2020年に登場したiPhone 12シリーズに初めて搭載されたマグネット充電システム「MagSafe」。あれから4年が経ち、MagSafeを使った製品は広がり続けています。さらに、MagSafeをベースとした汎用規格「Qi2」が登場したことで、Android共通で使えるMagSafeアクセサリーが増えていくでしょう(と言いつつ、Qi2搭載Androidスマホってなかなか出ませんね)。
私自身、生活の中でさまざまなMagSafeアクセサリーを使っていますが、最も使っているのは「MagSafeスタンド」です。しかも、充電機能のない、ノーマルなスタンドです。MagSafeスタンドがあることで、iPhoneを「手に持たずに使いたい」シーンが生活の中に結構あったことが分かりました。
MagSafeアクセサリーは、数多くのメーカーから多彩な製品が登場していますが、MagSafe登場直後から精力的に対応製品をリリースしているメーカーがMOFTです。そのMOFTから今回登場したのが、MOFT×JSF「新・七変化マルチスタンド」です。
MOFT×JSF「新・七変化マルチスタンド」をレビューします!
これがMOFT×JSF「新・七変化マルチスタンド」のパッケージ。MagSafeアクセサリーということもあって名刺ほどの面積の、とってもコンパクトなデザインに収まっています。
MOFT×JSF「新・七変化マルチスタンド」のパッケージには、サンセットレッドとディープブルーの2色が用意されています。今回レビューするのは、サンセットレッドです。Makuakeで応援購入価格で購入することができます。一般販売価格よりもリーズナブルなので、この機会に入手することをオススメします!
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ところで、「新」とついているだけあって、前製品が存在します。それがこちらの「七変化マルチスタンド」です。今回のレビューでは、どういった点が「新」なのかも見ていきます。
……ところで、パッケージの下に「PULL ME!(私を引っ張って!)」のタブが見えています。引っ張っちゃうよ……?と興味津々で引いてみると、カード上の機能解説が登場しました!遊び心ありすぎでしょ!
すっかり楽しくなってしまったところで開封です。中に入っているのは、新・七変化マルチスタンドとMOFT製のマグネットリングでした。MagSafeのないスマホ、MagSafeのないiPhoneケースを使っている場合は、このマグネットリングを使ってください。
「新・七変化マルチスタンド」は、名刺入れ程度の大きさです。ひっくり返してみると、MagSafeパーツが見えるのみ。スタンドのように見えませんが、これこそMOFT製品です。
重量は実測で93.5g。頑丈さを確保するため、金属製のパーツが仕込まれているので見た目よりも重い数値が出ます。
MOFT独自のヴィーガンレザー「MOVAS™」の手触りの良さ
MagSafeアクセサリーはiPhoneの背面に貼り付けます。本製品のようにiPhoneと一緒に持ち運ぶものであれば、触ったときの印象も大事です。
「新・七変化マルチスタンド」の表面は、MOFT独自のヴィーガンレザー「MOVAS™」で覆われています。高級品の見た目です。柔らかく優しい手触りでありつつ、耐久性のある素材なので、長く使えるでしょう。
ジャーナル スタンダード ファニチャーとのコラボ商品
今回紹介しているMOFT×JSF「新・七変化マルチスタンド」は、ジャーナル スタンダード ファニチャー(JSF)とのコラボ商品です。
ただ、ジャーナル スタンダード ファニチャーの主張は控えめ。「新・七変化マルチスタンド」を開いたときにロゴがエンボス処理されているだけ。
iPhone 15 Pro Maxに装着してみると……?
「新・七変化マルチスタンド」を、私が愛用しているiPhone 15 Pro Maxに貼り付けてみました。磁力は十分、ピタッと貼り付いてくれます。
iPhone 15 Pro Maxのカメラユニットのギリギリの場所に迫っていますが、干渉することなく使えています。問題なし。
ちなみに、「新・七変化マルチスタンド」は100g近いので、iPhone 15 Pro Max+ケースと一緒に使うと350g弱の重量。片手で触っていると、ちょっと疲れます。
「新・七変化マルチスタンド」の“硬すぎず緩すぎない”ヒンジが使いやすい
「新・七変化マルチスタンド」は、iPhoneを浮かせて立てられるスタンドのため、可動部分が頑丈に作られています。その要となるのが、2枚の板を繋ぐヒンジです。硬すぎず緩すぎず、止めたい位置でピタッと止まります。
折り曲げることで、簡易スタンドになります。
寝かせても立たせても。どの角度にも曲げられる
硬すぎず緩すぎないヒンジの働きのおかげで、どの角度でも固定することができます。ギリギリまで寝かせたとしても、iPhone 15 Pro Maxの重量で閉じたりしませんし、垂直近くまで立てたとしても、倒れたりしません。
iPhoneを持ち上げるスタンドになる
「新・七変化マルチスタンド」の下部のカード部分は、さらに2枚に開きます。中央のパーツを水平に揃えることで、スタンド部分の補強になります。
これで、iPhoneを支えるスタンド部分ができました。
iPhoneが浮いたまま立てることができました。もちろん横画面にしても余裕です。あんなカード型の板で、ここまでのスタンドが作れてしまうことに驚きを隠せません……。
高さが出せるMagSafeスタンドは最高
冒頭で、MagSafeスタンドをよく使っていると書きましたが、家の中ではVIJIMのスタンドを使っています。重宝している理由は、iPhoneを浮かせて視線を上げられるから。
ただ、VIJIMのスタンドはその形状を見てもらっても分かるとおり、iPhoneを安定的に支えるために広い底部に、頑丈な柱を備えています。本来、iPhoneを持ち上げるにはこれくらいの構造が必要なのです。そこをアイデアで乗り越えてしまうMOFT、すごすぎます。
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カード収納スペースが追加
「新・七変化マルチスタンド」では、前製品からの変更点として、新たにカード収納スペースが追加されました。iPhoneと常に持ち歩くものなので、この変更は嬉しいところです。
このスペースには、クレジットカードが1枚収納できます。キツキツではなく、スッと取り出せる余裕はあるので、焦った経験のある方でも大丈夫!
キャッシュレス化が進んで、財布を持ち歩かなくなりましたが、念のためカードは持ち歩きたいですよね。ただ、キャッシュレス端末やApple Payの普及で、必ずしもカード本体も必要ではなくなってきました。私のオススメは、現金1枚です。
このスペースには、お札1枚を三つ折りにして収納できます。奥まで押し込めば、金額も見えなくなります。
あくまで、キャッシュレス決済できなくなったときの非常用なので、これでOKでしょう。
「新・七変化マルチスタンド」を外で使ってみた
コワーキングスペースで「新・七変化マルチスタンド」を使ってみました。
シンプルにスタンドとして活用すれば画面を見ながら操作もできるし、iPhoneを持ち上げてYouTubeを見るのも使いやすい。視線が上がるので、覗きこまなくてもいい。
そして、一番使いやすいのは、コンパクトキーボードを組み合わせた執筆スタイル。この記事も、このスタイルでほぼほぼ書きました。キーボードを打つときの視線が上がるので、首が疲れにくいです。
これまでも、別のMagSafeスタンドを使っていたんですが、金属製ということもあって、持ち運ぶときが難点でした。「新・七変化マルチスタンド」は、折りたためば目立たずかさばらないカード型になります。持ち運びに最高の相棒になりました。
ちなみに、「新・七変化マルチスタンド」の構造上、仕方がないんですが、iPhoneを持ち上げた状態で画面をタッチし続けると、スタンドが微妙に揺れます。倒れることはありませんが、Safariなどで使っていると、ちょっと気になってしまうかもしれません。
MagSafeとMOFTは、相性が最高すぎる
「新・七変化マルチスタンド」をレビューしてきましたが、MOFTらしいアイデアに溢れた製品でした。そこで思い出すのは、先日レビューした、ノート一体型です。今回のスタンドも便利でしたが、ノート一体型も便利です。どちらもコンパクトなので、一緒に持ち歩いてもかさばりません。
この短期間でよくぞここまでの完成度の製品を出してきたなと感心してしまいます。マグネットで貼り付けるというシンプルなMagSafeと、アイデアで解決するMOFTは、相性が良すぎます。今後も新たな視点の製品に期待したいですね。
MOFT×JSF「新・七変化マルチスタンド」のまとめ
iPhoneと常に持ち歩くスタンドとして、「新・七変化マルチスタンド」は完璧です。やや重い、という点はあるものの、つけっぱなしではなく、必要に応じて付けるという使い方なら全く問題ないでしょう。私はふだんはジャケットのポケットや、カバンに入れつつ使っています。
持ち運び用にMagSafeスタンドを探しているなら、まずは「新・七変化マルチスタンド」を検討するところから始めてください!
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