小型スピーカーSoundCore miniが防水対応でリニューアル!
AnkerのSoundCore miniといえば、今から2年前の2016年夏に登場した、小型のBluetoothスピーカーです。その小ささに似合わない力強いサウンドを鳴らすだけでなく、FMラジオが聴けたり、microSDカードスロットを備え単独で音楽プレーヤーとして使えるなど、妥協のない機能を備えた高コスパスピーカーです。
そんなSoundCore miniが防水対応になりSoundCore mini 2としてリニューアルしました。
Soundcore Mini 2(6W Bluetooth4.2 スピーカー)【IPX7防水規格 / 15時間連続再生 / ワイヤレスステレオペアリング / コンパクト設計】
AnkerのSoundCore mini 2をレビュー!
注文した当日に届くというAmazonプライムパワー全開のスピード感でした。Anker製品は昔からよく買っていますが、当初のシンプルなパッケージから、どんどん洗練されたものになっていってます……。
パッケージ側面にも「Fully Waterproof(=完全防水)」を謳う力の入れっぷり。IPX7に対応しているので、この画像にあるように水に沈めることも考慮されています。
外気と水中の温度差が5度未満の環境で、約1mの深さに一時的に30分間沈めても動作に影響がでない機器に対してIPX7の表示が認められる。
IPX7 | 用語集 | KDDI株式会社
内容物は、SoundCore mini 2本体と、マニュアル類、充電用のMicroUSBケーブルです。
iPhone X(写真右)と比べて分かる通り、かなりコンパクトなスピーカーです。
初代SoundCore miniと同様に、軽く片手で持てるサイズ感に仕上がっています。
SoundCore mini 2の上面は、初代と異なり、全面がスピーカーグリルになっています。
音の拡散を促すためなのか、底面には初代になかったスリットがあります。
ボタン類は防水対応のためか、各アイコンがエンボス加工されています。
外部入力用のAUX端子と、充電用のMicroUSBポートは、分厚いゴムパッキンのフタで隠されています。つまり、ここをちゃんと締めないと防水能力が発揮できないということ。閉め忘れにご注意ください。
左端のボタンを押すと、LEDが白色に光ります。これで電源が入ります。
Bluetoothのペアリングは、右端のボタンで。LEDが青く点滅しているときはペアリング待ち、点灯するとペアリング完了です。
また、このBluetoothボタンを長押しするとLEDが白色に点滅します。これは2台のスピーカーを1セット(LR)として扱う完全ワイヤレスシステム(TWS)のためのもの。1台で使う分には関係ありません。
初代SoundCore miniとSoundCore mini2の比較
併売されている初代のSoundCore miniと、本製品がどう違うのか、比較してみましょう。
サイズと装備の比較
左が初代SoundCore mini、右がSoundCore mini 2です。一見して分かる通り、mini2の方が一回り大きいです。
重量を測ってみます。初代SoundCore mini(写真左)は196.4g、SoundCore mini 2(写真右)は204.4g。
上面から見たところ。初代(写真左)はANKERロゴがあったり、スピーカーグリルの周りに縁があったりしますが、mini 2(写真右)は全面がスピーカーになっています。
続いて底面を見てみます。初代は外周が滑り止めになっていますが、mini 2は滑り止めが中央に寄り、周縁にスリットが入っています。おそらく下からも効率よく音を流すためでしょう。
背面を見てみると、初代(写真左)は端子類が並びますが、mini 2は防水対応のためゴムパッキンで覆われてスッキリしています。
初代とmini 2はスタイルも大きさも似ていますが、音の強化と防水対応という観点で、全く違う思想で作られている製品だということが分かります。
コーデックを確認する
Bluetoothで聴くスピーカーということで、気にしなければならないのがコーデックです。製品ページで触れられていないので、aptXをONにしたMacBookで検証してみます。(正確性を期すため、aptXを無効にした状態でも接続を行いました。)
まずは、初代SoundCore mini。こちらはSBCで繋がっています。
続いて、SoundCore mini 2。こちらもSBCで繋がりました。
aptXは無いだろうと思っていましたが、AACでもありませんでした。
スペック比較
初代SoundCore miniと、今回のSoundCore mini 2の性能を比較表にしてみました。
Soundcore Mini 3 | SoundCore mini 2 | SoundCore mini | |
発売月 | 2020年11月 | 2018年5月 | 2016年7月 |
スピーカー | 6W | 6W | 5W |
Bluetooth | 5.0 | 4.2 | 4.0 |
SoundCoreアプリ | 対応 | 非対応 | 非対応 |
充電端子 | USB-C | Micro USB | Micro USB |
重量 | 約230g | 204.4g(実測) | 196.4g(実測) |
連続再生時間 | 約15時間 | 約15時間 | 約15時間 |
防水対応 | IPX7 | IPX7 | × |
AUX IN | × | ○ | ○ |
MP3再生 | × | × | ○ |
microSD | × | × | ○ |
FMラジオ | × | × | ○ |
Amazon価格 (2023年1月現在) | 3,990円 | 販売終了 | 2,990円 |
防水を求めるなら最新のSoundCore mini 2でしょう。安さやmicroSD・FMラジオなどの付加機能を求めるなら初代SoundCore miniということになります。
スピーカーとしての性能をチェック
初代SoundCore miniとの差は?
Bluetooth接続にて聴き比べ。初代もその大きさに似合わない迫力のある音を鳴らしていたけど、SoundCore mini 2はさらに低音が強化されている。映画のサントラなども、設置したテーブルを震わせるほどの迫力ある音を出してくる。初代も悪くないが、SoundCore mini 2の方が明らかに実力は上。
お風呂場スピーカーとしての性能は?
本製品の最大の特徴は、水に沈めても問題ないIPX7の防水性能。さすがに湯船に沈めることはしなかったが、シャワーがかかっても何の問題もない。SoundCore mini 2の性能とバスルームの反響が相まって、非常に満足のいくリスニングルームになった。
AUX IN(外部入力)での性能は?
Bluetooth接続での出力はSBCとは思えないほどいい音で鳴っていたけど、BluetoothでそれならAUXでもいい音が鳴るのではと期待してしまう。MacBookと有線接続してみた。
Bluetooth接続の限界だった高音域と低音域の狭さが解消され、非常にクリアな音が流れるようになった。
なお、ここで使用しているステレオケーブルは、Amazonベーシックのもの。1本あると何かと便利。
まとめ
もともと完成度の高かった初代から、手堅くバージョンアップしてきた印象のあるSoundCore mini 2。防水対応になったことで、活躍の場が広がった。初代も併売されているようなので、用途に応じて選べるのは非常にいいこと。初めてのBluetoothスピーカーにも最適だし、2台目、3台目需要にも応えてくれるはず。
いい製品に仕上がっています。強くオススメ!