ペットボトルを大迫力ウーハーに変える?北欧ノルウェー生まれのBluetoothスピーカーSodapopをレビュー!

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Kickstarter発の新機軸ポータブルスピーカー

クラウドファンディング にはいろんな製品があって、製品化するかどうか、までのプロセスも含めて楽しい。
また、楽しさにも「技術的なチャレンジ」と「アイデア的なチャレンジ」の2種類があって、今回紹介する製品は、アイデア的なチャレンジのほう。↓これ。

ペットボトルを活用したBass(低音)重視のBluetoothポータブルスピーカー「Sodapop」です。「Bass. Reinvented.(再発明した低音)」と銘打ってますが、どういうことなのか……。
Kickstarterで出資受付が開始され、プロジェクトが締め切られたのが2018年8月末。

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低音を再発明?ポータブルワイヤレススピーカーSodapopをレビュー

梱包はクッション材やらボール紙やらで、厳重にぐるぐる巻きにされてまして、中から現れたのがSodapopのオレンジ。
初見でこれがスピーカーだと分かる人はいないんじゃないかな?

全6色の中で、これが一番綺麗に見えたのでチョイスしました。

ペット素材の中に見えるのがスピーカーユニットです。見えるように設計しているのが心憎い。ペットボトルの透明感が活かされてます。(製品自体はPET樹脂ではなく、透明なプラスチックのようです)

Sodapopの包装に、簡易セットアップマニュアルがあります。この後でも説明しますが、特に難しいことはありません。

iPhone XS Maxと比べるとこれくらいの大きさ。最近流行りのボトルコーヒーのようなサイズ感です。

ふと、Sodapopの底を見ると、円周上にスリットが入っています。この謎も後ほど。

Sodapopがどのように音を鳴らすのか、実際に組み立てて確認していきましょう。

開封と組み立て

外装のビニールを剥いで、ようやくSodapopとご対面。ビニールを取るとガラスケースのようにも見えます。

ロックがかかるようになっているので、回して外します。ちょっと固め。

Sodapopをパーツ単位にバラすと、こんな感じになります。

一つ一つ見ていきましょう。

ボトルパーツをチェック

上部、ボトル部分のフタはプラスチックパーツで補強されていますが、まんまペットボトルのもの。

ウーハーパーツ(?)をチェック

下部パーツには「DESIGNED IN NORWAY」の文字が。

ノルウェーデザインと聞くと「北欧デザイン」が思い浮かびますが、SodapopのWebサイトを見ると「Scandinavian design(スカンジナビアン デザイン)」とありました。スカンジナビアンはデンマーク、スウェーデン、ノルウェーの3カ国を指しますが、定義によってはフィンランドも入るようです。日本から見るとざっくり北欧でしたが、こんな区分けもあったんですね。
さて、下部パーツを取り外すと、内部では円周に沿って、USBケーブル(写真左)とオーディオケーブル(写真右)が収納されていました。ケーブルもコネクタも、同一色に統一する徹底っぷり、素晴らしいです。

中央に見えたQRコードは折りたたまれた紙の説明書。これを外すと黒いパーツがはめ込まれていました。指で押すとペコペコします。これがウーハー的な役割を果たしてくれるのですが、後ほど。(以後、便宜上、ウーハーパーツと呼びます)

下部パーツをひっくり返して底を見ると、スリットがあり、この裏側がちょうどウーハーパーツになります。

なお、この中央の突起には、ボトルの蓋がそのままはまるようになっていました。

ムダがなくて素敵です。(フタの有無は音質に関係ありませんでした)

スピーカーユニットをチェック

さて、Sodapopのメインはワイヤレススピーカーユニットです。タル型をしています。

つるんとした見た目。

背面の上部には、電源&ペアリングボタン、その左右に音量ボタンがあります。あと、ボタンとボタンの間にそれぞれLEDがあるんですが、写真だとよく分かりません。

このスピーカーユニット自体は独立したBluetoothワイヤレススピーカーなので、電源ボタン長押しでペアリングモードになり、iPhoneなどとペアリングできます。
背面の下部には、充電用のMicroUSBポートと、アナログ入力用のポートがあります。

両脇には、スピーカーユニットがあります。

そして、このスピーカーユニットの底にあるのが、このSodapop独自のユニークなギミックです。

ここを開くと、もう一つのスピーカーユニットが現れます。さらに、この穴はペットボトルの口に対応した溝があります。

ボトルをねじ込み、再び組みなおせば、Sodapopの完成です。

ペアリングしたiPhoneから音楽を聴いてみると、360度スピーカーのように空間に音が広がります。低音もけっこう出ているようです。このボトルはどういうギミックになっているのでしょうか。

Sodapopのギミックとは?

Sodapopの音を支えているのが、ボトルの底にあるウーハーパーツです。

スピーカーユニットからの音の流れを矢印にするとこのようになります。スピーカーの底から出た低音が、ボトルの底に仕掛けられたウーハーパーツを揺らし、低音を増幅する役割を果たしているのです。

スピーカーユニットをボトルから外し、単体で鳴らしてみたところ、底にフタをした状態では音が広がらないスピーカー、底を開いた状態だとスカスカな音の鳴るスピーカーでした。
このボトルありきで成立するスピーカーのようです。こんなシンプルなギミックなのに、ボトルが有ると無いとで雲泥の差がありました。

Sodapopの有線接続での音質は?

背面から有線で入力してみます。それにしても、本体とケーブルの色が統一されていると、美しいですね。

接続するのは、スマホ最強の音質を誇るONKYO DP-CMX1 GRANBEATです。

https://www.makkyon.com/2019/01/25/onkyo-dp-cmx1-granbeat/
GRANBEATで大音量の音楽を流してみたところ、こんなトイライクな見た目から想像もつかないようなド迫力の音楽が流れました。なかなか凄いぞ。(怒られたので止めました)
屋外に持ち出して使うのも良さそうです。

ペットボトルは流用可?

Sodapopのスピーカー接続口は、日本の大半のペットボトルで使われているものと同じようなので、手持ちの一般的な500mlペットボトルも取り付けることができました。
使えるのは使えます。ただ、底のウーハーパーツがないので、そこまで音が広がりません(スピーカーを素のまま使うよりはいいですが)。元のボトルでベストです。
ただ、汎用的なペットボトルが使えるのは、考えようによっては結構な利点です。例えば屋外のバーベキューなどで、中身の空いた2リットルのペットボトルにSodapopを設置すれば、簡易的なスタンドになり、高い位置で音を鳴らすことができます。かさばる三脚やテーブルを使う必要がないのです。

まとめ

科学の実験のようなワイヤレススピーカーですが、その実力は本物。クラウドファンディングはこういう“当たり”が見つかるので楽しいです。
低音を再発明したSodapop、超面白いガジェットです。
サイズ感的にBOSEのSoundLink Revolve+と同じくらいで、360度スピーカー的な使い方ができるので、なぜか隣に並べて使ってます。
https://www.makkyon.com/2018/08/27/bose-soundlink-revolve-plus/

Sodapopはおいくら?

出資当時の価格は440NOK(ノルウェー・クローネ)。米ドルで、59ドルでした。これはKickstarter価格なので、小売価格だと74ドルほどになるはず。
日本での販売は分かりませんが、輸入代理店が現れればここに手数料とか乗ってくるので、9,800円くらいになるのかもしれません(あくまで予測です)。
興味のある方はSodapop公式サイトへどうぞ。


An incredible smart invention to bring more bass and better sound to small portable speakers.
Scandinavian design.
Sodapop – Portable Bottle Speaker – Sodapop Audio – Expandable Bass Speaker

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この記事を書いた人

Webマーケティングを生業にする、どこかの企業のマネージャー。あなたが使っているWebサイトの裏側で出会っているかもしれません。
このサイトは趣味で作っているものなので、仕事内容とは関係がありません。春と秋に山手線一周歩くイベント(ほぼ観光)を主催しているので、気になる方はイベントページを見てみてください。

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