ファッション誌の付録にBluetoothヘッドホン? XLARGE Bluetooth ヘッドホン BOOKをレビュー!

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ムック本の付録ってすごいですよね

雑誌の付録もすごいですが、ムック本の付録もすごいですよね。書店で低反発マクラを売っているのを見たときは、ついにここまで来たかと感心しましたもの。

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ファッション誌の付録がBluetoothヘッドホン……?

Bluetoothヘッドホンが付属するファッション誌、が発売されるというニュースを見て、ついに付録につられて買う日が来たなと思いました。ファッションブランド「XLARGE® (エクストララージ)」のムック本です。


XLARGE® Bluetooth ヘッドホン BOOK (バラエティ)

XLARGE® Bluetooth ヘッドホン BOOKをレビュー

というわけで、11/19(月)発売と聞いていたのですが、なぜか11/15(木)に届きました。「XLARGE® Bluetooth ヘッドホン BOOK」です。BOOKと言いつつ、これ自体はビニール包装されたパッケージです。

XLARGE®は、ストリートウェアのブランドですね。買ったことはありませんが、このロゴは見たことがあります。製品に合わせてちゃんとヘッドホンしています。

このパッケージ自体はそこまで大きいものではなく、どちらかといえばコンパクト。1年を締めくくるヒット予測・ヒット商品を特集した日経トレンディと並べてみます。

iPhone XS Maxと並べると、このコンパクトさが分かってもらえるのではないかと。

パッケージの裏面には、XLARGE® Bluetooth ヘッドホンの特徴が図解されています。

製品仕様を見てみましょう。気になるのは稼働時間ですね。電池持続時間が約3〜4時間なので、1日ヘビーに聴くのは難しいようです。

充実のサポート

この製品のいいところは、サポートが充実していること。なんと、この製品用の対応事務局が設けられています。Bluetooth製品を、一般購買層の多い書店で売るなら、これくらいは必要だということでしょう。

XLARGE® Bluetooth ヘッドホンの詳細

製品の内容物としては、ヘッドホンBOOKが1冊、Bluetoothヘッドホン、USBケーブル、オーディオケーブルが入っています。

BOOK……まあ、BOOKだよな、店頭で配っていそうな、かなりペラペラな冊子です。

USBケーブルとオーディオケーブルは、手に持った感じでも、質がいいとは言えませんが、一般的なもの。

本命はこちら、Bluetoothヘッドホン。左右のユニットにはXLARGE®のロゴが入っています。

操作系はすべて右耳側のユニットに集中しています。

右耳側のユニットを見ていきましょう。奥からmicroSDカードスロット、miniUSBポート、ライン入力、……ん?!miniUSBポート?!

そう、付属のケーブルを見たところ、やはりminiUSBでした。いまどきの機器としてはかなり珍しいものを採用してきました。USB-Cとまでは言わないけど、せめてMicroUSBなのでは……

気を取り直して、その他の操作系を見ていきましょう。電源ON/OFFスイッチ、モード切り替えボタン(M)、曲送り・ボリューム増ボタン、再生/停止ボタン、曲戻し・ボリューム減ボタン、と並びます。

イヤーパッドはポリウレタンの合成皮革です。この価格帯の製品としては、悪くない質感です。

ヘッドバンドを伸ばしたりしてみましたが、かなりかたい。安っぽさを感じる部分です。そして、ヘッドバンドの内側に白のシールが貼ってあります。これは何かと言うと……

技適のシールでした。すぐ剥がれちゃうんじゃないかと思ったんですが、意外としっかり貼り付けてありました。

iPhoneとペアリングして聴いてみた

電源を入れるとすぐにペアリングモードになったので、「BT-800」と表示された機器とペアリングしてみました。
Apple Musicの曲を聴いてみましたが、Bluetoothヘッドホンの、しかもこの価格帯の製品としては意外なほどに空間が広がります。解像感も悪くなく、音の粒はやや粗いながらも、高音はクリアに、低音は迫力のある響きで、音楽を奏でてくれます。ただ、低音はややこもる感じはあったので、これは製品としての限界でしょう。
作りの安っぽさはあるものの、肝心の音楽再生能力は結構いいです。いや、この価格帯のBluetoothオーディオ製品としては十分すぎる合格点でしょう。

ラインケーブルで繋いで聴いてみた

Bluetoothのワイヤレスヘッドホンとしてだけではなく、付属のラインケーブルを使うことで、有線イヤホンとして使うことができます。iPhoneと変換ケーブルを介して繋いでみました。

Bluetoothで聴いたとき同様に、迫力のある音を鳴らしてくれますが、低音が篭るようになり、音の粒は精細さを失っています。正直なところ、Bluetoothで聴くほうが音がいいと感じてしまいました。

単体のミュージックプレイヤーとして聴いてみた

このBluetoothヘッドホンの面白いところは、microSDカードを挿すことで、単体のミュージックプレイヤーとして動作するところです。iPhoneやウォークマンは不要です。

手元に4GBの空きmicroSDHCカードがあったので、この中にオーディオファイルを入れて聴いてみました。ちなみにフォーマットはexFATです。

microSDカードを差し込むと、ほとんど目立たないように収納されます。少しだけ出っ張っているので、一回押せばカチッといって取り出せます。もう一回押せば、カチッと入ります。

使いやすいなと感じたのは、Bluetoothでペアリング中であっても、microSDカードを差し込むとミュージックモードになって、自動的に再生が始まるところ。カードを抜けば、またBluetoothモードに戻ります。このシームレスさはある意味、雑に使っても壊れない安心さがあります。
再生する曲順はコントロールできません(曲送り・曲戻しは可能)。どうやら音楽ファイルのファイル名を見て、数字→英字→日本語の順に再生しているようでした。
なお、音楽ファイルとして再生可能なのは、mp3とwavのみ。試しにAACファイル(.m4a形式)を保存してみましたが、スキップされました。
音はBluetooth接続時と似たような音質ですが、このモードが一番音質がいいと感じました。

まとめ

いいところ

この価格帯の製品としては、十分に音質がいいことに尽きます。
また、Bluetoothによる無線接続だけでなく、ラインケーブルを使った有線接続や、microSDカードを使ったミュージックプレイヤー機能など、機能面での充実も見逃せません。個人的には、microSDカードによる単体でのプレイヤー機能が気に入りました。

惜しいところ

前述の通り中身はいいものの、外観、品質は価格なみというところ。安っぽさは隠せないです。(ポジティブに捉えると、スカスカな感じで超軽くていい、とも言えます)

あとは、一工夫欲しかったのが操作系。同じ大きさのボタンが4つ並ぶので、手探りでボリュームとか再生/停止とか触らなければならず、割と操作ミスしやすいです。せめて再生/停止ボタンにポッチが付いてたりすると区別しやすかったんだけど。

結論

ともあれ、この価格帯で買えるBluetoothヘッドホンとしては十分にオススメできます。何より電話窓口の明記からもわかる通り、宝島社によるサポートが受けられるので、Amazonでよく分からないメーカーの製品を買うよりも、絶対的な安心感があります。

Bluetoothヘッドホンを1台も持っていない人が、最初の1台として買うならとてもオススメ。もしこれでBluetoothヘッドホンに目覚めたら(まだまだ上には上がいるので)上位製品の良さも楽しんでもらえたら幸いです。


XLARGE® Bluetooth ヘッドホン BOOK (バラエティ)

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この記事を書いた人

Webマーケティングを生業にする、どこかの企業のマネージャー。あなたが使っているWebサイトの裏側で出会っているかもしれません。
このサイトは趣味で作っているものなので、仕事内容とは関係がありません。春と秋に山手線一周歩くイベント(ほぼ観光)を主催しているので、気になる方はイベントページを見てみてください。

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