iPhoneはQuick Chargeに対応しない……
Quick Charge規格が着々とバージョンを上げているのを見ると、iPhoneユーザーとしては早く対応してくれないかなと思ってしまうわけです。ダメとわかっていても、挑戦してみます。
※本レビューにあたって、Aukey様よりPA-T15のサンプルをご提供いただきました。
Aucky PA-T15をレビュー
こちらパッケージ。
内容物一覧。PA-T15本体以外に、microUSBケーブル、電源ケーブル、ケーブルクリップ、説明書・保証書です。
PA-T15自体は、非常にコンパクト。片手にのります。
その重量は約150g。スマホ一台分というところ。かなり軽量です。
こちらの製品はロゴを上にして使うことを考慮しているようで、外装は2種類の素材が使われています。底面はマットな仕上げ。
表面は、少し光沢のある仕上げ。
USBポートは5つ。Quick Charge 3.0に対応したポートはオレンジ色をしています。
さっそく5台の機器を繋いでみます。
NuAns NEO(USB-C)、iPhone SE(Lightning)、iPad mini 4(Lightning)、Kindle Paperwhite(microUSB)、Xperia Z3(microUSB)と、なかなか壮観です。もちろんすべて充電中になってます。
ここでQuick Charge対応ポート(画面一番下)が出力機器によって、どのように挙動を変えるか見てみましょう。上4つのポートはAiPower対応です。
まずは、Quick Charge 2.0に対応したXperia Z3。8.93V/1.47Aと電圧高めの数値を示し、Quick Chargeが機能していることが分かります。
次にQuick Charge非対応のiPhone SEに挿し直してみます。こちらは5V/1Aと一般的なACアダプタの数値に変化しました。
iPad mini 4も5V/1AでiPhoneとほぼ同様の数値を示しました。
今度は、QuickChargeではないポートに、Xperia Z3を挿してみます。電圧が下がり、5V/1.5Aとなりました。
iPhone SEは1.2Aに上昇。
iPad mini 4は2Aまで上昇。
以上の結果から、iPhone/iPadをQuickCharge対応ポートに挿すと一般的なUSB-ACアダプタ並の出力、それ以外のポートに挿すと、AiPowerが機能して端末に最適な電流が流れていることが明らかになりました。
使ってみた感想
いいところ
なんといってもコンパクトな本体!スクエアでシンプルな見た目も好印象です。価格も手ごろ。
惜しいところ
重量軽めなので、底面に滑り止めのゴムがあるといいかなと。
まとめ
これから普及が期待されるQuick Charge 3.0をいち早く搭載しているのは安心。(iPhone/iPadはAiPowerに対応したポートに挿しましょう)