宮崎のソウルフード
ソウルフード……地元では当たり前すぎて気づかないけど、離れると無性に食べたくなるもの。
宮崎県のソウルフードと言って、東京の皆さんが想像されるものといえば、チキン南蛮、地鶏、肉巻きおにぎり、あたりでしょうか。
しかし、宮崎県北部にある日向市には、それらを上回るソウルフード「天領うどん」があります。
そうだ、天領うどん行こう。
朝7:30 新東京国際空港(羽田空港)
家からここまで1時間ちょっと。平日の羽田空港は朝でもやや混み。
朝8:30 ソラシドエア
CAさんがやたらと気のつく親切な方だったので、危うく好きになりそうだった。
10:10 宮崎ブーゲンビリア空港
10月でも宮崎の陽射しはまだまだ暑い。そして、ブーゲンビリアという新名称に未だに馴染めない。
10:30 宮崎空港駅
宮崎の鉄道事情は、東京に比べるととてものんびり。30分待ちはザラなので、事前の発車時刻調べは必須です。
12:05 日向市駅
宮崎空港駅から普通電車に揺られること約1時間半、日向市駅に到着です。モダンな外観の日向市駅ですが、ICカードは使えません。なお、ここは日向”市”駅。日向駅は千葉にあります。
【参考】千葉の日向駅は実際に行ったことがあって、こちらが駅前の様子(千葉県山武市/2007年ごろ)。
【参考】見慣れた文字なのに知らない駅(千葉県山武市/2007年ごろ)。
舞台を宮崎県に戻します。
12:10 天領うどん 鶴町店
天領うどんは、日向市に4店舗、門川町に1店舗、延岡市内に3店舗あります(2015年10月現在)。ここ鶴町店は日向市駅から徒歩3分。東京から最も近い店舗と言えます(ざっくり)。
12:20 天領うどん
入り口で食券を購入(自動販売機ではなく対面販売です)、天領うどんにご対面!これで320円。天領うどんは、釜揚げのつけ麺でして、こしのない細麺が特長です。ズルズルすすれて、何杯でもいけそう(実際には1杯でもおなかいっぱい)。
つけ汁に浮いているのは、天かすではなく、揚げ玉。油抜きしているので、これだけ大量に入っていても、まったく癖がない。ふわふわして美味しい。つけ汁はあっさりとした味わいなので、濃い味が好きな人にはちょっと物足りないかも。逆に、子供からお年寄りまで幅広く支持されているのは、こうした優しい味わいあってのこと。
そして、天領うどんの〆と言えばソフトクリーム(200円)。熱々のうどんで暑くなってしまったら、これをテイクアウトして食べるのがいい。なめらかな舌触りで、けっこう美味い。
ちなみに、天領うどんは通販もやっておりますので、わざわざ日向市まで出向かなくても味わうことができます。なお、うどん2人前セットは450円だが、送料は1,100円(関東)だ……。
→うどんセット-お中元・ギフトにも人気の宮崎発の『天領うどん』 釜揚げうどん、肉うどん。
21:00 羽田空港到着
実家に寄って、そのままトンボ帰り。房総半島が半島の形にライトアップされているじゃないか。
天領うどんは関東に進出しないのだろうか、と常々思うのですが、これは下記の社長インタビューで否定されております。
いまのところ、県北のうどん屋さんでありたいというのがありますね。
http://www.rucle.jp/managements/view/10/2
(中略)
逆に宮崎の県北に来たら、
「天領うどん食べて帰ろうか。」
と言うような、うちを目指して県北に来てもらえるようなお店になっていってもいいのかなと考えています。
その地域で愛されるうどん屋として / 有限会社 天領うどん 田崎 澄 社長(2/3)
※ちなみに、天領うどんは宮崎県北部だけのローカルチェーンなので、県南部(宮崎市とか都城市とか)の人は知らないと思います。周りの宮崎出身者をいじるのは止めてください。