メガネユーザーには厳しいVRヘッドセット……しかし……
Meta Quest 2は素晴らしい体験をもたらすVRヘッドセットなんですが、懸念はメガネに優しくないこと。Meta Quest 2には、一応、メガネをかける人のためのスペーサーも付属していますが、裸眼に比べて圧迫感がすごいし、目の前の見え方も窮屈です。
しかし、さすがは世界での出荷台数が1,480万台を超えるMeta Quest 2。ちゃんと個人の視力に合ったレンズを入れられるようになっていたのです……。
ちなみに今回、Meta Quest 2の頭部への付け外しを楽にしてくれる「HMD ダイヤルストラップ for Meta Quest 2」も一緒にレビューしました。
あのわずらわしいバンドが無くなって、ダイヤル一つで調整できるようになりました。快適です!
乱視対応 オーダーメイド 近視補正レンズ for Meta Quest 2をレビュー
実は、Meta Quest 2に取り付けられるレンズアダプターはAmazon等でも安く売られています。ただ、それらのアダプターはレンズ自体はなく、メガネ屋さんで作ってもらわねばなりません。結果的にレンズ代をプラスするので、けっこうな金額になります。
その点、今回紹介する「乱視対応 オーダーメイド 近視補正レンズ for Meta Quest 2」は、そもそものレンズ作成から依頼できるオーダーメイドサービスなので、余計な追加料金はかかりません。分かりやすいサービス形態です。
メガネの視力情報を知ろう
ただ、オーダーメイドとはいっても、視力情報は用意する必要があります。メガネを作るための処方箋を眼科で作ってもらうか、メガネをお持ちの方はメガネ屋さんに言って、レンズの情報を聞いてきましょう。
まずは、サイトから申し込み
処方箋かメガネの情報が分かったら、サイト上から申し込みです。なお、入力情報には聞き慣れない用語が並びます。不安な方は、その処方箋や情報が書かれた紙を画像にして、アップロードするだけでOKです。あとは、その情報を元にレンズを作ってくれます。なんて親切なサービスなんでしょう!
私は1年前にメガネを作った店舗に行って、「VRヘッドセット用のレンズを作るので、レンズの情報教えてください」と言ったら、ショップカードに書いてくれました。ただ、店員さんも興味津々だったので、Webの申し込み画面を一緒に見てもらって、正確な情報を入力してくれました。
「乱視対応 オーダーメイド 近視補正レンズ for Meta Quest 2」は、株式会社 ROOX直販の「ROOX Online」で販売されています。※本レビューにあたって、製品サンプルをご提供いただきました。
オーダーメイド近視補正レンズが到着!
注文から約1週間程度で到着しました。具体的な納期については、サイト上で確認してみてください。日本郵便のクリックパケットで届きました。不在時でもポストに入れてくれるので便利です。
中には、取扱説明書と、クリーニングクロス、そして左右のレンズキットが入っていました。
レンズキットの片方を開けてみます。実はこのレンズキット、土台(アダプター)とレンズの2つに分かれるようになっています。
Meta Quest 2に取り付けてみます。写真では分かりやすく接眼部を外していますが、外さなくても取り付けは可能です。
左右を間違わないようにして、土台部分を押しつけて取り付けます。
土台部分には3箇所のマグネットが仕込まれているので、レンズも同じ位置に合わせて取り付けます。
左右とも取り付ければ完成です。これでメガネ+VRヘッドセットの悪夢から解放されるのか……。
なお、レンズ自体はマグネットで吸着しているだけなので、レンズの取り外しは簡単です。家族や友人と共用している場合でも、レンズを外して使うことができます。
オーダーメイド視力補正 for Meta Quest 2を使ってみて……
そうですね、Meta Quest 2を装着してみて感動しました。メガネが無いのにちゃんと見える!メガネが無いから圧迫感がなく快適!メガネが無いからレンズがぶつからない!といいことずくめです。なんていい製品なんだ……。一緒にレビューしたHMDダイヤルストラップとともに、Meta Quest 2の体験が全体的に快適になりました。
気になりつつも、なかなか面倒くさくなっていたVR体験ですが、2つのアイテムのおかげで再びメタバースを目指せそうです。VR楽しい!
PC VRヘッドマウントディスプレイの「Pico Neo3 Link」用のレンズも取り扱っています。
HMD ダイヤルストラップ for Meta Quest 2はROOX Onlineで販売中です。
HMDダイヤルストラップを装着した状態で収納できるキャリングポーチも販売されています。