LSJ EXPERIENCE -PC・デジタルフェア2018- レポート「日本HP」編
リンクシェアの主催するLSJ EXPERIENCE -PC・デジタルフェア2018-に行ってきまして、各企業ブースを回りながら、さまざまな新製品についてお話を伺ってきました。
その中でも、日本HPから発売される「HP ENVY Curved All-in-One 34-b170jp パフォーマンスモデル」に心を鷲掴みされてしまったので、レポートします。

プレミアムブランド「ENVY」シリーズ
PC各社の製品には、ターゲットユーザーに応じた製品ブランドがあります。個人向け、法人向け、ビジネス向け、ゲーミング向け、など特徴が出されています。その中でも日本HPが推すENVYは、ハイソサエティな大人向けのプレミアムブランドとして展開されています。

何がプレミアムなのか?それは単純に性能の高さだけでなく、ENVYブランド製品を使うことで得られる体験、考え抜かれた機能性と、シンプルな美しさを兼ね備えたデザインだと感じました。いや、本当にけっこうすごかったよ。
HP ENVY Curved All-in-One 34とは?
初めは、大きなディスプレイが展示してあるなと思って近づいたんですよ。
巨大な34インチカーブドディスプレイ
34インチのカーブドディスプレイ。包み込むように湾曲してます。そして、その幅の広さたるや、ブラウザを2つ並べても余裕で表示できるサイズ感です。

これはUWQHD(Ultra Wide Quad High Difinition)の3,440×1,440という解像度がもたらす恩恵です。通常の超ワイドディスプレイは縦の解像度が足りないことが多く、せっかく横に広くても、窮屈に感じてしまいます。しかし、UWQHDであれば、縦も長いため、多くの情報が入ります。
そして、この21:9という画角は映画に最適。会場ではYouTubeで映画の予告編を見せてもらいましたが、没入感のある映像体験ができます!ディスプレイのベゼルも細いので、前面はほぼ画面。没入感はさらに増します。
また、非光沢のIPS液晶なので、ギラギラしていないのもグッドポイントです。目も疲れませんしね。
プレミアム!
Bang & Olufsenのスピーカースタンド
会場でENVY Curved All-in-One 34を見かけたときは、超ワイドなディスプレイだと思って近づいたんですよ。そしたら、一体型のPCだと言うじゃないですか。そう、スタンド部分にPCの本体が収まっているんです。ひー、すごいスタイリッシュ。
しかも、このスタンドには4つのフロントスピーカーが内蔵されています。さらに、スタンド向かって右側に書いてある文字をよくよく見ると「BANG & OLUFSEN」とあります。高級オーディオメーカーです。(それも、カジュアルブランドのB&O PLAYの方じゃないですよ。)

さらにロゴの横にある円型の凸部は、オーディオダイヤルとして機能します。直感的に音量を操作できるわけです。

音響もプレミアム!
Qiワイヤレス充電機能内蔵
スタンド向かって左側にも、四角いアイコンが描かれています。これは何かと言うと……

Qi対応ワイヤレスチャージ機能を搭載しているのです。ちょうどiPhone XS Maxを持っていたので、置かせてもらうと、ちゃんと充電が始まりました(当たり前)。

さらに写真のiPhone右下でLEDが小さく光っているのが分かりますか?充電中はここがオレンジ色に光、充電が終わると白色に点灯するそうです。便利!
法人向けではありますが、hpには「EliteDisplay 23.8インチワイヤレスチャージングモニターS240uj」というQiワイヤレス充電可能なディスプレイがあります。これがさらに洗練された印象です。
スタンドもプレミアム!
隠せるWebカメラ
ENVY Curved All-in-One 34のディスプレイ上には、Webカメラが突起しています。ベゼルに内蔵しているわけではありません。ビデオ通話用のWebカメラとして使えるだけでなく、赤外線(IR)カメラも内蔵しているため、Windows Helloによる顔認証ログインにも使えます。

そして、このWebカメラ、指で軽く押すだけで静かにディスプレイ内に収納されます!取り出すときも軽く押すだけ。

ハッキングなどで、Webカメラによる盗撮もあったりしますし、来客時のプライバシーに配慮して隠すこともできるわけです。
Webカメラもプレミアム!
USB-Cもサポートした拡張ポート
スタンド右側面には各種ポートが並びます。イヤホンポート、SDカードスロット、USB-Cポート、USBポート、電源スイッチと並びます。

さらにスタンド背面を除くと、さらにUSBが4ポートと拡張性は抜群!さらにHDMIポートが2つ並んでいます。これはなんと入力にも出力にも対応するそうで、HDMIポートの横にあるスイッチで切り替え可能です。

34インチのカーブドディスプレイを外部ディスプレイとして使うことも、他のディスプレイを持ってきて、デスクトップを拡張することも可能。という至れり尽くせり状態。
拡張ポートもプレミアム!
木目調のディスプレイ背面
ふだんは見えないディスプレイ背面にも木目が入っている気合の入れよう。

見せることにもとことんこだわっています。
背面までプレミアム!
独立した電源系統
背面を見たときに、ACアダプタが大きくてガックリしたんです。
でも、よくよく考えると違いました、ACアダプタを使うことで、本体内にこもる熱を排除することができ、静粛性とスリムさを確保しているのです。スタンド部分にはスピーカーも内蔵されているので、ノイズも防げます。ACアダプタを採用するメリットを最大限に活かしていました。
電源系統だってプレミアム!
Amazon Alexaに対応予定(仮)
Webサイトによれば、Amazon Alexaにも対応する予定があるそうで、別途スマートスピーカーを用意する必要がありません。将来は、ホームエンターテインメントのメインハブ機として活躍してくれるのかも。
将来性もプレミアム!
一切の妥協のない高性能
そして、ここまで読んで「でも性能はイマイチなんでしょ?」と思ったあなたの想像をいい意味で裏切る高性能っぷり。クリエイター向けともゲーミング向けとも言われていませんが、性能に妥協はありません。下記のスペックを持っています。
- 高性能グラフィックスのNVIDIA® GeForce GTX 1050(4GB)
- 第8世代 インテル® Core™ i7-8700T プロセッサー(2.4 GHz~4.0 GHz)6コア
- メモリは大容量16GB(8GB×2)DDR4 2400
- 高速なM.2 SSD 512GBと大容量の2TB HDDでデュアルストレージ
これ一台あれば、映像編集にもゲームにも問題なし。
性能も文句なしのプレミアム!
まとめ
ENVYが似合うのは、書斎かリビングか。
画面サイズもWebカメラも、スピーカーもスマホ充電も、スタンドも背面も、機能も性能も全てにおいて贅の限りを尽くした最高級PCがこのENVY Curved All-in-One 34です。
オフィスに置くなら、ただのオフィスではなく、エグゼクティブルームでなければ似合いません。
家に置くのであれば、整然とした書斎や、シンプルに広いリビングでなければ、似合わないかもしれません。
これぞ、大人のPCです。
性能だけでは測れない、価値
会場で対応いただいた担当者によれば、製品自体の発表は6月ながら、ようやく11月に発売することができたと。日本のユーザーの高い要求水準に応えるために時間がかかったということでした。
その言葉に偽りはなく、一切の妥協のない完璧な、エグゼクティブな大人向けのPCに仕上がっていました。すごいです。
HP ENVY Curved All-in-One 34-b170jp パフォーマンスモデル
見た目や性能に関してはそれなりに肥えた目で見ている自分でも、これは欲しいというPCになっています。あとは値段が……
27インチモデルもあります
カーブドディスプレイではないものの、そのぶん価格を抑えた27インチモデルも存在します。
HP ENVY All-in-One 27-b273jp パフォーマンスモデル