スイッチのプロコン、不満な点が2つ……
ニンテンドースイッチの『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』は、プロコンで楽しんでいます。プロコンは持ちやすく使いやすく気に入っていますが、2つだけ不満があります。1つはホワイトのカラーバリエーションがないこと、もう1つは充電用のクレードル・スタンドが無いことです(充電にいちいちケーブルが必要&定位置がない)。
不満とは言いつつ、そこまでクリティカルな話ではないので、なんとなくプロコンを使い続けていましたが、ある製品が気になってコントローラーを買い足すことにしました。
8BitDo Ultimate Bluetooth Controllerをレビュー
今回Amazonで見かけて気になって購入したのが、8BitDo Ultimate Bluetooth Controller。Bluetoothで接続するワイヤレスコントローラーで、こちらがそのパッケージです。シックなパッケージデザインです。
8BitDo Ultimate Bluetooth Controllerのカラーバリエーションは、ブラックとホワイトがあります。今回はもちろんホワイトをレビューします。
安心してください、技適通ってますよ
海外製のワイヤレスコントローラーを使う際に気をつけたいのが、電波法です。総務省の定める技術基準適合認証(いわゆる技適)を通していないと、電波法違反となってしまいます。
しかし、8BitDo Ultimate Bluetooth Controllerは技適を通っていました。パッケージにシールが貼ってありました。
一応、調べてみましたが、8BitDo Ultimate Bluetooth Controllerの名称で取得されていました。下記の結果ページから確認できます。これで安心して使うことができます。
さて、いよいよコントローラーを見ていきましょう。
8BitDo Ultimate Bluetooth Controller、ほぼプロコンでは?
ボックスを開けてみると、真っ白なプロコンに似たコントローラーが現れました。これが8BitDo Ultimate Bluetooth Controllerです。
内容物は、コントローラー本体に、専用充電スタンド、USBケーブル、取扱説明書です。
取扱説明書は多言語対応で、もちろん日本語にも対応します(写真左)。ひらがなで「にほんご」と表記してあるあたりに趣を感じますね、ちょっと可愛い(写真右)。
8BitDo Ultimate Bluetooth Controllerを持った感じは、ほぼプロコンですね。
グリップ部分はプロコンと異なり、細かなドット加工が施されています。滑りにくくて、汗ばんだときでも安心……かな。
上面にはUSB-Cポートや、LRボタンがあります。これもプロコンと同じ構成です。
下面にはプレイヤー表示灯のLEDが並びます。
背面には、8BitDo Ultimate Bluetooth Controller独自の要素として、Bluetoothと2.4GHzのモードスイッチや、P1・P2ボタン、充電端子が配置されていました。
とまあ、ここまで見てきたので、せっかくだからプロコンとも比較してみましょう。
ニンテンドースイッチのプロコンと比較してみる
ニンテンドースイッチの純正プロコン(写真左)と並べてみました。半透明な素材のプロコンと、マットな色合いの8BitDo Ultimate Bluetooth Controller、素材感の違いこそあれ、プロコンのカラーバリエーションだよと言っても通用しそうなくらい、デザインは同じです。
LRボタンのデザインや大きさは意外と違っています。
実際に使ってみましたが、使ってる最中はプロコンと変わらない使い勝手でした。「+」「−」「HOME」キーの配置が若干異なるのですが、使っているうちに8BitDo Ultimate Bluetooth Controllerの配置の方が理に叶っているなと感じました。
コントローラーの“定位置を作る”専用充電スタンド
専用充電スタンドのデザインははシンプル。正面に8BitDoのロゴがあるくらいで、ほぼ真っ白です。
背面には充電用のUSB-Cポートがあります。
8BitDo Ultimate Bluetooth Controllerを充電クレードルに設置するとオモテ面が揃って、シームレスに見えます。
背面の曲線も滑らかで、美しいデザインに仕上がっています。
専用充電スタンドで充電している間は底面が光るようです。こういった演出も気が利いています。スタンドから取り外すとき、取り付けるときに引っかかることもなくスムーズに使えるのも、ストレスがなくていいですね。
なお、内蔵バッテリーはカタログ値で22時間稼働と、プロコンの40時間からは落ちるようです、が充電スタンドを併用するなら大した問題ではないでしょう。
専用のUSBレシーバーは、スタンド底部に収納可能
専用充電スタンドの底面には滑り止めがあります。ここは開くようになっています。
中に入っているのは、2.4GHz帯で接続できるUSBレシーバーです。8BitDo Ultimate Bluetooth Controllerは、Bluetooth・USBレシーバー・有線の3種類の接続方法があるのです。
USBレシーバーは、指先サイズのレシーバーです。
8BitDoのUSBレシーバーは以前にも導入したことがあるんですが、マリオのレンガモチーフなんですよね。白だとちょっと分かりにくいですが……。ダウンサイズしたようです。
以前レビューしたときは、PS4のデュアルショックコントローラーをスイッチに接続しました。
このUSBレシーバーは、ニンテンドースイッチのドックに挿します。
スイッチの設定で、プロコンの有線接続をONにしておきましょう。スイッチからはUSB接続の有線コントローラーとして認識されます。
ふだんはプロコンでプレイしている、『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』を、8BitDo Ultimate Bluetooth Controllerでプレイしてみました。コントローラーが馴染みすぎて、いつのまにか3時間ばかり溶けてしまいました。うん、これはほぼプロコンです。
8BitDo Ultimate Bluetooth Controllerのまとめ
今回レビューしてないんですが、Bluetoothコントローラーとしても使えるので、WindowsやiPhone、iPad、Androidでも使えます。カスタマイズソフトウェアもあるので、スイッチ以外で使うなら組み合わせたいところです。こんなにプロコン同様に使えるなら、もっと早く見つけて買うんだった。オススメ。
- 専用充電スタンドで常に充電しつつ、定位置を確保
- 22時間のバッテリーもち
- プロコンと同様の使い勝手
- 2.4GHzのUSBレシーバーで安定性確保
- 任天堂純正にはない真っ白なカラー
- 有線はBluetoothでも使える
- WindowsやiOSでも使え、カスタマイズも可能
- Steam Deckでも使える
- プロコンと配置の違うボタンがあるので、最初は戸惑う
- バッテリー持ちはプロコンより短い