iPhone XS Maxが重すぎる……2018年のiPhone新モデルであるiPhone XS Maxは、iPhone 8 Plus相当の大きさで6.5インチという大画面を持ちます。動画も写真もWebもゲームも、もう後戻りできないくらいの体験をもたらしてくれます。
しかし、そんなiPhone XS Maxにも弱点があります。それは……重すぎること。200gを超えてくると、もはや小型タブレットの領域です。片手で操作すると疲れてくるし、文字入力をするときには両手で持たないと、うっかり落としてしまいそうです。
XS Maxケースの最適解は“何もつけない”こと?
それでは、iPhone XS Maxケースは何を選べばいいのか。かっこいいとか機能的とかそういうのはどうでもよくて、ただひたすら薄くて軽くて、iPhoneを保護できるもの。なんだったら、iPhone XS Maxを全面的に保護してくれるステッカーでもいいのかもしれない。
そんな思惑を見透かしたように、Amazonには軽量・薄型をアピールするケースが数々並んでいます。できればiPhone XS Maxのゴールドカラーを活かせるものがいいな、と考えて、クリアタイプのケースを買ってみました。
memumi製の超薄型0.3mmスリムケース
クリアホワイトのケースということで、淡い感じのパッケージで届きました。パッケージの外枠はかなり頑丈なので、Amazonの封筒包装でも中身に影響が出ることはないでしょう。
薄さ0.3mmがアピールされています。XSのSがApple公式表記のようにしてあることに好感が持てますね。
中身はこの薄くてケースのみ。紙でできているのではないかと思えるほどの薄さと軽さ。
サイドのボタンのくり抜きも非常に綺麗です。高品質PPハードケースとの記載があるので、素材はポリプロピレンで間違いないようです。
どのくらい軽いのか、Spigenのケースと比較してみます。
わずか6.6gの軽過ぎるケース
memumi製の超薄型ケースは、なんと驚異の6.6g。10gを切るというレベルではありません。
iPhone XS Maxの発売以降2ヶ月ほど使ってきたSpigenのケースも重いとは思えないんですが、34.1gもあるとめちゃめちゃ重そうに感じてしまいます。
iPhone XS Maxに装着してみる
iPhone XS Maxに装着してみました。手触りはサラサラの良い感触です。
クリアホワイトということで、iPhone XS MaxのAppleロゴが透けます。
ケースの細部をチェック
本体右側のスリープスイッチは露出しています。
Lightningポート周りもややずれているように見えますが、Lightningのコネクタの差し込みに問題はありません。
本体左側の音量ボタン、マナースイッチも露出した状態です。
最低限、iPhone XS Maxを覆ったようなケースであることが分かります。
0.3mmの薄さがすごい
このケースの最大の特徴は、その薄さ。比較用として、Spigenのケースを付けた状態での厚さを測定します。こちらは10.3mmでした。
ケースを外した素のままのiPhone XS Maxの厚さを測定してみます。8.4mmでした。(ガラス保護フィルムの厚さも加わっています)
memumiのケースを付けた状態での厚さはなんと8.8mm!測定上は+4mmですが、誤差の範囲でしょう。ケースを付けてみてもiPhone XS Maxの厚さとほとんど変わりません。
液晶保護フィルムも含めたiPhone XS Max単体の重さは218.6g。
このケースを付けた状態での重さは225.2g。たった+6.6gしか増えません。
最低限の保護をしつつ、付けていることを意識させないくらいの薄さ・軽さ、控えめに言って最高です。
いいことばかりではない……
とはいえ、薄さと軽さを追求した結果として、懸念すべき点もあります。一つは、カメラのレンズ周りの処理です。しっかり覆っているので、何も問題はなさそうですが……
単純に出っ張っているため、テーブルやデスクなどの平らな面に置くと、ガタガタしてしまいます。これは極限まで薄さを追求したため仕方がないことと言えます。
二つ目の懸念点は画面側にあります。ケース自体が画面と同じ高さまでしかないため、真横から見ると、液晶保護ガラスフィルムが出っ張る形になっています。テーブルやデスク上で画面を伏せて置いた際に、画面が接地することになります。
そして三つ目の懸念点は、ケースそのものの耐久性です。非常に薄くできているため、落下やぶつけた時の衝撃は吸収できないでしょう。また、ケースを付け外しする際にも気をつけないと破損してしまうこともありそうです。
まとめ
とはいえ、非常に薄く軽いことのメリットは捨てがたく、すっかり気に入ってしまっているので、落とさないように気をつけて使っていきます。
薄く軽いケースの最高峰である本製品、興味のある人もない人も、この気持ち良さを味わってほしいと思うのです。価格的にも高くはないので、ここまで読んでいただけたのであれば、ぜひ購入いただきたいものです。