東京から日帰りで銚子へ
東京都内から、高速道路を使って車で約2時間半、電車だと乗り継ぎを重ねて約3時間ちょっと。チーバくんでいうと耳の先っぽにある、銚子市に行ってきました。
銚子というと、日本一の水揚げ量を誇る銚子漁港と、ぬれせんべいで有名になった銚子電鉄が有名です。漁港の見学とか、銚子電鉄の駅めぐりとか、その他の観光スポットとか、できることはたくさんあります。
ただ、今回はゴールデンウィークということもあって“早く行って早く帰る”を実践すべく「ショートトリップ」をテーマに約3時間で巡ってみました。
銚子漁協直営 万祝(まいわい)
まず最初にやってきたのは、銚子市漁業協同組合(銚子漁協)直営の「万祝(まいわい)」というお食事処。さまざまなメディアに取り上げられているため、ゴールデンウィーク中盤ということもあってか、午前11時半の段階ですでに50人ほどの行列!
訪問前に読んだ口コミでは、順番待ちの紙を記入するとあったのですが、この日はただ並んでいればよかったです。順番が近くなると、スタッフの方が人数を確認し、案内してくれます。お会計は呼ばれてから事前の購入です。この日は、並び始めてから席に座るまで1時間弱、待ちました。
注文したのは、まいわい丼(2,180円)。出し惜しみのない、刺身のてんこ盛り。これだけ載って2,000円ちょっとで提供できるのは、さすが漁協直営というところでしょうかね。
めちゃめちゃ美味かった。ごちそうさまでした!!!
お茶・お水・おしぼりはセルフサービス。食事後は、自分でトレーを下げましょう。カフェテリア方式です。
千葉県銚子市、銚子漁協直営のお食事処です。銚子漁港の獲れたての魚をぜひご堪能ください。
万祝 -Maiwai-
飯沼山 圓福寺 飯沼観音
万祝から徒歩で向かったのは、飯沼山 圓福寺。本堂の朱色も鮮やかだわ、大仏様の存在感もすごい。公式サイトを読むと、大仏様の膝には第2次世界大戦時に機銃掃射を受けた後が残っているのだとか……。
千葉県唯一の五重塔と大仏(阿弥陀如来座像)の2ショット。遠近感がおかしくなりそう。
指定日にはライトアップもしているそうです。
奈良時代より法灯が護持されてきた真言密教の古刹
飯沼山 圓福寺 ー 奈良時代より法灯が護持されてきた真言密教の古刹
ライバル?ヤマサ醤油 vs ヒゲタ醤油
ところで、本堂を上がっていくと目に入るのが、この写真にある、奉納された「ヤマサ醤油」の一斗缶。シャンパンタワーかな?って勢いで積まれてる。
反対側には「ヒゲタ醤油」の一斗缶が並んでいた。まるで、風神雷神か金剛力士かと言わんばかりに両脇に揃った醤油メーカー、ライバルとして負けられない戦いなのだろうか?
なんと、ベンチにも「ヤマサ醤油」と「ヒゲタ醤油」の広告が並ぶ。仲良く並んでいるのを見ると、ツンデレなのかしら、って思ってしまう。
実は先ほどランチした「万祝」のテーブルにも2つの醤油メーカーのボトルが並んでいた。そう、銚子は醤油の街。……というか、この2社に千葉県野田市のキッコーマン醤油を合わせて、千葉自体が醤油の国なのです。
しょうゆ情報センターの平成29年の資料によれば、都道府県別しょうゆ等出荷数量で、千葉県はシェア36.88%で堂々の1位(2位は兵庫県の15.87%)!
統計資料ダウンロード(しょうゆ情報センター)
獲れる魚の種類によって醤油の味が変わるように、日本一の水揚げ量を誇る銚子が醤油の街になったのも必然と言えます。
食べログ 千葉ベストスイーツの「今川焼 さのや」
見どころ満載の飯沼観音の裏手に回ると、緩やかな坂道があります。なにやら賑わっているようなのですが……
ここは「今川焼 さのや」。食べログの、千葉 ベストスイーツ トップ10に何度も選ばれている、スイーツの名店なのです。
その名物はころんと丸い「今川焼」。薄い皮の中にはぎっしりと詰まった餡子が!白餡と黒餡があり、各150円。大粒の餡がめちゃめちゃ美味しいのです。
ひっきりなしにお客さんがやってきては、食べ歩きだったり、イートインだったり、お土産にたくさん買って帰ったり、と大繁盛していました。
さのや 今川焼店 (観音/たい焼き・大判焼き)の店舗情報は食べログでチェック! 【禁煙】口コミや評価、写真など、ユーザーによるリアルな情報が満載です!地図や料理メニューなどの詳細情報も充実。
さのや 今川焼店 – 観音/たい焼き・大判焼き [食べログ]
銚子のおみやげ買うなら……「ウオッセ21」
日帰り旅行とはいえ、お土産は重要です。「ウォッセ21(Wosse21)」にやってきました。近くには銚子ポートタワーもあります。
鮮魚から、加工食品、お食事処まで揃う、コンパクトなモールです。この日は人でごった返していて、ゆっくり立ち止まって見ることもできないほど。
鮮魚は、マグロや金目鯛など都内のスーパーよりも断然安く買うことができました。
銚子に来たらウオッセ21&銚子ポートタワーへ…見る!買う!食べる!の銚子最大の観光拠点です
銚子観光は…ウオッセ21&銚子ポートタワー公式ホームページ
銚子の定番「犬吠埼灯台」
そして、銚子に行ったら欠かせない観光スポットが「犬吠埼灯台」です。
犬吠埼灯台の周辺には高い建造物がなく、見晴らしのいい公園になっていました。商業施設もあり、食事やお土産も販売しています。
この日は快晴で、風が気持ちよかったです。なお、灯台の上まで上るのには200円かかります。
犬吠埼灯台には無料駐車場があるのですが、満車になりやすいようで、周辺の道路は駐車場待ちの渋滞になっていました。
5分ほど歩きますが「君ケ浜自由広場 無料駐車場」には収容台数に余裕があったので、多少歩いてもいいという方にはオススメです。
犬吠埼灯台の建設は、工部省灯台寮がイギリスから招へいした灯台技師、リチャード・ヘンリー・ブラントンの設計、施工監督のもとに明治5年9月28日に着工し、明治7年11月15日に完成、点灯されました。
その工事費用は、当時のお金で44,835円63銭だったそうです。
犬吠埼灯台について
まとめ
というわけで、上記の行程でだいたい3時間くらいです(万祝の待ち時間含む……)。早めに帰ったので、夕方の渋滞にも(それほど)巻き込まれず、悠々と帰ることができました。
のんびりじっくり回るのもいいんですが、コンパクトにギュッとまとめて回るショートトリップもいいですよ。