Inateck製のBluetoothスピーカー
今回レビューするInateck製のBluetoothスピーカーはそのお値ごろ感からは想像できないほど、豪華な内容でした。これ、ギフトでもいけるかも。※本製品はすでに販売されていません。
ビニールに包まれたパッケージ。ここまではよくあるパッケージなのですが……
中から出てきたのは真っ黒な化粧箱。見た目では分からない豪華さ!
Inateckのロゴは銀の箔押し。あれ、値段間違ってなかったっけ……?
中からはスピーカー本体。4000円台で買える製品のパッケージじゃないよ、これ……。
内容物一覧。これから一つ一つ見ていきますけど、実に豪華な内容です。
その前に、一つ。シールが入っていたので、なんだろうと読んでみれば「このスピーカーを最初に使うときは充電してね」と。これわざわざデザインしたのか、と感心してしまいます。
さて、お次はオーディオケーブル。まさかの金属製とナイロンケーブルです。この手のケーブルは持ち手の部分がプラスチック製が定番ですが、コストをかけてこのケーブルにしているようです。(なお、USBケーブルはプラスチック製でした)
また、結束バンドもよくあるねじねじではなく、これまたロゴがプリントされたナイロン製。もうこのケーブルセットだけで売り物になりそう。
お次は専用のケース。合皮のケースで、スピーカー本体がぴったり収まるように作られています。
しかもこのケース、メーカータグが別素材でエンボス加工されています。なんなんだ。
ようやくスピーカー本体のレビューになります。付属品だけでこんなに見ていけるとは思わなかった。
さて、MercuryBoxそのものも付属品に負けない勢いで豪華です。フルメタルなので、持った感じもずっしり。片手で持てるサイズですが、ヒンヤリした質感が持った感じの豪華さを演出します。
その重さは約268.7g。
天面には、(左から)電源ボタン、再生・停止ボタン、Bluetooth・受話ボタン、音量+ボタン、音量−ボタン。なお、音量ボタンは長押しすることで曲送り・曲戻しにそれぞれ対応しています。
右側面には、ゴムで覆われた端子類があります。商品ページでは、IPX5の耐水性を謳っているので、お風呂場で誤ってシャワーをかけたとしても影響はないことになります。
IPX5は「あらゆる方向からの噴流水による有害な影響がない(防噴流形)」ことを意味する。(中略)IPX5の場合は、直径6.3mmの注水ノズルを用いて、約3mの距離から約12.5リットル/分の水を3分以上注水する条件で試験を行う。
IPX5 | 用語集 | KDDI株式会社
端子はこの通り。携帯やスマホなどの防水キャップは折り曲げ部が細いので、よく切れてしまいますが、これは面全体を曲げているので耐久性の面も問題なさそうです。
反対の側面はストラップホールが空いています。
iPhoneとMacでしばらく使ってみました。
使ってみた感想
いいところ
パッケージ、付属品、製品外観、高価格帯の製品と比較しても見劣りしない抜群の出来。肝心の音質は、高音域や低音域に目立った特徴はないものの、中音域のきめ細やかさがあり、バランスの良い音を出してくれる(薄っぺらい感じは無い)。音作りは同社のBluetoothイヤホンにも通じるものがある。
惜しいところ
細かいことを言うと、曲送り・曲戻しのボタンの位置は逆がよかった。ボタンが「+」「−」と並んでいるので「>>」「<<」としたのだろうけど、感覚的には「<<」「>>」という並びの方がしっくり来る。まあ、でもこれくらい。
まとめ
予想以上に良い製品だったので、驚いた。この値段では安すぎると思うくらい、コストバリューの高い製品です。