自撮り棒もいいんですけどね、意外と取り回しが面倒くさいので、今回のようなセルカレンズが手軽なんですよね。
※本レビューにあたりAukey様より製品サンプルをご提供いただきました。
使い始める前に
開封と内容物チェック
ビニールに包まれたパッケージ。

パーツごとに区切って収められています。なかなか珍しいパターン。こういう配慮は嬉しいところです。

内容物は、巾着袋、不織布、クリップパーツが2つ、ワイド&マクロレンズ、魚眼レンズ。

iPhoneへ取り付け
レンズは、クリップパーツに取り付けてから使います。

レンズ横には、スペックが記載されているので間違うことはないでしょう。

スマホをクリップで挟み込むように取り付けます。これはiPhone 6sに魚眼レンズを取り付けたところ。

この手のセルカレンズの弱点は、「ケースを付けていると取り付けられない」ことにありますが、Aukeyの3in1はクリップ式を採用しているので、多少の厚みのあるケースでも使用可能。今回はApple純正シリコーンケースに取り付けてみました。これは魚眼レンズの場合。

こちらはワイド&マクロレンズの場合。

実写レビュー
今回のレビューは、すべてiPhone 6sの標準カメラアプリで撮影しています。リサイズはしていますが、トリミングや色味などの調整は行っていません。
魚眼レンズ
秋晴れで青空が綺麗な日に公園で撮影を行ってみました。まずは何も付けずに池を撮影。

同じ場所で、魚眼レンズを付けて撮影。先ほどの写真には写り込んでいなかった人や、地面が見えています。さすがの魚眼レンズ。とはいえ、ケース越しに取り付けてしまったためか、右上に影が映り込んでしまいました……。ケースを付けていると位置合わせが若干シビアかも。

ワイドレンズ
まずは標準カメラで。

次はワイドレンズを取り付けた状態で。画角がぐっと広がったものの、左右の景色が若干ボケてしまっています。

同じ風景を魚眼レンズで撮った場合。さらに画角が広がるものの、歪曲しますね。

マクロレンズ
まずは普通に撮ってみますが、標準の状態ではなかなか寄れません。

マクロレンズを取り付けてみたところ。先ほどまでボケていた花芯がくっきりと映っています。

上の写真をPhotoshopでトリミング(拡大)してみたところ。細かいところまで綺麗に写り込んでいることが分かります。

使ってみた感想
いいところ
マクロレンズが予想以上にいい写りをしてくれる。また、ワイドレンズ、魚眼レンズもiPhoneの標準状態では得られない、アプリでも実現できない画角を作り出してくれるのはやはり撮っていて楽しい。
悪いところ
実写レビューを見てもらえれば分かる通り、周縁部の画質はかなり甘くなってしまいます。セルカレンズとして使う場合には、端っこにいる人たちがまともに映らないことが懸念されるので、大人数で撮るときには中央にぎゅっと集まりましょう。
まとめ
レンズ交換式カメラでは、交換レンズって結構高いもの。特に広角レンズやマクロレンズ、魚眼レンズは3万円以上するのが定番。それがコンバージョンレンズならわずか1000円台で手に入るのは、お得なところ。写真の楽しさを広げてくれるツールとして、一つは持っておきたい。