はじめにChromebookを使ったのは2016年のこと。日本ではまともに手に入らなかったので、アメリカのAmazon.comから取り寄せました。
当時はChromeの拡張機能を駆使する必要があり、まだまだセカンドノート(サード?)としての意味合いが強かったものです。しかし、あれから3年余り、状況は変わってきました。
ASUSのChromebookをレビューしてみる
今回紹介するのは、ASUSのChromebook C434TAです。画面が回転するフリップタイプで、上位モデルは第8世代のCore i5プロセッサーを搭載します。
※本記事の作成にあたり、C434TAをお借りしています。貸出品のため、実際の製品とは同梱物に違いがあるかもしれません。
ASUS Chromebook Flip C434TAをレビュー
取っ手付きで持ち運べるようになっているクラフト地のパッケージ。このパッケージ、3年前に買ったC100PAを思い出します。
内容物はシンプルで、Chromebook C434TA本体の他にはACアダプター、マニュアル、となっています。このシンプルさがChromebookの特徴でもありますね。
ギリギリ片手で持てるサイズ感ですが、持てなくもない。
背面もシンプルです。
側面のインターフェースは充実していて、左側面は、USB-C(USB PD対応)、USB-A、イヤホンジャック、音量ボタン、電源ボタンとなっています。
右側面にはmicroSDカードスロットとUSB-Cポート。
今回お借りしたモデルは、第8世代のCore i5を搭載しています。
底面はシンプルです。
360度回転する構造のため、ヒンジ部分もそれに対応したものになっています。
キーボードは、キー同士が離れているアイソレーションキーボード。
キーボードの色も本体と同じで美しい仕上げになっています。
というわけで、Chrome OSを起動していきます。
といっても、Googleアカウントでログインするだけでスルスル進んでいくので困ることはないでしょう。
タッチディスプレイが前提のUIは楽でいい
ディスプレイはタッチ対応なので、マウスやトラックパッドを使わなくても操作できます。
WindowsノートPCにもタッチ対応の機種はありますが、使いにくいことがあります。Windows自体がマウス操作を前提としたOSだからです。その点、ChromeOSはタッチ操作を考慮したOSのため、使いやすくなっています。
ACアダプターはUSB PD対応のUSB-C!
ASUS Chromebook Flip C434TAは、USB PDに対応しているので、Anker製のACアダプターも使えます。
C434TAに付属のACアダプターもUSB-Cタイプです。
ACアダプターのプラグは格納式ではありません。
もちろん、Ankerなどの汎用的なUSB PDの充電器で充電できます!
USB PDの充電器は増えてきていますので、使い回せるのは便利です。
4つのモードで用途に合わせて使い分け
ASUS Chromebook Flip C434TAは一般的なノートPCのデザインですが、名称に「Flip」が含まれていることから分かるように、フリップさせて使い方を変えることができます。
まずは、180度に開いたところ。複数人でディスプレイを見る際に役立ちそう。
キーボードを回転させて裏にすることで、タブレットスタイルで使うこともできます。ちなみに背面にキーボードがあるので、やや落ち着かないです。慣れですね。もちろんこのスタイルの時にはキーボードは無効化されているので、誤タイプの心配はありません。
動画などを見る際に役立つ、ディスプレイだけを立てるモードです。キーボードは使えませんが、タブレットのように操作できるので、実用上の問題はないでしょう。
テントスタイルで使うこともできます。
設置できる面積が少ない場合はこのスタイルも便利です。画面が自動で回転するので、便利です。
フリップできることで、さまざまな用途で使えます。便利ですね。
Androidアプリに対応しているから!
ChromeOSといえば、Androidアプリに対応しています。Androidアプリを通して各種サービスにアクセスできるので、WindowsやMacと比べても遜色ない使い勝手を実現できています。下の画像は、Kindleアプリで見開きのコミックを読んでいるところ。
Apple Musicアプリで音楽を楽しむこともできます。
エンターテイメントカテゴリで困ることはないでしょう。
USB PD対応のUSB-Cディスプレイで、電源供給も映像出力も!
ASUS Chromebook Flip C434TAは外部画面出力にも対応しているため、より大画面で操作することもできます。
設定で、外部ディスプレイの位置調整もできます。これはWindowsやMacと同様ですね。
USB PDに対応したディスプレイであれば、電源供給と映像出力がケーブル1本で済むため、スマートな使い方ができるでしょう。
MacBook Airと比較してみる
ASUS Chromebook Flip C434TAは14インチサイズのノートPCですが、サイズ感はMacBook Airに近いです。比較してみましょう。
ディスプレイを閉じたときの厚みも近いです。
フットプリントも近い感じです。
キーボードのキーの大きさも近い感じです。
性能的にはだいぶ違いますが、フィーリングとしてはけっこう似てる感じのデバイスです。
まとめ
Chromebookもかなり成熟してきました。エンタメ中心であれば特に遜色ない気がします。オフィスワークやクリエイティブワークのメインマシンとして使うには、まだまだ限定的ではありますが、この先の進化でその市場も奪っていくのかもしれません。今後も引き続き追っていきます。