冬のとある日、浅草ですき焼きを食べたいなと思って、いろいろとお店を探してみました。浅草で知名度の最も高いすき焼き屋といえば「今半本店」でしょう。とはいえメジャーどころは、何かの機会に行くかもと思って、他のお店に行ってみました。
ここは浅草のひさご通り。花やしきが近いですね。

今回行ったのは、ひさご通りにある「米久本店」。1886年(明治19年)創業だそうです。店頭の提灯が外国人ウケしそうな雰囲気を醸し出していますが、このときは外国人観光客ゼロでした。
なお、大人4人で事前に予約しようとしたんですが、予約は5人以上からとのこと。店員さん曰く、座席が多いので予約なしでもそんなに待ちませんよ、とのこと。予約なしで行ってみることに。土曜日の18時ごろでしたが、並ぶことなく入店。

店内は昭和感溢れるレトロな雰囲気。お店に入ると、太鼓が鳴り響き、店中に入店が知らされます。古いながらも手入れの行き届いた内装でした。小さな庭があって、鯉が泳いでいたりします。
米久本店
03-3841-6416
東京都台東区浅草2-17-10
https://tabelog.com/tokyo/A1311/A131102/13003667/
メニューは、メインの牛鍋(セットと上・トクなどの追加)とサイドメニュー(ご飯・お新香など)だけ。あとはドリンク。写真は上2人前+トク2人前。上は赤身、トクはサシの入ったお肉です。大人4人だとこれでは少し足りなくて、追加肉をオーダーしました。

牛鍋は、すき焼きのこと。家ですき焼きを食べるときはそこそこ広い鉄鍋なんですが、米久本店では直径20cmほどの小さく浅い鍋でした。大人4人でこの鍋らしいんですが、これでまかなえるというのが信じられない。(結果的に、テンポよく食べられたので、何の問題もありませんでした。家もこの大きさでいいのかも)

肉も美味しいんですが、ぜひライスも一緒に注文してください。割り下をすくうためのレンゲが付いてきます。牛の脂がとけた割り下をご飯にかけて食べると、これだけで何杯でもいけそう。
このときは、大人4人でビールも飲みつつ、一人6-7,000円くらい。こんなに美味しいお肉でお腹いっぱいになるならとってもリーズナブル。浅草ですき焼き食べるなら米久本店はオススメです。
はとバスの東京ツアーには、米久本店がルートに含まれたコースも用意されているようです。
ちなみに、米久本店の斜向かいにはフルーツパーラーゴトーがあります。米久本店はのんびり飲んで食べる感じではないので、早めに切り上げて、デザートはフルーツパフェを食べるというのもアリですね。