということ。
また、本製品で疑問だったのは「なぜ背面にもACコンセント?」ということ。これも実際に挿してみて分かったんですが、おそらく直挿しのACアダプターや、プラグが大きいアダプター用です。他のコンセントを塞がないよう、背面に用意されているようです。
こうして実際に使ってみると、様々な利用シーンを想定して作られているのだなということがよく分かりました。
まとめ
実際に出張でホテルに持っていってみたんですが、ノートPCのACアダプター(USB PDでないもの)と、iPad Proの高速充電が、1つのコンセントでまかなえて便利でした。USB機器が複数ある場合には使い分けが必要ですが、外出先で複数のコンセントを使いたい場合には汎用性が高く、なにかと役に立ってくれそうです。
今回紹介したのはホワイトモデルですが、ブラックモデルもあります。