きっかけは、Cayin N3というハイレゾ対応のDAP(デジタル音楽プレイヤー)の購入だったんです。楽曲データの転送にUSBケーブルを使わないといけないし、そもそも充電もしないといけないし。古いiPodやiPod ClassicのときのようなDockがあれば、便利なのに。そう思ったとき、底面にUSB Type-C(以下、USB-C)を採用しているのだから、スマホ用のスタンド・ドックが使えるのでは?と。
物は試しと、下記の製品を購入してみました。値段も安めだし、いざとなればXperia XZで使えそうだし、いいかなと。
ダンボール製の簡易なパッケージです。左上のシールを張り替えれば、他のドック製品のパッケージとして使えるわけで、ごくごくシンプルです。
中身も、マニュアルとUSBの充電ケーブル、スタンド本体のシンプルな構成。
台座の底面にあるのはもちろん、USB-Cのコネクタ。
このUSB-Cコネクタが前後に動くことで、様々なデバイスに対応できるというわけです。
さらに、底面には、スペーサーが2枚入っているので、デバイスに応じて調整をすることができます。
また、本スタンドの背面には給電・シンク用のUSBコネクタが繋げるようになっていますが、ここはMicroUSBになっています。USB PowerDeliveryや画面出力(Alt mode)は使えませんのでご注意ください(価格的にそもそも対応しているはずがないのだけど)。
さて、懸案のCayin N3(左)やXperia XZ(右)を置いてみましたが、何の問題もなく充電が開始されました。Cayin N3はスタンド経由でMacに繋いでみましたが、USBマスストレージとしてマウントしつつ、充電もできています。なお、コネクタ周りがやや硬く、しっかり接続されています。このため、スタンドを持ちながらでないと取り外しが行えません。
さて、USB-Cといえば、今年話題のヒット商品・ニンテンドー スイッチも採用しています。しかも、USB-Cコネクタの位置は底面です。これは接続してみないといけません。ニンテンドースイッチは幅が広いので、USB-Cの位置を確認しながら差し込みます。問題なく、充電が開始されました!純正ドックと異なり、画面出力やUSB PDでの充電はできませんが、置きながらゲームをする分には問題なさそうです。
こちらは背面から見たところ。背面がしっかり接地しているので、倒れるようなことはありません。
価格の割に、かなり汎用性が高かった本製品。使いどころはまだまだありそうです。
様々なデバイスに採用され始めたUSB-C規格。電源周りや周辺機器接続にまだまだ混乱はありそうですが、本製品のようなシンプルな機能であれば、一つ持っておいても損はなさそうです。