スマホを自動車内で使うためのホルダーはいくつかレビューしてきたんですが、いかに強力な吸盤を使ったとして、いつか剥がれてしまう日が来ます。スマホをがっちり固定できても、スタンド自体が脱落してしまうと、巻き添えで落下してしまいます。
何かいい解決方法はないかとAmazonを探してみたところ、ユニークな仕掛けを持つホルダーを発見したので、購入してみました。
クラフト製の箱に製品ラベルが貼り付けてある、簡易的なパッケージです。
中にはマニュアルと、厚さ調節用のアダプタ×3、マグネット吸着用の金属板×2、ホルダー本体となっています。
厚さ調節用のアダプターは、スタンドの平面に取り付けます。
ゴム製のアダプタには、1+、2+、3+と表記があり、数字が大きいほど厚みがあります。
凹凸に合わせれば、ずれることはありません。
次に、スマホやタブレットをスタンドに吸着させるための金属板です。
裏側がシールになっているので、ケースで挟み込まなくても、そのまま貼り付けることが可能です。
大きい方をiPhone 7 Plusと比較してみます。かなり大きいです。
小さい方は心もとない感じがしますが、結果的にはこのサイズでも十分支えられます。
で、もう分かっていることと思いますが、このホルダーはカーナビのCD/DVD用挿入口(スロットローディング形式に限る)に差し込んで使います。最近は音楽をiPhoneやAndroidを使って聴く人が多いので、この機能を使っている人は少ないのではないでしょうか。写真はハスラーの純正カーナビです。
こう差し込みます。緩いようであれば、厚さ調整用のアダプタを厚いものに変えて調整しましょう。
横から見ると、しっかり差し込まれていることが分かります。そうそう脱落することはないでしょう(あったとしても見た目に分かるはず)。
金属板をケースの間に挟み込んだiPhone 7 Plusを吸着したところ。ちなみに画面は、Eテレの『ねほりんぱほりん』。人形劇を使った赤裸々トークバラエティということで、顔出しできないゲストのトークが非常に興味深いです。
8インチのFire HD 8の裏に金属板(大)を貼り付けてみました。こちらもがっちりホールドされています。画面は、福田雄一監督の『宇宙の仕事』 。Amazonプライム会員なら無料で観られます。1話完結のゆるーい感じのドラマなので、お時間のある方はぜひ。
縦にしても全く動じないホールドっぷり。需要があるのか分かりませんが、車内で電子書籍を読むのに最適です。画面は『BLUE GIANT』世界一のジャズプレイヤーを目指す宮本大の成長物語。熱いです。毎巻末に数年後(数十年後?)のインタビュー形式のエピローグが収録されているのですが、それが物語の大きさを感じさせて、目頭が熱くなります。
びたび脇道に逸れてしまいましたが、なかなかいいアイデア商品ではないでしょうか。スタンド選びに迷っている方で、CD/DVDを利用していない人にはオススメします。