シンプルなケータイだっていいじゃない
スマホ1台あればなんでもできる時代になりましたが、それゆえに、スマホに縛られているとも言えます。そんな時代だからこそ、シンプルなケータイに立ち返ってみるのもいいのではないでしょうか。
Kickstarter発の……超小型ケータイ??
海外からお荷物届きました。

今回の品物は、Kickstarterで出資していたTalkaseです。
内容物を見ていきましょう。左上から、SIMアダプタと充電用アダプタ(予備)、Talkase専用iPhoneケース(白/黒)、Talkase本体です。

ではまず、Talkaseから。見た目はほとんど電卓です。

開封すると、microUSBケーブル、本体、充電用アダプタ、マニュアル一式、シリコンケース、となっています。

いよいよTalkaseを見てみましょう。念のため言っておきますが、これ、携帯電話です。

裏面です。専用の充電端子や、SIMカードスロットの表記があります。

手に持ってみると、非常にコンパクト。あるいは、左手が異常にでかいと誤解されます。

充電用アダプタを接続してみます。

上面にmicroUSB端子があるので、ここにケーブルを挿して充電します。

電源ボタンを長押しして、電源を入れます。ドットは粗め。操作系が独特なので最初は戸惑いますが、メニューの出し方と方向キー、決定・キャンセルが分かればどうということはありません。感覚的には、PCモニタのメニュー操作に近いです。

iPhoneとBluetooth接続して、子機として使用してみます。直接電話番号をプッシュして、BTボタンを押すだけ。親機(ここではiPhone)の発話画面が起動します。もちろん、親機の電話帳を呼び出すことも可能。日本語表示にも対応しています。ドット粗いけど。

こちらは受話画面。別の携帯から電話をかけてみたところ。Talkase自体の着信音が鳴ります。

先にBluetooth子機として使ってみましたが、このTalkaseの本領はこれ自体がケータイとして機能することにあります。裏面のSIMカードスロットの蓋を外したところ。……では何のSIMが挿せるのか、ということになりますが、実はこれGSM専用。日本では使えないというオチでした。海外で使うならよさそう。

ケータイとしてどれだけ小さいのか、手元にあるW65S Xmini(au/2008年)と並べてみます。画面を閉じた状態でW65Sの表面積の小ささが際立ちますが、スライドさせるとこのとおり。

薄すぎて、これでよく機能するなと感心してしまいます。

薄さの弊害としてバッテリーに影響を及ぼしているようで、バッテリーの減りが早いのが気になります。待受状態でも、1日もたない印象です。惜しい。
なお、「電卓として使えないのか?」と聞かれたのですが、もちろん使えます。

さて、最後にTalkase用iPhoneケースを紹介します。こちらはiPhone 6 plus用。

装着。

Talkaseがこうハマります。

ぴったりハマっているため、外す際はケースごと外すほうが楽でした。逆に言えば、容易に外れることはないので、心配することは無さそうです。

こちらはブラック版。Talkaseには黒もあるので、そちらのほうが合いそうです。

いろいろ惜しい箇所が多いのですが、割り切った仕様が逆に潔いです。というわけで、ワイモバイルあたりでPHSとして作ってほしい超小型&超薄型ケータイでした。
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