ウェブカメラもプライバシーに配慮するフェーズへ……
ウェブカメラの製品情報を追っていると、高価な製品から安価な製品まで千差万別あることが分かります。安価な製品に関しては、数年前から売られているものがロングセラーになっていることも多く「とりあえず使える」ことが重視されています。
一方で、高価な製品では4K対応やフェイストラッキングなど進化が続いています。そして、最近の製品で必須化しつつあるが「プライバシーフィルター」、つまりカメラレンズを隠す仕組みが必須になりつつあります。
テレワークやウェブ会議などで顔出しをする機会が増えた一方、逆に必要時以外は顔出ししたくない、撮られたくない、というプライバシーに配慮した結果でしょう。
今回紹介する製品はプライバシーフィルターを搭載したウェブカメラですが、その実現方法は他社の製品にないユニークなものでした。
電子プライバシーフィルターを搭載した「eMeet C950」
今回購入したのはeMeetのフルHD対応ウェブカメラ「C950」です。パッケージはコンパクトでうs。
実勢価格では3,000円台ですが、セールやクーポン適用で2,000円台になったりします。買いどきを逃さないよう……
内容物はeMeet C950ウェブカメラと、クイックスタートガイドです。
eMeet C950は、正円形の光沢のあるデザインで、円の中心にレンズが見えます。
カメラとスタンドは一体型で、折りたたんだ状態はかなりコンパクトに見えます。
スタンドは「く」の字に開くようになっています。USBケーブルは直付けで交換できません。
USBケーブルのコネクタは、USB-Aです。
実際にディスプレイに乗せて、接続してみましょう。
C950の電子プライバシーフィルターはソフトウェア制御
eMeet C950をディスプレイ上に乗せてみました。円形で、余計なもののないシンプルなデザインです。
画質はやや明るめですが、補正が暖色寄りです。少しだけ赤みが強く出る傾向がありますが、綺麗な映像です。
そして、eMeet C950の特徴は、折りたたんでレンズを上に向けられること。この状態だと天井に向けられるので、顔は映りません。
しかし、これではカメラの向きを変えただけ。eMeet C950のスマートな機能は、カメラを上に倒すことで自動で映像を遮断してくれるところにあります。
ただ、カメラを上に向けただけでは動作しません。eMeetLinkソフトウェアをインストールし、電子プライバシーフィルターを「ON」にする必要があります。
eMeet Linkソフトウェアは下記サイトからダウンロードできます。
Designed to optimize and personalize your EMEET products.
EMEET Software Service and Downloads | eMeetLink
電子プライバシーフィルターをオンにした状態でカメラを倒すと、カメラ機能が一時停止します(下の画面はZoom)。
マイクやカメラを急にミュートにしたいときは、マウスで操作するのではなく、カメラを倒すだけ、という簡単操作です。
eMeet C950のまとめ
シンプルデザインで小型・安価というだけでなく、電子プライバシーフィルターまで備えたのがeMeet C950ウェブカメラです。折りたたんでしまっておいても場所を取らないので、使うときだけ取り出す、なんて使い方にも向いています。
安くてもちゃんとしたウェブカメラが欲しい、ということであればオススメです!