BenQ ScreenBar Plus レビュー/ディスプレイに掛ける、目に優しいLEDバーライト、デスクトップダイヤルも!

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目の健康を考える企業「BenQ」

このサイトでは、USB-Cディスプレイ製品のまとめ記事が人気なんですけど、各社のディスプレイについて調べていると「アイケアモニター」という言葉を使うメーカーがあります。

それが、今回紹介する製品を作っているメーカー「BenQ」です。

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BenQの考えるデスクライト「ScreenBar Plus」

長時間PCのディスプレイを見続けていると、眼精疲労を起こすことがあります。デスクワークをしている人は顕著で、これが毎日続くと、目だけでなく首や肩といった箇所にも変調を来します。

そこでBenQが考えたのは「照明」でした。今回紹介する「BenQ ScreenBar Plus」はデスクライトです。通常のスタンドライトとは何が違うのか、今回のレビューを通じて見ていきましょう。

※本レビューにあたって、製品サンプルをご提供いただきました。

リモコンがワイヤレスになり、間接照明モードも備えた上位製品「BenQ ScreenBar Halo」が登場しました!

BenQ ScreenBar Plusをレビュー

ScreenBar Plusのパッケージは、BenQのコーポレートカラーでもあるバイオレットカラーがあしらわれています。

ディスプレイの上に載せるLEDライトということもあり、けっこうな幅があります。パッケージ上に載せたiPhone 11 Pro Maxと比較すると、その長さがわかってもらえるでしょうか。

パッケージ上にScreenBar Plusの特徴がアイコンで示されています。英語と……中国語です。BenQは台湾のメーカーなので、このような表記になっているようです。

パッケージを開けていきましょう。ユーザー登録カード、簡易マニュアル、クリップ、デスクトップダイヤル、ScreenBar Plus本体が入っていました。

こちらがScreenBar Plus本体。細長いLEDバーです。表面はアルミ合金製で、二本指でつまめるほどの軽さです。

ScreenBar Plusの中を見ると、チップLEDが細かく、規則的に並べられていました。

ScreenBar Plusの背面には、MicroUSBポートが備えられています。

ライトバーらしい素直な形状をしているScreenBar Plus本体に比べ、特異な形をしているのが、ScreenBar Plusを設置するための「クリップ」です。指で掴んでいる、この円柱状のパーツが非常に重いのです(落ちないようにけっこう力が入っています)。この正体は後ほど……。

クリップでScreenBar Plus本体を挟みこみますが、その際にはScreenBar PlusのMicroUSBポートが見える位置に調整します。

これで、ScreenBar Plusをディスプレイに載せる準備ができました。

そして、ScreenBar Plusを構成するパーツはもう一つあります。それがこの「デスクトップダイヤル」です。接続用のUSBケーブルが直付けされています。

ダイヤルが1つとボタンが2つ、LEDが2つに、センサーが1つあります。これを見ただけで、LEDライトのコントローラーだと気づく人は少ないでしょう。映像編集やサウンドデバイスのようです。

このデスクトップダイヤルからは、2本のUSBケーブルが伸びています。1本はScreenBar Plusへ繋ぐMicroUSBコネクタ(写真左)、もう1本は電源を取るためのUSBコネクタ(写真右)です。

MicroUSBコネクタは、先にScreenBar Plus本体に繋げておきます。

ただ、このデスクトップダイヤルの簡易マニュアルが1枚入っているのですが、日本語化はされていませんでした。

なので、簡単に日本語化してみました。(若干ニュアンスは違うかもしれません)

操作系はボタンが2つと、ダイヤルが1つなので、迷うことはないでしょう。

BenQ ScreenBar Plusを実際に使ってみた

今回、ScreenBar Plusと一緒に使ったのは、PhilipsのUSB-Cドック搭載ディスプレイ258B6QUEB/11です。クリップの円柱パーツがちょうどいい重しになってバランスを取ってくれるのです。このための重量だったんですね。ただ載せただけなのにScreenBar Plusが超安定、このアイデアはいいですね。

この258B6QUEB/11には、急速充電用のUSBポートが装備されているので、デスクトップダイヤルの給電用のUSBコネクタはそこに繋ぎました。

ディスプレイの外側に少しだけはみ出すように設置できました。クリップの重しが効いているので、ぐらついたり曲がったりすることがありません。厚さ1〜3cmまでのディスプレイに対応するそうです。

258B6QUEB/11自体は狭額縁のディスプレイですが、ScreenBar Plusがディスプレイ表示領域に被ることはありませんでした。

ScreenBar PlusのLEDは、まばゆいばかりに光る

ここから先の記事はLEDの光を強調するため、暗めの写真を中心にお届けします。
デスクトップダイヤルを押すと電源がONになります。ScreenBar Plusは色温度の調節が可能で、これは寒色系(昼光色)に寄せた色合いです。

暖色系(電球色)に寄せることもできます。かなり印象が変わります。

さらに輝度を上げることができるので、輝度を最大にしてみました。非常にまばゆい光で、カメラの画面越しとはいえ、短時間でも見てられないくらいの激しい明るさでした。

最大で1000ルクスに達するそうで、明るいはずです。出力としては申し分なさそうです。

LEDの色温度を見てみる

部屋が薄暗くなってきた夕方、部屋の明かりを消して自然光のみにし、LEDの当たり方を見てみることにします。まずは、ScreenBar Plusをオフにした状態から。ディスプレイの明るさだけが目立っています。

これは暖色系(電球色)で、輝度を最大にしたところ。ディスプレイ自体の明るさは変わりませんが、キーボードの置いてある面がくっきり明るくなっているのが分かるでしょうか。

この状態のまま、輝度だけ最小に下げてみます。これでも、キーボードは明るく見えています。

次は、色温度を寒色系(昼光色)に寄せて、輝度を最大にしてみます。先ほどと比べると、手元は冷めた色みになっているのが分かります。

そして、寒色系のまま、輝度を最小に落としてみます。

ここまでの写真を見てもらうと分かる通り、ScreenBar Plusは、手元だけを照らし、画面自体には反射していないのがよく分かります。

デスクライトの多くは、反射光が画面に映り込んだりしてしまいますが、SceenBar Plusはちょうどいい角度で手元だけ照らしていました。

キーボードはどう見えるのか?

ディスプレイを含めた全体写真だと、光の当たり具合しか分からないので、キーボードの見え方にフォーカスしてみます。写真はリサイズ以外、無調整です。

まずは、ScreenBar Plusをオフにした状態です。暗くて、キーボードのキートップが見えづらいです。

まずは、暖色系の色温度(電球色)で、輝度を最大にしてみます。かなりオレンジがかった色みになっています。昼間はこの色みに違和感がありますが、夜だとこの色みが落ち着きます。

こちらは輝度を最小に落としたところ。上の写真に比べると暗く見えますが、実際にはこれくらいの明るさでも十分に作業ができます。

次に寒色系の色温度(昼光色)で輝度を最大にしたところ。かなりハッキリと見える明るさです。暖色系とは逆に、光が強すぎて、夜はかなりストレスを感じる明るさです。

こちらは、輝度を最小にしたところ。最小にしてもかなり見やすい明るさです。

これらの写真を見てもらうと、ScreenBar Plusの光が当たっている箇所と、そうでない箇所に明確に線引きがされていることが分かるかと思います。

実際には、デスクトップダイヤルの「自動調節ボタン」を押すことで、最適な色温度と輝度に調節してくれるため、自分で細かく調節する必要はありません。

BenQ ScreenBar Plusを1週間使ってみた感想

この状態で、1週間ほど使ってみました。

良い点と惜しい点がそれぞれ見えてきました。

ScreenBar Plusの良い点

基本的には作業が快適そのものです。手元が明るくなるだけでなく、画面も見やすくなりました。ScreenBar Plusの自動調節機能は常時有効なため、継続して作業していると、少しずつ色みが変わっていくようです。
ディスプレイからの光は知らず知らずのうちに目に負担をかけていたようで、このScreenBar Plusを使ってからというもの、昼は明るく(昼光色)、夜はリラックスして(電球色)作業することができるようになりました。
以前にデスクライトを使ったこともありましたが、どうしてもスタンドを設置するスペースが必要だったり、ScreenBar Plusはディスプレイの上に載せるだけでよく、設置スペースを必要としない点は大きな利点です。もちろんディスプレイへの映り込みが全くない点も良いです。

ScreenBar Plusの惜しい点

機能的に残念な点はゼロ。むしろ、デスクワークをする人にはみんなに使って欲しい。ただ、唯一の惜しい点としては価格がそれなりに高いこと。使ってもらって分かる良さなので、口頭で説明しづらく、なかなか薦めづらいことはあります。

BenQ ScreenBar Plusのまとめ

使い始めの頃は付けたり消したりしていましたが、慣れてくると、付けてないことがストレスに感じるようになり、今では作業時に欠かせないものになってしまいました。

画面がくっきり見えるようになったため、夜だけでなく昼間も付けるようになりました。目に優しい良い製品なので、みんなに使ってもらいたいです。

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