カメラとレンズを湿気から守ろう
高温多湿な日本の梅雨、カメラと交換レンズにとっては最悪な環境です。ドライボックスや防湿庫を使って、カメラと交換レンズを湿気から守らなければならないのですが……。
容量21L!極小の防湿庫
防湿庫といえば、東洋リビング、トーリ・ハン、ハクバなどのおなじみのメーカー製が定番です。しかし、これらのメーカーの製品は、小さくても小型冷蔵庫のようなサイズ感のため、部屋のスペースを占有してしまうのが悩みどころ……。
特に、レンズの本数が少ない場合には、小さい防湿庫でも十分なのです。かくいう私もレンズを整理して1本しか使わなくなってしまったため、既存の防湿庫をリプレースしたいと探したのが……このRe:CLEANなのです。容量は防湿庫としては極小の容積21リットルです。
お値段は、なんと1万円以下なのです。
LINTECT Re:CLEAN 21L 防湿庫をレビュー
21Lサイズということで、ダンボールもコンパクト。一人でも楽々持ち上げられます。
内容物は、クッションシート、説明書、湿度計とアダプター一式、鍵が2本入っています。
電子レンジくらいのサイズ感です。
湿度計はアナログ式。デジタル式も数字が見やすくていいんですが、こうしたメーターだと状況が一目で分かりやすいですね。
付属のアタッチメントで、防湿庫の内側に取り付けます。
とりあえずデジタル一眼入れてみます。あとレンズ2、3本は入りますね。
除湿機の本体はこれです。ツマミで調整します。
電源はACアダプターを使います。
これまで使っていた、東洋リビングのオート・ドライ ED-80 CWB(写真右)と比較してみます。10年前に買ったときは、レンズも多かったんですが、今はRe:CLEANの21L(写真左)で事足りてしまいます。
奥行きを比較するとこんなにサイズ感が違います。
機能的な違いはあれど、サイズ感としては4分の1以下になることで、部屋にもスペースが生まれました。
まとめ
10年前に防湿庫を買った頃には、ミラーレスデジタル一眼カメラも珍しかったですし、スマホのカメラがここまで進化するとは考えられませんでした。
当時は「スナップはiPhoneで、撮るならデジタル一眼レフ」というスタイルでしたが、今は「ほぼiPhone、レビューの撮影にデジタル一眼を使う」というスタイルになり、撮影スタイルのダウンサイジングが進みました。あと10年、2030年ごろには新たなカメラの形態が生まれているかもしれません。
とりあえず、ジメジメした梅雨はまだこれから。この小さな防湿庫で、乗り切っていきます。
Re:CLEANシリーズは、今回紹介した21LのRC-21L以外に、30L、50L、55L、72L、80Lというサイズがあります。