モバイルバッテリーに+αで欲しいもの
先日出張に行ったときに困ったことがありまして、東京に戻ってからこの製品がリリースされたことが分かって、次の出張・旅行に備えて買っておくことにしました。
いつものANKERパッケージ。
いままで、中蓋なんてあったっけ?
内容物は、メッシュポーチ、MicroUSBケーブル、PowerCore Fusion 5000本体、マニュアル類です。
こちらが、PowerCore Fusion 5000本体。片手に収まるサイズ感です。ロゴの右側には残量確認用のLEDがあります。
側面には、USB Type-Aポート× 2(出力用)、MicroUSBポート× 1(入力用)があります。
iPhone 7 Plusとのサイズ感比較。表面積はコンパクトですが、厚みはそこそこあります。
Panasonicからも同コンセプトの製品が出ていた
実は、類似の製品として2014年にPanasonicのQE-AL201という製品が出ていて、これを所有しています(写真左)。
5,000mAhのモバイルバッテリーとしても、ACアダプタとしても使える勝手の良さから、出張・旅行時の必携アイテムとなっています。
メーカーの推奨する使い方ではありませんが、USB-Cを搭載したMacBook用のACアダプタとしても使っています。※ただし、USB PDに対応しているわけではないので、パワーオフして一晩中寝かすような運用です。
製品重量に注目
両製品の重さを測ってみると、双方190g前後。どちらも似たようなものです。
USBポートの向きに注目
メーカーロゴのある向きを正面とした場合、QE-AL201は左側面にUSB Type-Aポートが2つ、PowerCore Fusion 5000は右側面にUSB Type-Aポートが2つあります。この位置は、コンセントに挿したときに重要になってきます。
プラグの開き方に注目
QE-AL201は、ACプラグが90度と180度の2段階で開きます。
PowerCore Fusion 5000は、90度の1段階のみです。
コンセントの向きに注目
ここまで、両製品のUSBポートの位置と、プラグの開き方を見てきました。モバイルバッテリーにそこまで神経質になる必要があるのか?と思われるかもしれませんが、実は、コンセントに挿したときに違いが出るのです。論より証拠、写真を見てもらいましょう。
こちらがQE-AL201をコンセントに挿し、USBケーブル2本を接続したところ。壁にぴったりくっついています。
一方、PowerCore Fusion 5000は壁から飛び出すような形になります。MacBookやiPadのACアダプターのようだと考えればいいですね。
Panasonicは家電的なアプローチ、ANKERはPC的なアプローチと言えるかもしれません。
給電能力に注目
ここまで、両製品を比較してきましたが、わざわざ買い替える必要があるのか?と思われるかもしれません。実はあるんです。
それが、バッテリー動作時の給電能力。
QE-AL201にiPhone 7 Plusを接続したときのもの。5V/1Aしか出ないため、iPhoneを使いながらの給電だと、減りはしないもののなかなか充電されません。
一方、PowerCore Fusion 5000はPowerIQによりデバイスに最適な電流を流すので、1Aを超えて供給してくれます。
というわけで、買い替えの最大の理由は給電能力の差、でした。給電させたままカバンに放り込んでおくのであれば問題ないのですが、使いながらだとちょっとQE-AL201には力不足でした。
そもそもACプラグは必要か?
荷物も減っていいことづくめのように見える、ACプラグ内蔵のモバイルバッテリーですが、僕は出張や旅行のときにしか持っていきません。なぜなら、モバイルバッテリー単体としては「重い」から。
重量200g級のモバイルバッテリーとしては、本製品の2倍の容量を持つ10,000mAhの製品(写真左)も視野に入ります。
レビューはこちらから。
シチュエーションを選ぶ製品ではあるものの、出張や旅行といった、泊まりのイベントであればACアダプタをわざわざ持ち歩く必要がないので、できるだけ荷物を減らしたいと思っている人にはオススメな製品です。