NARWAL Freo X Ultraのレビューを始める前に、ちょっとだけお時間ください。これからロボット掃除機を買おうとしている方に、2つ大事なことをお伝えしたいのです。
ロボット掃除機はとても便利です。これがない生活はもう考えられません。掃除の手間が大いに省けて、部屋を隅々まで綺麗にしてくれます。迷っているなら(NARWAL Freo X Ultraに限らず)絶対に買うべきです。「もっと早く買っておけばよかった」となるのは間違いありません。
1つは「メーカーサポート」です。絶対に日本法人or国内正規代理店がある製品を買ってください。問い合わせ窓口というより、ロボット掃除機の維持に不可欠なサプライ品(交換用ブラシや)が確実に入手できること、何年も使うロボット掃除機だからこそ必須です。
もう1つは「メンテナンスしやすさ」です。ロボット掃除機自体にも汚れが付着するので、定期的なメンテナンスが必要です。このメンテナンス性が低いと、バラさないといけなかったり、窮屈な姿勢での清掃を強いられることになります(過去になりました)。
高価なロボット掃除機だからこそ後悔しないために、最低限必要な2つのポイントを押さえてください。それでは、NARWAL Freo X Ultraのレビューを始めます!
NARWAL Freo X Ultraとは……?
今回Narwal Japan様より製品サンプルをご提供いただいて、NARWAL Freo X Ultraを1ヶ月みっちり使ってみました。
Narwal社は中国で設立されたロボット掃除機の専業メーカーで、日本ではNarwal Freoという唯一の製品を販売しています。この1製品だけで日本に進出してくるのは、製品に絶対の自信がある表れです。今回は後継製品となる「Narwal Freo X Ultra」のレビューです。
Narwal Freo X Ultraの特徴は下記の通り、意欲的な機能が並びます。
- 世界初!絡まりゼロのフローティングブラシ
- 7週間以上ゴミ捨てが不要な、世界初のゴミ圧縮技術
- 汚れを検知してキレイになるまで繰り返し拭き続ける
- モップの自動洗浄&乾燥ができる全自動ステーション
- 硬い床でホコリ除去率99%以上を誇る8,200Paの吸引力
- トリプルレーザーによる高いマッピング能力と回避性能
詳しい製品情報は下記の製品公式サイトから。
Narwal Freo X Ultraを開封してみました
Narwal Freo X Ultraの箱は、奥行き420mm×幅465mm×高さ655mmと、ロボット掃除機ならではの大きなサイズ。宅急便なら160サイズですね。もし、箱のまま取っておく場合は、それなりにスペースを用意してください。
箱はできれば2人でかかえてください。箱の中は2層構造になっていて、上層にロボット掃除機本体が、下層にベースステーションが入っています。ステーションを持ち上げる際、高さがあるので落とさないよう気をつけてください。
Narwal Freo X Ultraの付属品は、ロボット掃除機本体にベースステーション、サイドブラシ1セット、電源ケーブル、専用洗浄液、ダストバッグ×3(1つは本体に入っています)、ダストボックス、ユーザーマニュアルとなっています。
こちらがNarwal Freo X Ultraのロボット掃除機本体。清潔感のある真っ白なデザインはプロダクトとしても非常に美しいです。
Narwal Freo X Ultraの設置はとても簡単。サイドブラシを取り付け、ロボット掃除機本体の緩衝材を除いたら、ベースステーションに電源ケーブルを差して、Narwal Freo X Ultra本体を充電ステーションの中に入れるだけ。その後、専用洗浄液もセットしましょう。
設置が完了したら、Narwalアプリ( iOS版 / Android版 )とペアリングして、Narwal Freo X UltraをWi-Fiに接続します。Wi-Fiのパスワードは事前に確認してください。あとはアプリの手順に従って進めるだけなので、困ることはないでしょう。
Narwal Freo X Ultraを実際に1ヶ月使ってみて、どういった点が便利だったのか解説します。
個人的に最高だと思ったNarwal Freo X Ultraの3つの機能
各社のロボット掃除機を長年使ってきて、充電ステーションでの集塵機能やモップによる水拭き機能にも満足しています。いくら新製品といえど、果たしてNarwal Freo X Ultraをどれだけ気に入ることができるのか、もしかすると驚くほどの結果にはならないのではないか、と思っていました。……思っていましたが、いい意味で裏切られました。もう、Narwal Freo X Ultra以前には戻れそうにありません。
主に3つの点で素晴らしいと感じました。
1. Narwal Freo X Ultraが静かすぎて、掃除が終わったことに気づかない
最近のロボット掃除機は、充電ステーションが付属しているものが増えました。もはや標準機能といってもいいくらいに。ロボット掃除機が集めたゴミは充電ステーションに集めておき(集塵)、数ヶ月に一回まとめて捨てればよいのです。
そして、集塵機能付きのロボット掃除機を初めて使う方は「(集塵音が)うるさすぎる!」と驚くことになります。
実は集塵のときに、例外なくバカでかい音がします。飛行機が離陸するのかな?と思うようなジェットエンジンみたいな噴射音です。これは集塵機能を持つステーションの宿命で避けられません。ゆえに「ロボット掃除機とはこういうものだ」と思っていました。……思い込んでいました。Narwal Freo X Ultraを使うまでは。
Narwal Freo X Ultraには、掃除終わりの爆音がない!なぜなら……
実は、Narwal Freo X Ultraのベースステーションには集塵機能がありません。Narwal Freo X Ultraの答えは「ロボット側のダストスペースを大きくする」でした。つまり掃除が終わった後の集塵作業が発生しないので、爆音も発生しないのです。
Narwal Freo X Ultraには、使い捨てタイプのダストバッグとリサイクルタイプのダストボックスが付属しています。
使い捨てタイプは楽ですが、コストがかかります。リサイクルタイプは清掃が必要ですが、コストはかかりません。どちらを使うも自由です。
今回のレビューでは、使い捨てタイプのダストバッグを使用しました。未使用なので、ぺちゃんこです。
ところで、ダストスペースがいくら大きくなったといっても、他社のステーションのダストスペースに比べると容量は小さいと感じます。そこでNarwal Freo X Ultraでは、強力な風を送ってゴミを圧縮することで容量不足を解決することにしました。
下の映像のように圧縮されるようです。Narwal Freo X Ultraでは7週間ゴミ捨て不要と謳っています。ロボット掃除機単体で、7週間もゴミ捨て不要なのって、スゴい!(ベースステーションなしのシンプル版も出せちゃいそう)
とはいえ、こんなにうまくいくものなのか?記事後半では、1ヶ月使った後の画像を用意しているので、後ほど確認してみてください。
実際にどのくらいの音が発生するのか、騒音レベルを測ってみた
集塵の爆音は無くなったとはいえ、ロボット掃除機が動作している際の音は発生します。どの程度の音なのか測定してみました。日中、窓を開けた室内の音は40〜50dBA程度。Narwal Freo X Ultraの近くで測定してみると、55dBA前後。
まあ、静かですね。隣の部屋にいると、音が聞こえなくて動いているのか逆に不安になるレベルです。ゴミ圧縮中の空気を送り込んでいる音でさえ60dBA程度。他社製品の集塵音はどこも80dBAを超えてくる「騒音」なので、圧倒的に静かです。
仕事しながらNarwal Freo X Ultraを動かしていると、いつの間にか掃除が終わっていたりします。ロボット掃除機の常識が覆りました。最高すぎる……!
2. Narwal Freo X Ultraは、洗剤を使って水拭きする
モップを使って掃除するロボット掃除機の多くは「水」で拭いて床の汚れを落とします。当たり前です。しかし、水だけでは落としきれない汚れもあり、わが家ではときどきクイックルワイパー・立体吸着ウェットシートの「ストロング」を使って拭いています。ロボット掃除機の水拭きとはそういうものだ、そう思っていました。Narwal Freo X Ultraを使うまでは。
Narwal Freo X Ultraの水拭きは、専用洗浄液を自動投入!
Narwal Freo X Ultraには、専用の洗浄液(フロアクリーナー)が付属します。水拭きの際には、専用洗浄液が自動で投入され、水拭きの清掃能力を向上させるというわけです。
この専用洗浄液は、下に持ち手がついた見慣れぬ形状をしています。これはひっくり返して設置するための持ち手。どこに取り付けるのかというと、浄水タンクの手前です。
ちなみにわが家ではコーギーを室内飼いしていて、床を舐めてしまうことがあります。この洗浄液について安全性はどうなのか、念のためNARWAL Japanに問い合わせてみました。すると、JIS Z 7253 : 2019に準拠した安全データシートをいただきました。(そもそも希釈されるし、すぐ乾いてしまうので問題は無さそう)
専用洗浄液を使って水拭きの結果は……?驚きの結果に!
さて、それではNarwal Freo X Ultraの最初の水拭きを始めます。参考までに、直前まで使っていた他社のロボット掃除機の汚水はこんな感じでした。週1回の水拭きでは毎回これくらいでした。色は付いているけど、透明感はあります。
Narwal Freo X Ultraで初回の水拭き掃除してみたところ……汚水タンクにはこのような汚水が……オエエエエエ……3日前に水拭きしたはずなのに、こんなに汚れていたとは……恐ろしい……
妻からも「(床が)すごい綺麗になったね」という言葉が出てきたように、リフォーム後のようなピカピカな床が戻ってきました。これまでの水拭きやクイックルワイパーでは不十分だったようで、洗剤を使ったことでようやく落ちる汚れがあったようです。
なお、2回目以降はマシになってきました……。
この洗浄液は自動投入されるので、特に何もしなくていいので便利です。無くなったら新しいボトルに交換するだけです。(なお前機種のNarwal Freoにも同機能はあり、洗浄液は互換性があるそうです)
これからのロボット掃除機の水拭きは洗剤投入が当たり前になってほしい!最高の機能です!
3. Narwal Freo X Ultraはメンテナンスが簡単
冒頭に書いた通り、ロボット掃除機は定期的にメンテナンスする必要があります。特に水拭き機能はモップが汚れるため、メンテナンス箇所は多くなります。ベースステーションのモップトレイが汚れるのです。
他社のロボット掃除機のステーションはこのモップトレイが固定されていたため、掃除のたびに床に這いつくばって、掃除しなければなりませんでした、これがもう面倒で面倒で……だんだん億劫になって、明日やろう来週やろう、春になったらやろうとのびのびにしてしまった結果、回復できない汚れが付いてしまいました。
ロボット掃除機のメンテナンスは面倒なもの、そう思っていました。Narwal Freo X Ultraを使うまでは。
Narwal Freo X Ultraのメンテナンス性の高さに感動!
Narwal Freo X Ultraのベースステーションはメンテナンスしやすい仕掛けがあります。
次の写真は、Narwal Freo X Ultraのベースステーションの最下部、ロボット掃除機本体のモップを清掃・乾燥させるモップトレイです。清掃の回数を重ねるごとにこのトレイが汚れています。ここをどうやって清掃するのか、また這いつくばるのか……?
ところが、NARWAL Freo X Ultraのメンテナンス性の高さは、感動ものでした。なにしろモップトレイごと取り出せてしまうのです。
モップトレイのメンテナンスは、2週間に1回が目安とされています。このままジャブジャブ洗って乾かせばいいのです。メーカーの推奨は2週間に一回。この仕組みなら余裕そうです。
最初の2週間がきたので、モップトレイを取り出してみました。5〜6回使っただけで、汚れが溜まっていました。
ざっと水洗いして、拭き取ります。シンプルな構造なので、軽く乾かして拭き取ればあっという間にキレイになりました。
すごくいい!最高!!!
世界初の“絡まりゼロ”のブラシ、片方が浮いている??
メンテナンスが簡単なのはモップトレイだけではありません。序盤で紹介したNarwal Freo X Ultraの特徴であるフローティングブラシです。一般的な掃除機と同様に、床をゴロゴロしてゴミを集めるため髪の毛やペットの毛がブラシに絡みます。これは掃除機の構造上やむを得ず、たまに手で取ってあげる必要がありました。
しかし、世間の常識はNARWAL社の非常識でした。Narwal Freo X Ultraではこのブラシに驚きのアイデアを盛り込んだのです。
中央のブルーのブラシが、新機構の“絡まない”フローティングブラシです。
実はこのフローティングブラシ、片方だけしか繋がっていないのです。ゴミをかき集める構造的に可能なの??
実際に掃除をしているときのブラシの状態について、NARWAL社からブラシの状態が分かる映像を提供いただきました。
ブラシに絡まった毛がくるくるっと回転しながら解けていきます。こんなにうまくいくものでしょうか?これが実現できるなら、ブラシのメンテナンスは実質不要になります。記事の最後に、1ヶ月使った後の画像を用意しているので、後ほど確認してみてください。
そのほか、Narwal Freo X Ultraを使ってみてよかったこと
ここまで挙げたように、Narwal Freo X Ultraには最高の機能があるのですが、これら以外にも語り尽くせないほどに見どころがあります。
清水タンクも汚水タンクも軽く浅めの容器で、洗いやすい
水拭き機能のあるロボット掃除機に欠かせないのが、水を供給するタンクと、掃除後の汚水を溜めるタンクです。Narwal Freo X Ultraのベースステーション上部を開くと、清水タンクと汚水タンクにアクセスできます。取っ手を持てば、軽く引き出せます。
汚水タンク(左)は、汚水の状態を確認しやすい白色、清水タンク(右)は区別しやすい青色になっています。清水タンクも汚水タンクも浅めの容器になっていて、手を入れて掃除しやすくなっています。
清水タンクのMAXラインはフタのギリギリまで入れられますが、満水での容量が4.5リットルになります。単純にペットボトル2本以上の重さなので、持ち運びには気をつけてください。
ベースステーションには「DIRTY WATER(汚水)」と「CLEAN WATER(清水)」の表記があるので入れ方に迷うことはありませんし、そもそもこの容器は逆に入らないようになっているので、入れ間違う心配はありません。
汚水タンクは、掃除のたびに捨てるようにしましょう。
Narwal Freo X Ultraのモップは三角おにぎり型?
Narwal Freo X Ultraのモップは円形ではなく、三角おにぎり型。このほうが円形よりもコンパクトで、清掃する範囲を広げやすいんですね。
モップを使った水拭き掃除はフローリングには便利ですが、毛のあるカーペットや絨毯では使えません。Narwal Freo X Ultraでは、カーペットを認識すると、モップが自動でリフトアップしてカーペットに触れないようにします。
Narwal Freo X Ultraはインテリジェントに動く
Narwal Freo X Ultraは汚れを検知して、自ら判断して繰り返し清掃をする機能があります。
そこで、動作中の様子をアプリ上で録画してみました。下記のアニメーションをご覧ください。単純に直線的な動きをしているわけではなく、掃除ムラ・拭きムラがないように効率的に動いている様子が分かります。
(円を描いている場所は、テーブルやソファの脚です/拭けていない箇所は、オットマンやデスクの下など、ロボット掃除機が入っていけない場所です)
複雑な経路をとっているように見えますが、いったん拭き掃除しつつ、「あの辺りまだ汚れていそう?」という予測で動き出すのです。さながら人間のように思考しているようでした。
Narwalアプリに遊び心がある
Narwal Freo X Ultraはトリプルレーザーで正確な部屋のマッピングをしてくれます。正確な間取り図が描けるんですね。Narwalアプリでは、正確なマップの上に家具を配置できるようになっています。
リビングにテーブルを置いてみたり、寝室にベッドを置いたり、生活の実態に合わせて配置しておくといいでしょう。
Narwalアプリを3Dビューを使ってみる
どのロボット掃除機でも、アプリ上から動作している様子を追うことができますが、Narwalアプリでは3Dビューでの表示もサポートされています。
ロボット掃除機の動きがより分かりやすくなるので、ぜひ試してみてください。
Narwalアプリでは禁止エリアも設定できる
Narwalアプリ上では、入ってはいけない禁止エリアのほか、水拭きしてはいけないエリアや、進入してもいいが掃除してはいけないエリアを設定できます。
こちらも家具の配置と同様に、タッチ操作で配置できます。
ベースステーションのタッチパネルで誰でも操作できる
Narwal Freo X Ultraで掃除を始める場合、アプリから操作するだけでなく、ベースステーション上面のタッチパネルで、操作が行えるようになっています。同居している家族がアプリをインストールしていなくても、掃除したいタイミングで使えます。
Narwal Freo X Ultraの初期状態では、チャイルドロックがかかっていて、同時押ししないと解除できない仕組みです。賢すぎるお子さんだと解除してしまうかもしれません(?)が、同時押しのロジックはまだ学習できていないはずなので大丈夫。また、アプリ上からチャイルドロックのチェックを外すことができます。
タッチパネルがスリープしていたら、タップすれば画面が点灯します。
4週間が経過……ダストバッグとフローティングブラシはどうなったか?
レビュー期間中の1ヶ月、週に3回ペースで使用してみました。1ヶ月使うとどうなるでしょうか?まずはダストボックスです。掃除のたびにロボット掃除機本体にゴミを溜めるわけですが、ここが満杯になっているようだと交換ペースが早くなってしまいます。
1ヶ月が経過したので、Narwal Freo X Ultraの本体パネルを開けてみました。コーギーの毛のカタマリが圧縮されて右に寄っていることが分かります。(左側に余白があります)
ちょうど春→初夏のコーギーの換毛期に差し掛かっていることもあって、抜け毛の量が多い時期ですが、半分くらい埋まっているでしょうか。あと1ヶ月くらいはいけそうなので、「ゴミ捨て不要7週間の目安」で問題なさそうです。
次はフローティングブラシです。本当に絡まっていないのでしょうか?10回以上掃除しているのです。少しくらいは絡んでいてもおかしくありません。恐る恐る開けてみると……何も絡んでいない???
髪の毛もコーギーの毛も一切絡んでいませんでした。1本もありません!す……すげえ……!
Narwal Freo X Ultraのメンテナンスしやすさは、神レベルですわ……!!!
妻の心を掴んだのは「洗剤対応」と「静かさ」
Narwal Freo X Ultraをガジェット的な目線でみると、いろいろ見どころはあるのですが、そういった視点に興味のない妻に、Narwal Freo X Ultraをアピールしてみたところ、響いたのは「水拭きに洗剤が使える」「掃除終了時の爆音(集塵音)が鳴らない」でした。
NARWAL Freo X Ultraのアクセサリーについて
ロボット掃除機は長年使える家電品ですが、内部には消耗品があります。例えば、ゴミを溜めておくダストバッグは使い捨て、定期的な交換が必須です。Narwal Freo X Ultraには次のような消耗品があります。
- 専用洗浄液
- HEPAフィルター
- モップ
- サイドブラシ
- メインブラシ
- メインブラシカバー
- 使い捨てダストバッグ
これらはアクセサリーセットとして、販売されるそうです。前機種のNarwal FreoのアクセサリーはNarwalの公式サイトやAmazonで購入できるので、Narwal Freo X Ultra用も同様に販売されそうです。
なお、Narwal Freo X Ultraと、前機種のNarwal Freoは見た目も大きさも似ています。アクセサリーに互換性があるのかNARWAL Japanに問い合わせてみたところ、「専用洗浄液」と「サイドブラシ」は互換性があるそうです。また、モップの形状は異なるものの、使用することは可能だそうです。
7週間が経過……使い捨てダストバッグはどうなったか?
さて、初回のレビューから時間が経ち、使い捨てダストバッグの交換目安である「ゴミ捨て不要7週間」が過ぎました。週2回の掃除を行った結果、どうなったでしょうか……?
ダストバッグの中には、ホコリや毛が圧縮された状態で溜まっています(見えているのは主にコーギーの毛)。ただ、まだ数回分の余裕はありそうな気がします(ゴミ圧縮への過剰な期待)。……とはいえ、このタイミングで交換することにしました。
フローティングブラシもチェックしてみましょう。4週目の時点で絡まりゼロでしたが……7週間経っても、何も絡まっていませんでした。本当にメンテフリーだ!(洗浄はした方がいいです)
記事冒頭でも述べたように、ロボット掃除機利用の最大の難点は「メンテナンス」です。その点、NARWAL Freo X Ultraはメンテナンスの手間を極力減らしてくれる工夫が随所に施されていて、楽なことこの上ないです。
消耗品の交換時期は、Narwal Freoアプリをチェックする
なお、交換が必要な消耗品はダストバッグだけではありません。モップやブラシも消耗品です。これらの交換・清掃時期は、アプリを開いて「デバイスの設定ページに入る」→右上の設定アイコン→「消耗品管理」から確認できます。
交換した後には、「交換済み(カウントリセット)」を必ずタップしておきましょう。
NARWAL Freo X Ultraのまとめ
ロボット掃除機の常識を覆すアイデア満載のNarwal Freo X Ultra、最高ですね……。これからロボット掃除機を買おうとしている方には必ずオススメしたい一品です。
- メンテナンスが容易な、世界初の“絡まりゼロ”のブラシや洗えるトレイ
- 世界初のゴミ圧縮技術により、集塵機能を省き静音で動作する
- 部屋の掃除ムラ、拭きムラが少ない
- モップの自動洗浄・乾燥など全自動のステーションが付属
- フローリングのホコリを99%以上除去する高い吸引力
- 正確な間取り図を作れる高いマッピング能力
- 購入前に実物を見る場所が限られる
- それなりに高価な製品ではある