エルゴノミクスマウスは肩コリに効く?
オフィスワーカーのみなさん、肩こってませんか?その肩コリ、もしかしたらマウスのせいかもしれません。最近その名を聞くようになってきた「エルゴノミクスマウス」なら、肩コリの解消に一役買ってくれるかもしれません。
エルゴノミクスマウス知ってます?
今回紹介するのは、手を縦に立てて使うマウス、エルゴノミクスマウスです。
このタイプのマウス、最近出てきたものではなく、以前から発売されていました。あのAnkerからも!
エルゴノミクスマウスが注目されている理由の一つに「手首(腕)を正しい向きで使う」というものがあります。手をかぶせるように使う従来のマウスは、実は手首から前腕、肘にかけてひねっているため、長時間使っていると肩コリの原因になるというのです。
ドイツのメーカーperixx製マウス
今回、いろいろ探してみた中から、perixxというメーカーから出ているエルゴノミクスマウスPERIMICE-608を購入してみました。数あるエルゴノミクスマウスの中からなぜこの製品を選んだかのは最後のまとめで……。
perixx PERIMICE-608をレビュー
黒いパッケージに映えるのが右下のドイツ国旗を模した「Designed In Germany」のマーク。そう、perixxはドイツのメーカー。珍しいヨーロッパの製品です。
PERIMICE-608本体とマニュアルだけが入っています。
裏返してみると、中央に電池ボックスが見えます。
PERIMICE-608はUSBワイヤレスマウス
底面にはナノレシーバーが収納されています。そう、PERIMICE-608は有線マウスでもBluetoothマウスでもなく、USBレシーバーを繋ぐタイプのワイヤレスマウスです。
USBコネクタとほぼ同サイズのナノレシーバー。
電源は単四電池が2本。これは付属しないので、自前で用意しましょう。
私はエネループを挿しました。
perixx PERIMICE-608の外観をレビュー
PERIMICE-608は、ふつうのマウスを斜めに傾斜したような形状をしています。スクロールホイールの横(後ろ?)に付いているスイッチは解像度の切り替えスイッチで、押すごとに800/1200/1600 DPI(dot per inch)を切り替えられます。
親指が当たる方の面には、ボタンが2つあります。機能の割り当てとしてはWebページなどを「進む」「戻る」になります。※Macでは別アプリケーションでカスタマイズしないと動きません。
正面から見ると、PERIMICE-608の傾きがよく分かります。
このように、手を立てて使います。確かに腕のひねりがなくなって、自然にマウスが持てていることが分かります。
ふつーのマウスを使ってた身からすると、すごい違和感。とりあえず1週間ほど仕事で使ってみることにしました。
まとめ
一週間使ってわかったエルゴノミクスマウスの⚪︎と×
1日8時間以上、1週間このマウスで仕事をしてみた。
よかったところ
- 肩コリが解消するかどうか実感はないけど、腕の緊張感は軽減した(慣れると楽)。
- 長時間使っていても疲れにくい(疲れないとは言ってない)。
おしかったところ
- マウスの表面が滑りやすいので、少し持ちづらい。
- 腕をデスクに置いて動かすので、デスクに少し奥行きが必要。
- スリープ復帰後、一回クリックしてあげないと認識しない。
まとめのまとめ
期待しすぎはよくないし、これで肩コリが解消するとは言えないけど(肩コリ治ってないし)、1週間明けてふつうのマウスに戻ったら腕が疲れてきたので、エルゴノミクスマウスが腕を楽にしてくれるのは間違いない。
Macではカスタマイズできないので、別アプリで。
公式サイトにはWindows用のドライバがありますが、Mac用のものがありません。このままでは、「進む」「戻る」の2つのボタンは宝の持ち腐れ。
Mac用のマウスカスタマイズユーティリティアプリを使うことで、割り当て機能を変更でき、カスタマイズが可能になります。調べた限りでは、下記のようなアプリがありました。
- SteerMouse(30日間無料/1980円)
- Karabiner-Elements(試用可能/プロジェクトへの寄付金として10ドル)
- BetterTouchTool(45日間試用可能/6.5ドルと20ドルのプラン)
- Smooze(1週間試用可能/559円)
一通り使ってみたところ、BetterTouchToolが安定していたので、これで機能を割り当てて使っています。私は「戻る」と「LaunchPad」を割り当ててみました。LogiccolのOptionsを使ったときのようなカスタマイズが可能に!
米AnkerにOEM提供?
ところで、数多くあるエルゴノミクスマウスの中からなぜPERIMICE-608を選んだのかというと、米Ankerのサイトで同社製のマウスを見ていたら、PERIMICE-608と同じマウスを見つけたから(日本未発売)。
特徴的な曲線やLEDも全て同じなので、これはおそらくPERIMICE-608のOEM製品として、AnkerがErgonomic Wireless Vertical Mouseを販売しているのだと思われる。Ankerのマウス製品は正式に日本では売っていないので、それならばとPERIMICE-608を選んだのでした。
最後に……
PERIMICE-608を買って使ってる間に、ロジクールからエルゴノミクスマウスが出てしまって、試してみたい気持ちで溢れている(予約した)。