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2万円を切るハイレゾ対応小型軽量プレイヤー Cayin N3 はDAPにもDACにもなる優れモノ、4ヶ月使ってみました。

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ハイレゾプレイヤーが手頃な価格で登場

音楽を聴くときはもっぱらiPhoneを使うんですが、いいイヤホンやハイレゾ音源を手に入れたりすると、iPhoneで聴く音楽の「限界」に気づきます。(iOS11では標準でflacを再生できるようになるらしいけど、iTunes StoreやApple Musicがハイレゾに対応するかは別問題です)
さて、3月に発売されたハイレゾ対応デジタルオーディオプレイヤー「Cayin N3」を購入してみました。19,800円という低価格もさることながら、小型でシンプルなボディーに惹かれたというのもあります。

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開封と外観チェック

真っ白なパッケージに、シアンのサークルと「N」の文字。シンプルでいいですね。

今回購入したのはブラックモデル。内箱は2層になっていて、Cayin N3本体と付属品に分かれています。

付属品はマニュアル・保証書、充電用のUSB Type-Cケーブル、シリコーンケース、液晶保護シート。

標準でシリコーンケースと液晶保護シートが付属しているのは地味に嬉しいポイント。こういったマイナーなデバイス(失礼)用の周辺機器はなかなか手に入らない上に、割高ですからね……。

付属している充電用のケーブルは、USB Type-Cのもの(片側はType-A)。最近はAndroidスマホをはじめUSB Type-Cを採用する製品が増えてきたので、汎用的に使えるようになってきました。

Cayin N3本体は片手で軽く持てるコンパクトサイズ。ちっちゃくて可愛いです。操作系は正面にあって、中央の決定ボタンの左右にタッチセンサー式のボタンがあります。なお、旭化成エレクトロニクス製DAC「AK4490EN」を採用しています。

背面はシボ加工になっていて、ちょっとした高級感を漂わせています。

左側面(写真上)には電源ボタンと音量増減ボタン、右側面(写真中)には再生/停止ボタン、曲送り・戻しボタン、microSDカードスロットがあります。底面(写真下)には3.5mmステレオミニプラグとUSB Type-Cポートを備えます。

Cayin N3本体の厚さは13.0mm。それほど薄いわけではありませんが、あまり薄すぎても落としそうなので、ちょうどいい厚さとも言えます。

重量は94.5gと、100gを切ります。

iPhone 7 Plus(写真右)と比べても、このコンパクトサイズ!

Cayin N3を実際に使ってみる

電源ボタンを長押しすると起動します。初期設定ではちゃんと日本語を選ぶことができます。

ボリューム調整は左側面のボタンで行います。ゲージが上下するちょっとレトロ感のあるインターフェースです。

インターフェースはよくあるリスト型。本体正面の左右ボタンと、決定ボタン、戻るボタンで操作します。右ボタンのすぐ上に「戻る」ボタンがあるため、タッチセンサーだと誤操作してしまいがち。

ドットは粗いですが、楽曲ファイルに埋め込まれたジャケット画像もこの通り表示することができます。

PCM音源は最大32Bit/384kHzに対応、ネイティブDSDも最大11.2MHz(DSD256)まで対応するという隙のなさ。もはや聴き分けられる自信がありません。

楽曲ライブラリを移行してみる

せっかくmicroSDカードを使っているので、大容量のmicroSDカードを用意して、iTunesライブラリにある楽曲を全て入れてみたいと思います。SamsungのmicroSDXCカード EVO+の128GBを使います。DSD音源のアルバム1枚で3GB近い容量なので、多いに越したことはありません。ダミーカードを抜いて交換します。

デジカメに要求されるような高速なSDカードでなければ、大容量のカードでもそこそこ安い価格で買えちゃうんですよねえ。

試しに、Cayin N3とMacをUSBケーブルで直結してデスクトップにマウント。適当にザクザク楽曲を放り込んでみたところ、ライブラリーの更新をしなければならないようで、これがしばらく待たされる……。

iTunesライブラリにあった曲は全部で約7,000曲(約44GB)なので、ライブラリーの更新だけでなく、Cayin N3のUSB2.0で転送するには死にそうな時間がかかりそう。高速なSDカードリーダーを使うことにした。

そもそも速いんですが、対応するSDカードがUHS-IIに対応していると爆速です。

全ファイルをmicroSDに移し、死ぬほど長いライブラリーの更新を行って、全楽曲を持ち出せたわけなんですが(プロテクトのかかった楽曲を除く)、大量に楽曲があると、スクロールで引っかかる問題が発生。途中まで行くと止まり、別の操作をして再度スクロールという、快適とは言い難い操作性なのでした。大量の楽曲を入れようとする人はご注意。

Mac用のDACにもなる

このCayin N3は非常に多彩な才能を持っていて、USBモードでMacにマウントする際に、ストレージとしてマウントする「USB」以外に、「DAC」を選択できます。

USBを選択すると、ストレージとしてマウントされていますが……

DACを選択すると、画面上部に「USB DAC」と表示され、MacのDACとして機能していることが分かります。

Mac側から見ると、ちゃんとUSBオーディオとして認識されています。

じゃあ、iPhone用のUSB DACとして使えるのでは!?と想像が先走ってしまいますが、説明書にiPhone/Androidは不可とあるように、Apple純正のUSB-C to Lightningケーブルで繋いでも何も反応しませんでした。

DACとしての性能は、専用機に比べるとオマケのような感じではありましたが、ユニークな機能であることは間違いないです。

外部ストレージも使える

このCayin N3の面白いところは、USB OTGに対応していて、外部ストレージも扱えるところ。例えば、USB Type-Cに対応したmicroSDリーダーを使うと、外部microSDの楽曲を再生できます。

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汎用的なUSBメモリを、USB Type-Cアダプタ経由で接続すると、メモリ中の楽曲データを再生することができます。

外部ストレージを使うシチュエーションは多くないと思いますが、わざわざmicroSDに楽曲を移さなくても、USBメモリで使えてしまうのは便利な機能です。

ワイヤレスも充実

Bluetoothはメインメニューにあります。apt-XのON/OFFも選べます。

Cabin N3とワイヤレスイヤホン・ヘッドホンを接続できますが、面白いのはCayin N3自体がレシーバーとして機能すること。iPhone 7 Plusと接続してみます。

iPhone側からはBluetoothレシーバーとして見えているため、Apple Musicの音楽をBluetooth経由で聴くこともできます。

ワイヤレスに対応していないイヤホンやヘッドホンで、スマホの音楽を聴きたい場合には便利な機能です。

使ってみた感想

購入してから約4ヶ月。満足して使っています。

いいところ

makkyon
DAPとしての基本性能を押さえながら、とにかく多機能だというところ。これだけの機能を詰め込んで小型・軽量、かつ価格も抑えめということで、用途が合致するならすごくコスパのいいプレーヤーです。
なお、使い終わってバッテリーを切れば、一週間くらい放っておいてもちゃんとバッテリーは減らずに残っています。ガラケーのよう。地味に嬉しい。

惜しいところ

makkyon
残念なのは、操作系。このインターフェースと階層構造はちょっと辛い感じ。また、大量に楽曲を入れると、途中でスクロールが止まるのも地味にストレスが溜まります。16〜32GBくらいの高速なカードにハイレゾ音源を突っ込むのが適正かも。

まとめ

makkyon
SHUREのイヤホンで、ジャズのDSD音源を聴いていますが、力強い迫力で圧倒されます。iPhoneにはこの音は出せないな。ワイヤレス機能もありますが、これだけ小型なので、有線で繋いで圧倒的な音の世界に浸るのがオススメです。

製品は3色展開

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この記事を書いた人

Webマーケティングを生業にする、どこかの企業のマネージャー。あなたが使っているWebサイトの裏側で出会っているかもしれません。
このサイトは趣味で作っているものなので、仕事内容とは関係がありません。春と秋に山手線一周歩くイベント(ほぼ観光)を主催しているので、気になる方はイベントページを見てみてください。

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