これまで数々のiPhoneケースをレビューしてきたんですが、僕がケースに求めるものは、iPhone自体の保護だけでなく「付加機能」にあります。今回レビューするケースは、効果的な機能をスマートに実装した好例と言えます。
dodocool 折りたたみ式キックスタンド付iPhoneケース
パッケージ開封
白いナヨっとした“いつもの袋”に入って届きました。
簡易なクラフトパッケージ。フォルダブル(折りたたみ式)キックスタンドというのがこのスタンドの名称のようです。
開封してみると、クリアケースに、折りたたみ式のキックスタンドが格納された状態になっています。
重さは48.6g。スタンドを内蔵したケースとしては軽い部類ではないでしょうか。
iPhoneに装着
iPhone 7 Plusに装着してみました。iPhone 7 Plusを取り囲むバンパー部分はTPU(熱可塑性ポリウレタン)、背面はPU(ポリカーボネート)と2種類のクリア素材で構成されています。
デュアルカメラ周りも問題なし。
ちょっと分かりにくいですがガラスフィルムには干渉してません。
右側面(写真上)、左側面(写真中)、底面(写真下)です。各ボタンとも問題なく動作しますが、スリープボタン、音量ボタンは、TPU素材が硬いためか、いまいち押し込み感が足りません。
キックスタンド機能のレビュー
さて、このケース最大の特徴であるキックスタンドを見ていきましょう。ちょっとつまんで持ち上げます。
先端を折り返して、山を作ります。
この折り返しにはマグネットが入っているので、ぴったり吸着します。
角度の調節はできないものの、この状態でばっちり安定します。
重量バランスがいいみたいで、この状態で片手でスクロールさせたり、フリックしても、安定しています。
横置きにしても問題ありません。
キックスタンド機能以外にも……
スタンドにせず、このループの中に手を入れることで、簡易的なストラップにもなります。
さらに、このベルト部分にはマグネットが仕込まれているので、マグネットスタンドに吸着させることも可能です。
ただし、横向きにしたり、垂直にしたりすると、ベルト部分が開いてしまうので、一瞬びくっとします。
まとめ
10日ほど使っているのですが、このケースの利点は、通常のクリアケースとほとんど変わらない厚さでスタンドを内蔵していること、さらにスタンド内蔵にも関わらず、平置きでも安定していること。
また、テーブル上にTwitterのタイムラインやInstagramを表示して、みんなでシェアするときにはかなり便利です。iPhone自体が縦向きのインターフェースのアプリばかりなので、縦置きのスタンドとは相性がいいんですね。この記事は、縦置きの状態でBluetoothキーボードを接続して、簡易的なデスクトップとして執筆しました。
そして、最大の利点は、安いこと。スタンド内蔵ケースってどうなんだろう……と悩んでいる人も気楽に試すことができます。